見出し画像

「ジャンプ思考」〜端的なまとめ1〜

いい考えや目標を決めればすぐ目的地までジャンプできる。
僕はこれを「ジャンプ思考」と勝手によんでいます。


「あの山の頂上へ行こう」

そう思い立ったとしてもすぐ頂上へは行けない。この当たり前のことが、「人生」に置き換えた途端、認識しずらくなる。

「〜しよう」
「〜という考え方をすれば良さそう」

そう決めたら比較的すぐその目標地点にジャンプできるとよく勘違いしてしまう。どんな素晴らしい行動もすぐ実を結ぶことは無く、1歩1歩山を登るしかない。逆に言えば、成果が出なくても現在の行動が良くないという根拠にはならない。だから焦る必要はない。焦って息切れして立ち止まってしまうのがいちばん怖い。最初は「あいつあんなノロノロして大丈夫かよ」と思っていた人達が長い時間を経ていつの間にか遠い所まで行っているのを何度も見てきた。いいアイディアさえ思いつけば一瞬で目的地にジャンプできると思って立ち止まる自分を何度も見てきた。しかし、なかなか気づけない。


そんなとき自分を省みる。

僕には自分がジャンプ思考になっていないかをチェックする目安がある。

あくまで個人の考えだが、他人が何かやろうとしてなかなか出来ないとき
「こうやれば上手くできるだろ。何故気づかないんだ。ちゃんとやれよ」
と少しでもイライラすることがあれば危ないサインだと思っている。

物事はそう単純で簡単なものでは無い。
大抵自分の視野が狭くなっている。
その人なりの難しいポイントがあって、それは外から見ているだけでは気づかず、実際に行動している人にしか分からない。分かっているつもりになって上から目線になっているが、本当に分かっていないのは自分であることがほとんどだ。


わかりやすい例でいえば、
スポーツ観戦していて
「なんでそんなミスするんだ!」
と監督気取りでイライラしているおじさんだ。

「もっと走れよ。プレスかけろ」
「ドリブルするときもっと顔上げて周り見ろよ」
「もっと手足使って大きく動けよ」

そんな簡単なことでは無い。ジャンプ思考になっている。

ちゃんと意識すればすぐ出来ると思ってしまっている。

コツコツとした積み重ねで少しずつ成長するしかない指摘がほとんどだ。

こういう人を見かけると「こうなってはいけない」と自分をいましめることにしている。意識しないと知らず知らずのうちに僕も少なからずそうなってしまう。


世の中実際に行動しないと分からないことがほとんどだ。行動せずにわかった気になっている時が1番気をつけないといけない。

わかった気になって、上から目線で何も経験しないのが1番怖い。

僕は世のなかの神秘的なことや美しいことをたくさん知りたいと思っている。それなのに少し勉強が出来るぐらいで上から目線でわかった気になって理屈をこねくり回すのが怖かった。

そんなスタンスでは何も分からないし、むしろ分かっていたものも曇って忘れてしまう。そしていつの間にか見えなくなってしまう。

だから行動したのがこの夜でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?