月輪観の応用1ー遊び方ー

月輪観で遊ぶというのも思えば不謹慎かもしれませんが、何かネタがあった方がとっつきやすいかと思ってネタを上げます。

今回は水を別の味にするものです。
以下の手順になります。

①月輪観するまえにコップ一杯の水を準備します。
後で飲む用の水です。
②月輪観をします。月輪観でなくても別の瞑想でもよいです。
③瞑想が終わったら、一番印象に残っている飲み物、好きな飲み物、おいしかった飲み物を一つ決めます。
④その飲み物の味の感じを思い出して、口に唾が出てきたらコップの水を飲みます。
⑤すると水だったものがその飲み物の味になります。

これは以前体験したその飲み物の味が舌境舌根舌識を経由して阿頼耶識に入っているためです。瞑想をした後で第七末那識が一時的に薄くなっているので、その薄い状態で阿頼耶識からその時の体験という種子を引き出して現行させた、ということです。

つまりすべては経験がデータ化されて意識に貯蔵され、それにより何らかの「見方」が構築されて物事を見ている、その対象に対する見解は必ずしも確定されたものではない、すべては心の映し出した幻に過ぎない、ということです。

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