第98回 全国高校野球選手権大会、始まる。

駒大とまこもまもいも、○○王子もいないが、そんなことはどうでもいい。

それは高校野球が大好きだから。

まあ、しかし彼らの「明日のなさ」とかそういう切羽詰まった感が尋常じゃない。この辺はプロ野球にはない面白さ。

「ヤバいッス！俺達、今日負けたら終わりッス！土持って地元帰るッス！地元の人は一応、よく頑張った！とか言ってくれるけど、腹の底じゃ負けてんじゃねーよボケ、とか思ってるに違いないッス！しかも負けた原因が俺のエラーとかありえないッス！そんなの立ち直れないッス！社会に出てからも会社帰りのバーで酔っぱらう度にその話をしてウザがられるに決まってるッス！」

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こんな心理状態。

しかも坊主頭にニキビ面のティーンネイジャー。切羽詰まれば詰まるほど、プロ野球ではありえない暴投、エラーでゲームは予想もつかない方向に展開する。そんな球児達をスローモーションで見せられたら、そこで自然に涙が出る。

よって、

高校球児は眉毛整えるの禁止。

お前らは色気づかず野球ばっかりやれ。グローブ、スパイクを磨け。

バットを振れ。

そして４年に一人くらい「超高校級」が出ろ。

それがドラマだ。