フィルムカメラ
とにかくフィルム写真の画質は最高だ。
何度でも言う、画質が最高だ。
というのも私が初めて自分で買ったカメラはデジカメでも一眼レフでもなくフィルムカメラだった。
フィルムカメラの全てを大切な思い出のように写してしまう古めかしさに惚れた。
フィルム写真のノイズは画質を少し下げた描写でどこまでも私を優しくさせる。
気がする。
いや説得力が無さすぎるがこれは本当だ。
私が持っているのは OLYMPUSPEN EE-3 というフィルムカメラの中でも有名なもの。
レンズを付け替えられるわけでもないしピントを合わせるとかもないしなんならフラッシュ撮影というものもない。
フィルムを入れて巻いてシャッターを切るだけの簡単なカメラで、フィルムカメラ入門機としてもオススメなのがこのカメラ。
↑決して私はカメラショップの方ではない。
こんな簡単なカメラを持ってフィルム写真ファンを語るなんてとこだわりのある人には怒られてしまいそうだけど、私はこのカメラを買いたいと思って買ったんだから誰にもこのカメラについて文句は言わせねえ。
このカメラ、手軽なのでスナップを撮るのに向いているということで選んだ。
ポートレートには魅力もあるけど、そんな実力もなけりゃ友人もいない私にとったらポートレートの撮りやすさよりもスナップだスナップ、となるのも無理はない(かわいそう)。
上にあるクラゲの写真はこのオリンパスペンで撮った。
ふんわりと撮られたクラゲは思い出の中でゆらゆらと泳ぐ。
ただ、このフィルムカメラにもやはり問題はある。
フラッシュ機能がないので夜は真っ暗になってしまい、上手く写らないのだ。
都会ならギリギリぼんやりと写るかもしれないが、田舎で撮ってみれば分かる、暗闇で撮った写真にはただ黒で塗られた空間が写っているだけだ。
でも私は何かを我慢するという不便さが好きだ。
とんだドMではないかという話になればもうそこまでだがまあ話を聞いてくれ。
オリンパスペンで夜景が撮れなくても、それはオリンパスペンの個性なだけで、決してマイナスにはならないと思っている。
夜景が撮れないのは人によってマイナスになり得るし、夜景を撮りたい人はオリンパスペンee-3を買うのはやめた方がいいし、どうしても使いたいならストロボを買うかした方がいい。
でも要は暗いところが撮れないけど、それも受け入れて明るいところで写真を撮って楽しめばいいじゃない。
ということなのだ。
私が驚くほどポジティブなだけだという意見はもっともだ。
私も今気づいた。
私はとんでもなくポジティブシンキングな人間だったらしい。
まあこんな話は聞かなかったことにしてとにかくフィルムカメラは最高だ(説得力)。
フィルムカメラは確かに古くて今にも壊れそうだし綺麗にそして鮮明に写らない。
フィルムは高いし現像代も高い。
でも値が張っても私はフィルムカメラで撮った写真がきっとこれからも1番好きだしフィルム写真に見とれてしまうと思う。
フィルムカメラは不便でちょっとダメダメだから愛しい。
ゆっくりゆっくり現像すればいい。
焦る必要なんてない。
思い出はいつまでも優しいのだから。
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