【ユンゲ・フライハイト紙】「民主主義のための立ちあがること」: ベルリンの赤-赤-緑政権がヒンデンブルクを名誉市民のリストから削除した

2020年1月31日
ベルリン発: ベルリン議会が、緑の党、社会民主党、左翼党の多数で、かつての帝国大統領であるパウル・フォン・ヒンデンブルクから名誉市民の称号を剥奪する議決をした。この三つの会派は提議を行ない、木曜日の本会議によってそれを決定したのだ。「私たちの生きている時代は、再び民主主義のために立ちあがることを必要としている」、dpa通信によれば、左翼党のRegina Kittlerはこのように語った。「このことには、犯罪者に対する徹底した有罪判決も含まれています。そして、ヒンデンブルクは犯罪者でした」。

ヒンデンブルクは、1933年1月30日にアドルフ・ヒトラーを帝国首相に任命することによって、ドイツにおける民主主義を破壊し、独裁に向かう道を舗装するのに寄与したのである、こうKittlerは評価している。左翼党はすでに2015年3月に、社会民主党とキリスト教民主同盟に対して、このような計画をして失敗していた。

キリスト教民主同盟「非歴史的なものの見方」
キリスト教民主同盟のRobbin Juhnkeは、これを「非歴史的なものの見方」と呼んでいる。ヒンデンブルクは、二度までも自由投票によって帝国大統領に選出されており、しかもそこには社会民主党の投票も含まれているのである。彼は確かに歴史的に論争的な人物ではあるが、けれども彼から名誉市民号を剥奪することは、間違っているのである。

自由民主党もまた、この決定に対して抵抗していた。ツイッターを通じてその党は、ヒンデンブルクはヴァイマル共和国を安定させていたのであり、「それはまた議会的で、民主的に選挙されるシステムであった」と記していた。ベルリンの会派は、あとになってその投稿を削除して、ヒンデンブルクの歴史的役割について「それとは違う考えであること」を表明している。そのツイートが彼にはふさわしくなかったということなのだろう。

https://jungefreiheit.de/kultur/gesellschaft/2020/berlin-rot-rot-gruen-streicht-hindenburg-von-ehrenbuergerliste/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?