月輪観大事3
入我我入のこと三重
次に月輪を広げるまで常の如しです。
貴方の認識いっぱいまで広げます。
所謂、世界いっぱいです。宇宙の向こう側まで広げます。
さて、宇宙の向こう側、世界いっぱいまで広げましたが、実はその「世界いっぱいまで広げた認識」と「世界そのもの」の間には、皮が一枚あります。月輪の外縁です。
これを溶かして、「世界そのもの」の中に貴方がいることを知らねばなりません。
自分をその宇宙そのものに投げ入れる、投げ込む感じで、月輪の外側を溶かして、「世界そのもの」に入ります。
「世界そのもの」に投げ入れたら、その感じを感じてください。
そのように、世界はあります。
その感じたら、貴方の体と意識をその「世界そのもの」に少しづつ溶かしていきます。
溶かしても地上に肉体がある以上貴方は無くなりませんから、とろとろと溶かしていきます。光の中に光そのものになるように溶かしていきます。
その溶けた状態、それはとても気持ちいい。
貴方は世界そのものです。それは光明であり、心が輝いた状態です。
以上第三重を終わります。
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