見出し画像

メキシコの長年愛されるカンタンテ(歌手)たち〜マリアッチ編①〜

メキシコのFiesta(パーティー)では音楽が欠かせません。お酒が程よく回ってくると、みんなで大合唱になったり、踊り出す人がいたり。メキシコのフィエスタはとにかく楽しいです。こういったパーティーや、バー、レストランでかかる音楽は、マリアッチなどの昔の音楽もかかります。そして、老若男女問わずみんな昔の音楽も知っていて歌える、という印象です。

私は、メキシコ人たちはみんな歌えるのに、私だけ歌えない・・・というのが嫌で、マリアッチを聞くようになりました。フィエスタでは音楽の音量が大きすぎてスペイン語で会話をするのが結構大変なので、代わりに音楽を楽しめるようになりたいというのもありました。歌えるようにならなくても、「あ、この曲知ってる!」と思えるだけで、フィエスタをもっと楽しめるようになると個人的には思います。今日は有名どころのマリアッチ歌手たちを紹介します。ぜひ彼らの曲も聴いてみてくださいね!


José Alfredo Jiménez(ホセ・アルフレド・ヒメネス)

グアナファト州ドローレスイダルゴ出身の、メキシコが誇るマリアッチ歌手・作曲家・俳優です。47歳という若さでこの世を去ったのですが、その短い人生の中で300曲以上もの歌を作り、たくさんの有名なマリアッチ歌手たちが彼の曲を歌っています。

Si Nos Dejan

El Rey

Que Te Vaya Bonito

Jorge Negrete(ホルヘ・ネグレテ)

グアナファト出身の歌手・俳優で、1930年後半〜1940年代にたくさんの映画(その頃の映画は歌える俳優や女優が出演し、歌うシーンがとても多い)に出演しています。ホルヘ・ネグレテも42歳という若さで生涯を閉じたのですが、多くの人々に愛され、彼が亡くなった日にはメキシコ全土の映画館で訃報が流され、5分間の黙祷が捧げられたそうです。

Ay Jalisco No Te Rajes
(ホルヘ・ネグレテが映画で歌って有名なのであって、彼が作曲したわけではありません)

El Día Que Me Quieras

Yo Soy Mexicano

Pedro Infante(ペドロ・インファンテ)

メキシコで超有名な、シナロア出身のマリアッチ歌手・俳優。飛行機が大好きで自家用機を自分で操縦するほどだったそうですが、それが原因で39歳という若さで亡くなっています(自分の操縦する飛行機が墜落)。しかし、その間およそ60本もの映画に出演し、メキシコ人であれば知らない人はいない、マリアッチ歌手・俳優の一人となっています。

Amorcito Corazón

Deja Que Salga la Luna

Cucurrucucú paloma

Vicente Fernández(ビセンテ・フェルナンデス)

Chente(チェンテ)の愛称で知られるグアダラハラ出身の歌手・俳優。2021年に81歳で亡くなってしまいましたが、長い間ショービズで活躍し、たくさんの人に愛されました。息子のAlejandro Fernándezも歌手です。

Hermoso Cariño

Acá Entre Nos

Volver Volver


しまった・・・有名なマリアッチ歌手が多すぎるということに気がつきました。上で紹介している曲も私が好きな曲を選んでいるだけで、本当はもっといっぱいあります。彼らが出演している映画を見てみるのも楽しいと思いますよ!今回は第1弾ということで、何回かに分けて書こうと思います💦
へ〜!面白いな、と思っていただけたら幸いです。
それではまた次の記事でお会いしましょう。

Nos vemos pronto!
Pachi


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?