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もるぴーの今期覇権予想 -2021年秋アニメ編- その2

こんばんは、もるぴーです。今回は、前回の記事に引き続き2021年秋アニメのレビューと覇権予想をしていきたいと思います。

前回ではSELECTION PROJECTを筆頭にtakt op.Destiny白い砂のアクアトープが覇権候補という判定結果になりましたが、今回はまた違った結果になりました。皆さんどの作品が覇権候補になったのか予想しながら本記事を読んで頂ければと思います。


今回も前回と同様に各作品のランク、判定理由を以降で述べさせて頂きます。B+クラス以上は時間を削ってでも一見の価値があるので、まだ新作が十分に追えていない方は是非本記事を参考にして頂ければ幸いです。

それではレビューに移ります。

ランクA:覇権候補、視聴継続。
ランクB+:展開によっては覇権候補、視聴継続。
ランクB:良作、視聴継続。
ランクC:並、可能であれば視聴継続。
ランクD:視聴停止。


王様ランキング

ランクB
王道アニメ。一般の方にもオススメ。

耳が聞こえず、言葉が話せない王子が世界で一番強い王様を目指す話。

この作品ではタイトルの通り各国の王が国の大きさ、民の数、王自身の強さでランキング付けされているというユニークな設定がある。例えば、主人公の父親であるボッス王国の王、ボッスはその豪傑さから幾多の敵を一人で退け、王様ランキング7位にまで上り詰めた猛者である。

そんなボッスの息子であるボッジは国王とは正反対で多くの国民からバカにされており、この状況がまた見ていて苦しい。そんなボッジが今後どのようにしてランキング上位に上がっていくのかが本作品の見所の一つではないだろうか。

アニメーション制作についてはVivy、進撃の巨人を手掛けたウィットスタジオが担当しているので作画の心配は皆無。ストーリー良し、作画良しということで視聴継続

ランクについてはストーリーが王道故に、爆発力が不足していたためランクB。但し、安定感は凄まじいので間違いなく良作になると予想。また、癖が強くないため、あまりアニメに馴染みがない人にもオススメの作品。



吸血鬼すぐ死ぬ

ランクC+
ご飯のお共。

バンパイアハンターと超絶ザコ吸血鬼がワチャワチャする話。上記リンク等であらすじを読めば分かるが超絶純粋なギャグアニメ。

ギャグのテンポも良く、ハンターと吸血鬼との間で繰り広げられるやり取りにはクスっとくるものがある。完全なギャグアニメなため、小難しい設定や複雑な人間関係は皆無で、良い意味で頭空っぽにして視聴できる。晩御飯のお共としては最適。

一方、ギャグに特化しているためストーリー内容は薄く、作風的に今後もギャグに特化していくものと思われる。そのため、今期中に追い続ける必要性は低く、可能であれば視聴を継続していくこととした。



逆転世界ノ電池少女

ランクB+
アラサーアラフォーオタクは必見。

「令和」が訪れなかった世界で人型兵器に駆り、異世界人と闘う歌舞伎町No.1ホストとオタク少女の話。この作品、全てがあまりにも斬新。

特徴的な点を挙げればキリがないのだが、特に興味を引いたのは「メカの性能が少女のやる気で決まり、パイロットであるホストが持ち前のスキルで少女をその気にさせてメカの性能を引き出す。」という設定。こんな設定が用意されたアニメは自分の知る限りでは皆目検討がつかず、あまりの斬新さに驚嘆した。

次に興味を引いたのは過去のロボット系アニメのオマージュが非常に多いこと。オマージュされているアニメは「攻殻機動隊」、「ヤッターマン」、「天元突破グレンラガン」等のアラサーアラフォーオタクなら誰でも知っている作品ばかり。平成初期に生まれた自分にとっては映像中のオマージュを探すだけでも非常に楽しく、まだまだ隠されたオマージュがあるのでは思うとそれだけで胸が高なる。

その他にヒロインの性格とデザインがいい塩梅で古く、異様に萌え心をくすぐってきたり、ホストの主人公は暗い過去を持っていそうだったりとまだまだ見所は沢山ある。

古き良きロボットアニメを集約し、現代版にアレンジしたような作品であり、アラサーの自分にはドストライクだった。即決で視聴継続

ストーリーが濃く、作画は高クオリティで戦闘シーンも熱いため、私的にはランクAにしたいが、アラサーアラフォーを狙い撃ちにしているコンセプト上、SNSでの発言力が強い20代前半にはあまり人気が出ない可能性が高い。そのためランクB+とした。


