相棒であるピアノを撮った話
私はフルート、ギターと楽器を愛してきたが、小さい頃からの相棒はピアノである。
そういえばカメラでピアノを撮ったことがなかったので、撮ろうと思い立った。
ピアノを撮りながら、「ああ、私はこんなに美しい鍵盤に手を乗せていたのか」となぜかとても幸福な気持ちになった。
写真に写ったピアノはキラキラしていた。
みなさんにも、特別なものや場所があるだろう。
そしてそういうものに限って、意外と写真に残したりしていないものだ。
私はカメラを買うまで、大切なものを写真に収めると、私にとってのその物の価値が下がる気がしていた。
でもそんなことはないのだ。
大切なものは実物を見ても写真を見ても色褪せることはない。
それはすごく幸せなことだ。
写真は魔法だ。
形に残るのは一瞬だ。
写るのは空気だ。
でもいつなのかハッキリしない、でも確実に二度と訪れないその一瞬を、私達は目にすることができる。
その一瞬を私達は宝物にすることができる。
家に何冊も置いてある、小さい頃のアルバムみたいなものだ。
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