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メキシコでのガラフォンの買い方

メキシコでは、通りからいろんな音が聞こえてきます。「マットレス〜、洗濯機〜、冷蔵庫〜」とメガホンで聞こえてきたら、これは粗大ゴミ回収をしているトラック。

「〇〇ガス、〇〇ガス♪」とメガホンで音楽が流れ、鈴の音やパーカッションの」ような音が聞こえてきたら、これはガスタンク交換のトラック。夕方に「おいしいオアハカ風タマレス〜」と聞こえてきたらタマレス屋さん。

メキシコの飲料水はガラフォンという20リットルのボトルで買うことが多いよ、というお話をこの前書きました↓が、このガラフォンを売っている人たちの売り方も面白いです。

20リットルのガラフォンの場合、まずガラフォン容器代金+水代を払います。この容器が空になったら次回買う時に容器を返却し、その代わりこの時は水代だけ払う、というシステムになっています。例えば初めてガラフォンを3つ買いたいと思った場合、容器が30ペソ、水代が50ペソだとして、
容器30ペソx3+水代50ペソx3というふうになります。ガラフォンが3つとも空になってしまって、次回ガラフォン3つ分買いたい場合は、空になった容器3つはお返しして、水代50ペソx3だけ支払うことになります。

ガラフォンの水大手メーカーはciel、Epura、Bonafontなどがありますが、このメーカーのロゴが付いたトラックにガラフォンをいっぱい乗せてやってきます。そして停車できるところに停車すると、大声で「シエーーール!シエール!(cielの場合)」と叫ぶのです。自分が買っている水がcielのものであれば、窓から「買いまーす!」と叫ぶと気づいてくれて、持ってきてくれます。販売員の電話番号をもらっておいて、ガラフォンが少なくなってきたら「明日くらいに持ってきてほしい」と言ってお願いすることもできます。あ、あと、こうやって持って来てくれる場合は現金で支払うことがほとんどですのでご注意ください。

他にも、スーパーに行けば大手のガラフォンは取り扱っていますので、空になったガラフォンを車に積んでスーパーに持って行き、「リフィルです」というと、水代だけ請求されます。スーパーにもよると思いますが、まず水売り場に空のガラフォンを持って行くと、ガラフォンを引き取ってくれ、小さな紙切れをくれるので、それを持ってレジに行き支払い。その後レシートを水売り場に持って行くと、新しいガラフォンをくれる、という感じだと思います。

ただ、車からの積み下ろしが結構重労働(20ℓってかなり重いです)なので、我が家では家に持ってきてもらうことが多いです。ガラフォン売りのお兄さんやおじさんたちはこのガラフォンをヒョイっと抱えて持ってきてくれます。たまに4個くらい抱えて歩いている姿を見ることもあります。すごいですよね!!

最後に、ガラフォンを買う時に使えるフレーズをいくつかご紹介します。

・ガラフォンを3つください。
Tres garrafones, por favor.
・容器はありません。
No tengo contenedores.
・容器はあります。
Yo tengo contenedores. 
・ガラフォン1個いくらですか?
Cuánto cuesta un garrafón?
・3階まで持って来てもらえますか?←(少しチップをあげると喜ばれる)
Podría traerlos al tercer piso?
・ここにお願いします(置いてください)。
Aquí por favor. 

では、今日はここまで。また次の記事でお会いしましょう。
Nos vemos pronto!

Pachi

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