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音痴は遺伝する?

小さなお子さんが覚えたばかりの歌を
歌っているのを聞くと、
リズムは正しくても
メロディーが不確かな事があります。

これは子どもの音楽的発達では
メロディよりもリズムが先だからです。

人はまず音色を聞き分けて次にリズム 
そしてメロディーの聞き分けへと進みます。

子どもはママの声を聞き分け 
ママの感情を読みとる事が
得意ですから♪
まず、スタートはそこ。


音痴な子はいないけれど、
歌を歌うと、上手に音が取れなかったり
高さが合わなかったりする子はいます。

けれどそれは 
音痴だからではないんです。
まずは体で楽しく
音楽を感じる事を優先してください。

ママは心配ですよね。
特に自分は歌が上手じゃないと思っているママは
自信を持ってお子さんとお歌を一緒に
歌えないかもしれない。

でもそれで歌わないことこそが 
お子さんを音楽音痴にさせちゃう!

例えばお家でお母さんと歌う事をしなくても、
溢れるテレビラジオプライム CDなど
音は洪水のようにお子様の耳に
インプットされています。

これほどの情報量をインプットしていれば
自然に歌が上手くなりそうな気がしますが、
そうではありませんよね。

英語も似ていますが
音感やリズム感は音楽を聴いただけでは、
身につかないのです。

ママが子どもに言葉を教える時のように、
息の吸い方 口の開け方、動かし方
舌の使い方その時の表情など、

赤ちゃんや小さなお子さんは
ママが思っている以上に
じっと観察しています。
そしてその口元を真似します。
だからママの声や話し方が似るのです。

歌も全く同じで 
お母さんの優しい表情と
声がそのまま音楽の基礎になり、
リズム感も手を叩いたり、
体を動かして体得していきます。
歌の上手い下手ではなく、
リズムにのってお口を動かし声を出す楽しさの
経験がたくさんあるかどうかです。

もし3歳くらいまでに
上手に歌を歌えるようになったのなら
その後のリズムや
メロディーを習得していく苦労はありません。

歌を正しいリズムで楽しく歌えるように
育てたいのなら、
まだお喋りを始める前の時期から
ママが繰り返しいろいろな歌を
身振り手振りを入れてお子さんの身体を動かして
聞かせてあげる事が大切なんです。

私が歌が下手だから。。。悪い影響が。。。と、
音楽に積極的に触れさせててあげられない事の方が
経験を減らしてしまいます。

音痴と言われる子は本当の音痴ではなく
ほぼ疑似的です。
心のこもったママの声で、
子どもと楽しいお歌を
たくさん一緒に歌って聴いてください。

自然に伝わる、声と心。
ママがどんなお顔で歌っているか、
時には鏡を見て、一緒に笑い合って歌ってくださいね。
きっとお歌を楽しめる素敵なお子様が育ちます

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