あかね噺の阿良川嘉一が好きって話

こんパンダです。パン田です。

先日こんなツイートを見かけました。

CMCなんちゃらって名前で売ってるらしい。
電磁波特効を持つオーパーツっぽい。いい商売ですね。
ダボ20-30円+レジン50円くらい?が12000円とはなかなかいいっスね。

自分がこれをみた最初の感想は「詐欺じゃんね」という何も面白くないものでした。
ただ、立ち返って自分の仕事はどうなんだ?と。

基本的には普段システムをエンジニアリングするような仕事をしているのですが、営業が取ってきた特に意味のないプログラムを書くことも稀によくあります。本質的にはこれ不要だよなぁみたいな。

そして営業はそれに値段を付けると。大体はどのくらい工数がかかるかで計算します。
規模感的に、ゴリゴリとプログラムを書くだけなら1-2日で終わるようなものがほとんど。
それをどこまで引き延ばすかというと、無駄にいる人員で作業を分担して、まとまっていない資料をいじくりまわして、複数人で作業してるが故に人の修正を破壊して手戻りを発生させて、体感としては半月~ひと月くらいかけます。もっとかかるかもしれません。

詐欺では?w

でもお客さんはよく分かってないので普通に発注するし、普通に満足します。残業代目当てで無駄に残ってるのを見て、頑張ってくれたねぇみたいな。

たぶんCMCなんちゃらを買ったお客さんも満足してるんですよね。
肩凝りがよくなった!とか頭痛が減った気がする!とか、知らんけど。

定義として詐欺ってなんなのかなとググったところ、

「人を欺いて財物を交付させた」場合に成立する

https://keiji.vbest.jp/columns/g_property/3229/

らしいです。

構成する条件とかについてはさっきの出典にちゃんと書いてあります。
あらゆる疑似科学系であまり逮捕者が出た話を聞かないあたり、まぁ適法というか脱法というか、取り締まる対象ではないとされているんでしょうね。
宗教とかも境目が難しそうですし、プラセボ的に実際に微妙に効果があったりすることもありそうだし、明確に嘘だ欺罔(ぎもう)だと判ずるのは難しそう。

つまり、普通の仕事をしてても、CMCなんちゃらを売っても、多分パン田の心は晴れないんだよな、となんとなく思ってしまいます。
いろんな都合でどこかには嘘が絶対入り込んでいる気がします。

そんな時、「あかね噺」を読みました。いや毎週ジャンプで読んでるんですけども。
そして阿良川嘉一に出会ってしまいました。
商材の懸念点に目をつぶり、お客さんの信頼を利用して金を稼ぐことに疑問を抱いていたトップ営業マンが、何を忖度することもなく自分の持てる力を最大限発揮出来る落語と出会い、胸を張って生き生きと落語をする。
あまりに良くて今週のあかね噺何回読み返したか分からないです。

自分も胸を張って出来る何かに出会いたいものですね…

というわけで、皆さんジャンプ読んでください。
そしてあかね噺と呪術廻戦をよろしくお願いいたします。


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