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BBC英語ニュースmemo | マクロン仏大統領、なぜハト派からタカ派へ……ロシアのウクライナ侵攻に対して

オリジナルの英語BBC News
翻訳版のBBC News Japan

■ appeaser | 和平仲介を模索していた(人)

動詞appeaseをする人、ということで、「なだめる人やもの」「争いなどを鎮めようとする人」などの意味になります。
What came over Emmanuel Macron to turn him from appeaser to warmonger in the matter of Russia and Ukraine?
いったいエマニュエル・マクロン仏大統領に何があったのか? なぜいきなり、ロシアとウクライナの問題について姿勢を変えたのか。かつては和平仲介を模索していたはずが、なぜここへきて、欧州全体を巻き込むような好戦的な発言をしたのか。

■ aghast at | あっけにとられて青ざめている

aghastは「びっくりして」「驚愕して」などの意の形容詞。ですが、対象に対してはtoよりもatを取ることが多いようです。
Others - notably Chancellor Olaf Scholz's Germany - are aghast at this new-found va-t-en-guerre (gung-ho) French spirit.
他の国では、特にドイツのオラフ・ショルツ首相を筆頭に、フランス大統領がいきなり好戦的になったと、あっけにとられて青ざめている。

■ create a fault line | くっきりと線を引く

fault lineは断層線。転じて「深刻な結果をもたらしかねない意見の相違など」の意。
So is Emmanuel Macron using Ukraine to create a fault line between his side and the opposition, setting a contrast between his own lucid belligerence and Ms Le Pen's turbid complicity with Moscow in the past?
だとすると、マクロン氏は自陣と対立陣営の間にくっきりと線を引くために、ウクライナを利用しているのだろうか。自分は明確にウクライナ支持だと示すことで、ル・ペン氏が過去にいかにロシアと曖昧模糊(あいまいもこ)とした協力関係にあったか、対比を鮮明に示そうとしているのか。

マクロンという人がイギリスの(ヨーロッパの?)知識層にどう見られているかが理解しやすい記事です。


自分の勉強用に週に数本こうして記録していきます。

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