サクガン

ランクA
溢れ出る覇権の風格。

岩盤に隔てられたコロニーに住む少女がラビリンスと呼ばれる壁外にロマンを追い求めるSF話。ストーリー、キャラ、作画全てにおいて高クオリティ。

隔離された空間から外の世界に何かを追い求める点では進撃の巨人やメイドインアビスを彷彿とさせる。1話の時点で本作品の世界観やキャラ関係が把握できる程にはストーリーがよく纏まっており、すぐにサクガンの世界観に没入できる点が非常に高ポイント。

世界観の独特さもさることながらキャラもデザイン含めて個性に溢れ魅力的。特に親子であるメメンプーとガガンプーの関係性が大変感慨深く、1話中盤の父親の独白で早くも涙腺が緩んでしまった。

内容は控えるが1話からかなりの急展開を見せる。この展開を1話で上手く組み込み、視聴者をグッと引き込む時点で覇権の風格を感じる。当然、視聴継続で、ランクは勿論A。この調子で話が進めば間違いなく覇権ではないだろうか。


世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

ランクC
他のなろう系との差別化が難しい。

世界最高の暗殺者が知識・技術をそのままにファンタジー世界に転生し、勇者の暗殺を目指す話。

1話は転生前の話がメインで、この回で主人公である暗殺者の生い立ちを知ることができる。この点は後から主人公の強さが明かされることが多いなろう系では珍しいのではないだろうか。なろう系独特の主人公の謎の強さにどこか納得できない自分としてはこのような導入は大変助かった。また、ヒロインはいずれも可愛さとクールさを併せ持っており魅力的。

ストーリーが丁寧でキャラも魅力的、且つ戦闘シーンも気合が入っているので視聴継続も視野だが、私的には従来のなろう系と差別化が難しく、他のB+ランク作品の優先すべきと判断したため、可能な限り視聴継続ランクCと判断した。


大正オトメ御伽話

ランクB+
純愛系。死神坊ちゃんが好きな方は必見。

事故で心と身体に傷を負った御曹司と元女学生の純愛物語。

主人公は事故で負った腕の傷により家族から見放され隠居、ヒロインは家族の借金の形として主人公に嫁ぐという作品内容になっており、ここだけ聞くとかなり内容が重い。しかし、ヒロインのポジティブさと献身的な姿勢とそれに感化され、過去のしがらみから少しずつ解放されていく主人公の様子が大変微笑ましく、ストーリーの重さを忘れさせてくれる。

本作品は、触れたものが朽ちる呪いをかけられた御曹司と使用人の物語を描いた「死神坊ちゃんと黒メイド」と似た作風で、上記作品が好きな自分としては即決で視聴継続

本作品は万人から覇権と認められることが少ない日常系の一面を持つが、ヒロインの高い献身性に多くの人々に感化されることを期待してランクはB+とした。


ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド

ランクC
戦闘シーンが惜しい。

世界に突如蔓延したランドルフ症候群の解決のため、危険な地下世界を探索する話。サクガン以上にメイドインアビスに近い作風のアニメ。

冒頭でランドルフ症候群で異形と化した人間と地下世界を探る部隊との戦闘が描かれており、導入部分で悲壮な世界観を感じられる。地獄の地下世界で生きる人々の掟、思想のシリアスさが本作品の魅力の一つであろう。

一方、異形化した人間と探索部隊との戦闘シーンに些かチープさが拭えない。武器のCGモデリングに問題はないが、1話後半で出てくる敵に関しては話が別。モデリングのせいか敵の迫力が薄くなっており、緊張感があまり感じられない。

敵モデリングのチープさは今回限りかもしれないが、他の作品を優先すべきと判断したので可能な限り視聴ランクはCとした。3話まで視聴を続け、敵モデリングの改善が見られない場合は視聴停止としたい。


ヴィジュアルプリズン

ランクD
俺にはまだ早かったその2。

より強大な力を手に入れるため、歌を武器に闘いの宴に身を投じるヴァンパイア達の話。

前情報無しに本作品を視聴したが、冒頭まではアルゴビナス的なストーリーなのかと思っていた。しかし突然原宿の路上に大型トラックが停車し、ステージが展開。トラック内から現れた天使風ヴァンパイアの二人がライブを開始したが、ライブ途中で突然二人が飛翔。ライブ後にライバルと思われるヴァンパイアグループと空中対談を開始したが、対談後ライバルメンバーの1人がもう1人のメンバーの血を吸い始め、喘ぎ始めた。ここでアラサーの思考は停止した。世の中は広いんだなーと感じた。視聴停止


180秒で君の耳を幸せにできるか?

