なーちゃん

5秒/1日

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最近の記事

迷子

今日もまた断念。2時間前に外出するのをやめたのだった。今頃、雨上がりの晴れた夕空の下を闊歩していたかもしれないのに。それはどれだけ気持ちよかったことだろう。どれだけわたしを高揚させたことだろう。一人で街へ出られたという成功体験。それの蓄積が今のわたしには一番の薬になるかもしれないのに。いざ出かけようと支度を始めたら、頭痛がしたんだから仕方ないわよ。わたしのなかにはもう一人のわたしがいる、気がする。慰めたり、叱咤したり、責め立てたり、急かしたり、愛情を注いでくれたり。その、もう

    • やたらと風が強すぎる

      学校が始まる。仕事が始まる。わたしにとってはそれは苦痛以外のなにものでもなかった。学校や仕事が楽しかったら、病気をしている今でも向かえていただろうなと思う。わたしは普段よりものすごーく頑張って力まないと学校や仕事に向かえなかった。本来楽しいものでもいいんだよね、楽しくなきゃ続かないよね。そんなことをふと思った。家でごろごろしているほうが好きだとか、そういうわけでもないんだよ。サボりたいとか遊んで暮らしたいとか、そういうわけでもないんだよ。楽しく働ける場所があったら喜び勇んで参

      • お代は頂戴しております

        ここに書き残しておきたいほどの感動的な出来事が昨日あった。人生で三度くらいあるかないかの、◯◯様からでございます、の声を皮切りに、運ばれてくるわたしの好物たち。お店特製のプレートには、おめでとう!の文字。サプライズでお誕生日を祝ってもらったのだ。本当に、サプライズだった。全く予期せぬ出来事だった。誰かに、そんな素敵な画策をこっそりしてもらえるということが、なによりなによりうれしかったし、ありがたくて、幸せだった。なんだこの温かい最上の気持ちは。人が人からしてもらうやさしいこと

        • 思い切って話してみたら意外と大したことじゃなかったってことよくあるある

          悩んだ時は一人で抱え込んでたらだめだね。誰かに話す、できればその悩みの専門家に相談するのがいい。こんなちっぽけなことで、とか、お金もかかっちゃうから、とか、考えてしまうけど、まず、悩んで禿げそうになってる時点でちっぽけな悩みじゃないし、平穏な日々が戻ってくるのなら、お金ってこういう時にこそつかうものなんじゃない?友だちも親身に話は聞いてくれるけど、解決してくれることは実は稀で、決断は自らに委ねられる。やっぱり専門家なのよ。こういう時のためにいるのよ、専門家って。身体やメンタル

          今年もアロエの花が咲きます

          今年は日記を書こう!と立派な日記帳を買ったのだけど、やっぱり毎日続かない。それならnoteに綴ってみよう!って調子良く書いていたけど、やっぱり毎日は続かない。そんなもの。それがわたし。そもそも毎日続くことを期待している時点が間違っている。途切れとぎれでもいいのだ。忘れた頃に書くんでもいいのだ。今残したい、というほどでもない、なんてことないなにかを綴ればいいのだ。そんなわけでお久しぶり。日々色々なことがあるけれど、元気で、いや、さほど元気じゃなくても、とりあえず生きてればオッケ

          今年もアロエの花が咲きます

          雨の日は動きがスローになるから

          人って、なんらかを敵にしたがるのかなあ。聞こえてきてしまった会話。小学生のお子さんをお持ちのママさんグループらしき方々。どうも先生のことを敵対視しているぽい。文句を言ってみたり、もっとこうしたらいいのに、ねえ?って同調して頷き合ったり。そりゃあ大事なお子さんを預けているわけだし、先生との出会いって、今後の人生にも大きな影響を与えたりするから、真剣になるのはわかる。わたし自身も担任になる先生によって振り回された小学生時代を送った。でもね、それも含めて人生ではあるまいか。良い人ば

          雨の日は動きがスローになるから

          ヤバそうだと直感したのなら当たらず触らず

          1月にまた一つ歳をとったわけだけれど、それからなのかたまたまなのか、身体がガタつき始めている。腰が痛い、膝が固まる、肩が凝る、目が霞む。これは非常にまずい。この歳になると、積極的に身体を動かしていかないと、それも毎日、根気よく、動かしていないと、どんどん動けなくなるってやつだ。運動が苦手で、叶うことなら家でゴロゴロしていたい派です。すみません。唯一できそうなこと、それは散歩。せめてウォーキングと言いたいところだけれど、わたしのそれは完全に散歩。それでもなにもしないよりはずっと

          ヤバそうだと直感したのなら当たらず触らず

          先々のことも心配だけどとりあえず今だよね

          気温の乱高下する2月になっています。異例の25℃間近になったと思ったら、また真冬並みの5℃。みなさん体調崩したりしていないですか。まだまだ保ちそうだった部屋のシクラメンが、一気に花開いてしまってぼさぼさしています。お正月明けにセール品になったものを購入したのですが、寒ければまだまだ楽しめそうだったのに、これは早く終わってしまいそう。来週は雪予報もちらちら。なんなんですか、2月。どうしたいんですか、2月。わたしのなかでは2月はまだ真冬ですよ。3月に入って、ようやく朝の冷え込みも

