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サマーインターンシップを獲得した私のイギリスでの経験

概要

 幸運なことに、私は先日、生物多様性と炭素クレジットのプロジェクト開発に関する有給サマーインターンシップを獲得することができました。 インターンシップは緩く渡航直後から探してはいましたが、大学とスペインのサンタンデール銀行が提供するプログラムに応募することにしたあたりから本腰を入れ始め、今回のオファー獲得に至りました。インターンシップは2023年6月から開始しています。
 本稿では、これから海外大学在学中にインターンシップやプレイスメントを探す方に向けて、私の経験を共有することで、少しでも多くの方に仕事を獲得頂き、職業経験を積み、キャリア開発に活かして頂くことを目指します。      

海外での職探し

 まずは大まかに国外での仕事探しについて解説します。海外では、日本の履歴書や職務経歴書にあたるCV(北米だとrésuméの方が一般的)と、志望動機書にあたるCover letter (motivation letter)を書き、Hiring managerと呼ばれる採用担当者にメールをすることが一般的です。日本のように新卒一括採用のようなシステムは無いため、一般的にはLinkedInやIndeedなどのJob board(求人広告)からご自身に合った案件を見つけ、応募します。
 案件を見つけたら、メールで直接CV・Cover Letterを送るか、ウェブサイト上やLinkedIn等に書類などをアップロードして応募をします。          

実施事項

 私が行ったことは主に下記の通りです。

  1. ジョブフェア(キャリア関連イベント)・ワークショップに出まくる。

  2. そこで知り合ったHiring ManagerとLinkedInでつながる。

  3. 場合によっては直接CVを送ったり、Open Postionに応募する。

 まず、1についてですが、コロナ禍以降、オンラインで参加できるキャリアイベントが相当数出てきたと思います。特に、新しい業界や職種に挑戦する場合、イベントに積極的に参加し、どのような企業がいて、どのような職種が募集されているかを学ぶのはとても役に立つと思います。また、闇雲に出ても確率が上がらないため、応募書類の書き方等のワークショップにも同時に出ることをお勧めします。実際に私もいくつかのワークショップに出ましたか、そこで紹介されていることを実践するのとしないとでは、そもそも面接に呼ばれる確率がかなり変わると思います。
 次に2ですが、要はコネクションです。LinkedInでHiring Managerと繋がると、オープンアプリケーションを出すようなものであるため、積極的にされることをお勧めします。どういうことかと言うと、特定のポジションに応募をしていなくても、担当者との繋がりがあれば、空きポジションが出たタイミングで声がかかる可能性があります。また、求職者同士で繋がるのも有効です。求職者同士で情報を共有し合う中で、学びが深まることも多いためです。
 最後に3ですが、これはより直接的な行動です。より志望度が高い企業にはCVなどを送った方が良いと思います。場合によっては、送付先の企業担当者がカジュアルに面談してくる場合もあります。また、一回、繋がってしまえば、どんな縁で仕事に繋がるか分からないため、CVを送ることで損することはないでしょう。

注意事項

 就職活動はどこの国でやってもストレスフルです。現在、私は卒業論文とインターンシップに取り掛かりながら、フルタイムの仕事も探しているため、効率的に行う必要があります。お勧めなのはChat GPTやGoogle Bardを活用し、効果的にCVやCover Letterを書くことです。特に英語の場合は、AI側も日本語より得意であるため、一から自分で書くよりも効果的に書けます。もちろん、AIのアウトプットをそのまま使うことはできないため、必ず確認の上、自分の言葉で仕上げましょう。

最後に

 本稿では、イギリスでサマーインターンシップを獲得した経験について共有し、海外での職探しの手法や実施事項、注意事項について述べてきました。
 現代社会では、職探しにあたって活用できるリソースがたくさんあります。必要なことはとにかくアンテナを張って、必要な場合は躊躇なく人と繋がっていく事だと思います。本稿が皆さんのキャリア開発の一助になることを望みます。

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