判別不可
ASMRに目覚めたら見ます。

美少女がASMRを録るアニメ。ストーリーについては本当にASMRを録るだけなので特に語ることはない。あと、録音してる女性キャラがエロい。

公式からもあるがASMRを最大限楽しめる環境で本作品を楽しむことを推奨。自分はそのような環境を持っておらず、作品の評価が難しいため判定は不可とし、視聴停止と判断した。ASMRに目覚めたらまた視聴したい。


ビルディバイド -#000000-

ランクB
爽快なカードバトルが魅力。

ARインフラが完備された東京を統べる「王」の打倒を目指す少女と少年の話。

パッと見では分からなかったがこのアニメはカードバトルがメイン。カードバトルのテンポが良く、ルールを完全に把握していなくてもバトルを見ているだけで楽しめる。また、キャラデザインがスマートな上、主人公を中心に謎が散りばめられており伏線要素もある。

ただのカードバトルかと思いきやキャラデザイン、内容共にクオリティが高いため視聴継続。ランクについては、全体的なクオリティは高いが、伏線内容が大きく驚くものではなさそうなこと、覇権を掴む程までの作画ではないことを考慮してランクBとした。


プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜

ランクB
バンドリの再現なるか。

地元のアイスホッケーチームに入り、世界を目指す少女達の話。

イラストからはバンドリのアイスホッケー版という印象を受けるが、視聴後の印象も同様。複雑な世界観や人間関係が無さそうなため、気楽に可愛い女の子キャラを愛でられる作品である。

1話の時点ではこれといって特筆すべき点は無いが、ここもバンドリと同様。バンドリが回を追うごとに登場人物達の衝突を通して面白くなっていったことを考えると、本作品を1話の時点で切るのは早計と思われる。よって、視聴継続。ストーリー内容の面白さはまだ未知数だが、全体的なクオリティは高いため、ランクはBとした。


メガトン級ムサシ

ランクB+
重厚なストーリーと戦闘シーンに注目。

何処にでもありそうな町に住む好戦的な高校生が宇宙人との戦いに巻き込まれていく話。

ビジュアルを見るとポップな作風のロボットアニメかと思ったが、実際は少々重めの内容。作中に登場するメカのフォルムはスーパーロボットに近いもので良く動くため戦闘シーンに迫力があり、パイロットが機体に乗り込むシーンもかなりアツイ。また、演技・演出が良いのか管制塔内でのやり取りも緊迫感があり、思わず見入ってしまう。

内容が深く、戦闘シーンも大変迫力があるので視聴継続。今後の展開にも期待できるストーリー内容となっている点を考慮して、ランクはB+とした。



今期の覇権はズバリ...

ズバリサクガンではないでしょうか。前回ではSELECTION PROJECTが覇権筆頭と予想しましたが、ここに来てとんでもない作品を見つけたなと思っています。1話でここまで引き付けるアニメにはVivy以来です。

SELECTION PROJECTはオタクをメインターゲットにした作品としてはトップですが、サクガンは層が厚い比較的ライトなアニメ好きの方も楽しめる作品となっており、この点を考慮してサクガンを覇権筆頭とさせて頂きました。

またランクB+にはtakt op.Destiny白い砂のアクアトープ以外に今回、逆転世界ノ電池少女大正オトメ御伽話、メガトン級ムサシが挙がりましたが、いずれの作品も決して覇権候補から外れる訳ではありません。しかし、現時点での作品の完成度やメインターゲット層からして、これらの作品がサクガン、SELECTION PROJECTを差し置いて覇権を取る可能性は低いのではないかと予想しています。


終わりに

2021年秋アニメの私的覇権予想その2はいかがでしたでしょうか。私としては今回、サクガン逆転世界ノ電池少女大正オトメ御伽話といった作品を見つけられたことが大きな収穫でした。前回時点でもう面白いアニメは大体見つけたかなと思っていましたが、全然そんなことなかったです。これだからアニメ視聴は止められない。

とりあえず今期新作を掘るのはここで終了して、お気に入りの作品をゆっくり追っていければなと考えています。ここまでレビューした作品の合計数は25本で、72本全制覇とはなりませんでしたが、SNS等で取りこぼした良作アニメの情報は拾っていこうと思います。皆さんこれは!という作品があればコメントの方で教えてくれると嬉しいです。

それでは以上です。引き続きアニメ関連を中心に投稿を続けていきますのでまた宜しくお願い致します。

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