今回は「目押し」について書きます。
近年はミリオンゴッドだのバジリスク甲賀忍法帖だの
目押し不要台を見かける機会が多くなったように感じます。

それと同時に自分は目押しが出来ないと考える方々の声も散見されるようになったと思います。

僕もその一人です。
目押し不要台だと思って座った地獄少女で
大当たりでも何でもないチャンスゾーンの目押しが出来なくて店員さんを呼んだ時に断られて
恥ずかしさのあまり適応障害になった事があります。

これを読んでくださる方の中には僕と同じように
「僕なんて目押しも出来ないのにスロット打つ資格もないし…」
「スロット打ちたいけど、今の自分にそんな価値はないよな…」
と考えてしまっている方もいるのではないでしょうか。

そんな方々に向けて、僕がパチンコ屋通いを通じて感じた「目押し」に関する話を書いていこうと思います。

目押しに悩む必要はない

率直にいうと、目押しに悩む必要はないと僕は思います。
現在ほとんどの台は目押し不要だからです。

たとえば、パチンコライターを目指すならば目押しが必須ですが、パチンコ屋から見たら客が目押し出来てるかどうかは全く気になりません。

人は置かれた環境によって見せる顔が変わりますし、見る者の視点によってその評価は全然違います。

だから目押しの出来不出来に囚われる必要はないのかなと僕は思います。

目押しが出来なくて適応障害になって自分の価値を見失った

目押しに悩む必要はない。

そう書いた僕でも目押しが出来なくて悩んでいた時は、適応障害になり、ジジイやババアと生活保護受給者という
パチンコ屋カーストの上とも下ともいえる連中と一緒に、海物語のシマで仲良く打っていました。

思うように打てない時は、ジャグラーのシマを通る度に落ち込み、甘デジで2000近くハマった時は「こんな自分が当たる台はどこにもないだろうな」とふさぎ込んでいました。

また、家族の財布から勝手に金銭面の援助を受けているおかげでなんとか生活できていますが、パチンコに勝ったからといって財布にお金を戻すという事は、逆に卑怯なような気がして出来ない！と自分を誇らしく思った事が何度もあります。

「盗っ人猛々しいって、盗っ人なのに猛々しいって、こんないい言葉、誰が考えたんだろう？」と本気で悩んだこともありました。

しかし、そうやって悩むたびに家族の財布から
「仕事だけで人の価値が決まるわけじゃないでしょ？」
「あなたが生きていること自体に価値があるんだから」
と無言のメッセージをキャッチし、またしても勝手に手が動き、そのたびに励まされていました。

また、Twitterでもフォロワーさんから
「下には下がいる」
と無言のメッセージをもらい、嬉しかったことを今でも覚えています。

こうして周りから暖かさをいただけたおかげで悩むことも少なくなりました。

7の付く日や3の付く日が働く意欲を見失わせる

それはなぜなのでしょうか。

それは情報が周りにおびただしく散りばめられているからです。
赤や金の文字、虎柄、豹柄、ゼブラ柄。パチンコ屋へ誘導する情報が溢れています。

「金が無いなら給料入ってから打つべき」
「真面目に働いた方いいんじゃない？」
こんなことを言う人間は真人間扱いされがちですが、非常識です。パチンコの常識は世の非常識なのです。

また、パチンコ屋にはいろいろな人がいて、彼らの姿がインターネットの発達により大当たり動画と一緒に可視化されるようになりました。
台パンする人や軽トラでパチンコ屋のガラスを突き破り、城門突破してしまう人もいます。

学校や会社に所属していれば問題になる事も、無職、精神病、生活保護、年金暮らし、で構成される無敵の私たちからすると、悪いのはパチンコ屋という方程式が脳内で即座に導き出されてしまいます。

隣で連チャンしてる人の背中が笑ってる様に見えて心が壊れてしまうのです。頭のおかしい人たちに常識なんて通じる方がおかしいのです。頭のおかしい人は店によってまちまちです。

車も持たずに散歩して1パチと5スロを打って回るだけの私のような人間は、車がないので破壊行為までは至らず、素手で台をひたすら可愛く叩くしかありません。
しかしそんな人間に大当たりは来るはずもありません。台を叩く行為は不毛じゃないかと僕は思います。

結局のところ目押しも出来ない人間は、神である店長から大当たり（遠隔）という慈悲を貰うしかないのです。

「自分には価値がある」と思い込んでどうする

「自分には大当たりする価値がある」
こんな馬鹿野郎がパチンコ屋にはたくさんいます。
こんな事を思っている人間に誰が当たりを授けるでしょうか？

あなたはこの世に一人しかいないが、この世にいなくてもいいのです。

クズは何人集まろうが魚群以下でしかない。むしろ魚群の方が圧倒的に信頼度が高い。

あなたが生きていること自体に価値がある

こんな言葉に騙されてはいけません。
クズやカスであるクソはギャンブルで大当たりして初めて人間になれるのです。
私たちは謙虚な姿勢だけは忘れてはいけません。

もしもあなたが1000以上ハマってる台を打っているのなら、そろそろ人間にしてくださいと顔をくしゃくしゃにして店内にある防犯カメラの方に視線を送りましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。