⭐️心の学び:価値観に従って生きるについて
「価値観が同じだから一緒になった」「価値観の違いで別れた」よくある結婚、離婚の常套句だ。
価値観が短期間で変わることに驚くが、それは本当に価値観だったのだろうか。価値観ではなく利害が一致していただけではなかったのかと訝ってしまう。
価値観という言い方をよく見聞きするが本当にその使い方でいいのだろうか、と思うこともある。
また、価値観を見つけることは難しいともされる。好き嫌いの話と似ているからだろう。
物の値打ちと価値観も似ている。「あれ欲しいわ」と言っても、値段を聞いて「やっぱりいらない」となることはよくある。これは好みと値打ちと価値観が混同されている例だ。
そうなると価値観はずっと難しい意味になるように感じる。
「いろいろ、もっとたくさんの良いことも楽なこともある中でどうしてそれを選んだのか」という問いの答えが価値といえるかもしれない。信念と近い関係にある。
その価値は、たいてい得するとか損するとか役に立つと立たないとかも関係ない。そういったことを乗り越えて選ばれた世界観だからではないだろうか。
価値に従って生きると、損得に従って生きるよりも心は安定するものだが、人間の強い興味は損得についてであり価値観への関心を軽く凌駕する。
「お金が全てだ」という価値観もあるだろう。そうじゃない価値観で生きることは難しいこともある。お金の値打ちに負けるのである。
それでもぼくは価値観をもって生きることをお勧めしたいのだ。