          先々のことも心配だけどとりあえず今だよね

          夜中に目が覚めてロックが聴きたくなったなら

          当たり前だけど、みんなそれぞれの信念を持って生きてるんだよねえ。そこには、これまでの糧や生活様式や傷や輝きなんかが含まれている気がする。外に出ると、本当に色んな人がいるなあと気づかされる。以前のわたしはそこが苦手で、そのことにいちいち振り回されて疲れていたけれど、最近は、ふうん、とか、ほほお、とか、受け流すじゃないけど、いい意味で客観視できるようになって、外にいても疲れなくなってきた。色んな人を別にすべて受け容れなくてもいいんだと気づいたことも大きい。それわたしには理解不能、

          夜中に目が覚めてロックが聴きたくなったなら

          バレンタインなのかあって思い出したのは前日だったよね

          わたしの楽しい!をすべての人が良かったねと見てくれるわけではないのよね、ということに気がついた日。楽しい日が続いていたこの頃、SNSへのリア充投稿も増えがちで、釘を刺された感のあるコメントを頂戴した。そうだよね、今がどん底の人もいるんだよね。わたしはつい数日前までどん底のような日々だった。傍からも「今がどん底だから、大丈夫!」と励まされるくらい。どん底は長くは続かないだろうとわかってはいても、どん底にいる最中は本当に辛く、暗い。それがナウの人から見たら、どん底から這い上がり、

          バレンタインなのかあって思い出したのは前日だったよね

          大好きな人に会うと自分のちまちま考えているマイナスな感情がいかに馬鹿らしいかわかる

          今日は少しどんよりしてた。暗いニュースを目にしてしまったせいだった。こんな残酷なことをする人がいるんだって事実。それでも平気な顔して生活してるんだって現実。そのニュースが頭をぐるぐるしていた。人が怖くなって、不安が顔を出しそうになっていた。今日、行きつけのカフェへ行くことは前日から決めていた。別に、気が向かないからとやめてもよかったのだと思うけれど、決意のまま赴いた。店内でも、なかなか気分は晴れなかった。泣き出したいのかもな。そんな気分だった。お店のご夫婦はそんなわたしをいつ

          大好きな人に会うと自分のちまちま考えているマイナスな感情がいかに馬鹿らしいかわかる

          誰かの真似しているうちは何者にもなれないよ

          若い頃から老成してて、しっかりしているというか、老け込んでいるというか、って人もよくいるけど、そういう人の良いところって、周りに流されないところだよね。すごいなーって思う。でもね、若いうちは血迷って流されちゃう時期もあってもいいと思うんだよね。なんなんだ自分?どうなりたいんだ?どうしたいんだ?って、自問して悩んで迷って、そういう繰り返しからしか得られないこと沢山あるよ。どんな仕事に就くかとか、どんな会社に入るかとか、それより前の話。まずは、自分ってどんな良いところがあって、ど

          誰かの真似しているうちは何者にもなれないよ

          おしゃれにしててもきれいにしてても結局は人となり

          はじめましての街へ行ってきた。電車で通り過ぎたことはあったけど、降りるのははじめて。想像してたより立派な駅。そこから伸びる一本の大通りがなんとも素敵で。桜と銀杏が植えられたその大きな通りは、レンガで舗装され、歩行者用と自転車道が整備され、両脇には大学やらお店やら瀟洒な邸宅やら。一本横道に入ると、ずらっと並ぶこれまたお洒落な住宅街。住みたい!インスピレーションでそう思ってしまった。調べてみると、大学があるからか、ワンルームの賃貸物件が多く、さほど家賃もお高くない。これは老後の楽

          おしゃれにしててもきれいにしてても結局は人となり

          冷めたブレンド尻目にカフェラテの泡にうずもれて

          わたしはコーヒーが好き。ハマると極めたがるので、ハリオのV60シリーズを揃えて、美味しいコーヒーの淹れ方本を読み、家でもせっせとドリップしている。お豆もお気に入りのお店探しに余念がない。ここのブレンドは美味しい、ここのグァテマラは飲みやすい、デカフェならここの、といったように。最近ステンレスのコーヒーケトルをようやく入手。細い注ぎ口から出る絶妙な角度と勢いのお湯は、挽きたてのコーヒーをぶわっと膨らませる。わあ。手持ちのホーローのケトルで代用していた時とは全然違った。エスプレッ

          冷めたブレンド尻目にカフェラテの泡にうずもれて

          隣の芝は青いが自分の芝も青く見えているわたしはお気楽者なのかもな

          できる限り穏便に暮らしたい。トラブルとか波風とか避けて通りたい。察知してすり抜けて生きていきたい。そのために脳みそがあるのかな?なんて思った。これは揉めそうだぞという信号をキャッチするとわたしは身体に反応が出る。吐き気がしてきて肩が凝りだす。不安になるのだね。ひよこの心臓。なにがあっても動じない人って一握りいる。どんな人と対峙しても自分を貫ける人。素晴らしいなって思う。わたしもそうなりたいなあと思うけど、ひよこの心臓には無理そう。だけど危険信号が灯るたびに不安になって具合悪く

          隣の芝は青いが自分の芝も青く見えているわたしはお気楽者なのかもな

          雪は降る あなたは来ない

          惜しい!ってことが山のようにあるこの世だなあと思うわけです。たとえばとある喫茶店。コーヒーもホットサンドもめちゃくちゃ美味しい。レトロな雰囲気にレトロなクリームソーダがめちゃくちゃ合う。だけど店内のお掃除が行き届いていない。惜しい!オープンしたてのあのカフェ。ラテもケーキもとっても美味しい。新しい木材の香りがして清潔な店内。だけどお客さん層が定まらずがやがやざわざわしていて落ち着かない。惜しい!そしてわたし。よく道を尋ねられるくらい人の良さそうさが漂ってるみたい。びっくりする

          雪は降る あなたは来ない