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モンクトンで暮らす ①基本情報

私は2021年10月に仕事のためにバンクーバーからモンクトンに引っ越してきました。バンクーバーやトロントなどと異なり日本人は少なく、モンクトンに関する日本語の情報がほぼないので今後移住や旅行などでモンクトンに来る方向けにモンクトン情報をお伝えしたいと思います。トップ画はモンクトン市役所前です。(2024年3月現在の情報です)


1.位置

恐らく大抵の方がモンクトンと聞いたときにどこにあるの?と思うと思います。私もそうでした(笑)赤い📍があるのがモンクトンでカナダの東海岸、ニューブランズウィック州にあり、簡単に説明するとアメリカ、ニューヨークの右上(北東)にあります。トロントまでは飛行機で約2時間、隣の州にあるハリファクスまでは256㎞、車で2時間半です。


2.人口

モンクトンを含めニューブランズウィック州は田舎と表現されることが多いですが、実際どれくらいの人がいるのでしょう。
モンクトン市の人口は7.95万人(2021年)、ディエップとリバービューを含んだ都市圏人口は14万4810人(2016年)です。

ニューブランズウィック州には3つ大きな都市がありますが、その中の一つで人口はモンクトンが最も多いです。(そんなに大きな差はありませんが)
ほかの2つの都市の名前はフレデリクトン(州都)とセントジョンです。

2016年の統計ではモンクトンの人口の87.6%が白人、7.4%が有色人種、5%が先住民となっています。ですが、これは8年前の情報で急激に人口増加しており多くの移民がモンクトンにいます。次の国勢調査の結果が気になりますが、肌感覚でいうと70%が白人、30%が移民(多いのはフィリピン、インド、韓国、ケニア、ナイジェリアからの移民です)モンクトンとその周辺(ディエップとリバービュー)を合わせると日本人は35人くらい(私の推測)だと思います。

4.言語

ニューブランズウィック州はカナダで唯一、公用語が英語とフランス語のバイリンガルの州です。(ちなみにモントリオールのあるケベック州の公用語はフランス語です)その背景にはアカディアンと呼ばれるフランスからの移民の影響があります。2016年の統計によるとモンクトン市内の住民の母語の割合は英語が65%、フランス語が32%、残りの3%はその他となっています。ですが、これも人口同様、移民が増加していることに伴って2024年現在は大きく異なる割合になっていると思います。私の職場での状況を見てみると、カナダ出身の同僚たちは約半数が母語が英仏のバイリンガル、残りの半数は英語です。母語が英仏の同僚は出身がニューブランズウィック州の北の方、ケベック州、プリンスエドワード島であることが多く、母語が英語の同僚は出身がノバスコシア州やオンタリオ州であることが多いです。モンクトン周辺のディエップはフランス語を話す人が多く、逆にリバービューは英語を話す人が多いなど地域差もあります。小学校は授業が英語で行われるところと、フランス語で行われるところがあり選択できるようです。大学も同じように英語系大学(ニューブランズウィック大学)、フランス語系大学(モンクトン大学)があります。


3.気候

私は札幌出身ですが、気温や、冬に雪が降る点において札幌にとても似た気候だと思います。四季があり(冬長め)、夏はカラッとした28度ー30度くらいの暑さ、冬は最低-18度くらい、平均だとー10度から5度くらいの間です。吹雪は12月から3月の間に月に2-3回ありその時は学校は休校になります。


4.交通機関

日常的に使う公共交通機関はバスのみです。他都市へ行くためのVIA鉄道のモンクトン駅はあります。空港はダウンダウンから車で15分程度のところにモンクトン国際空港があり主にトロントとモントリオール便があります。

車社会ですが、車がなくても職場やスーパーの近くに住めば生活は可能です。実際私はモンクトンに引っ越してきた時点で車の免許がなかったので職場の近くに住んでいました。スーパーやショッピングモールへ行くバスのバス停も徒歩5分と割と近かったので2年近く車なしでもサバイブできました。吹雪の日は20分近く歩いて職場へ行きましたが万全の寒さ対策をしていても骨まで凍るような寒さです。もはや寒いというよりも痛い、感覚がなくなる感じです。日本で車の免許があればお金を払ってカナダの運転免許に書き換えすることができるので取っておくことお勧めします。モンクトンで運転免許を取るには筆記試験を合格した後12か月(教習所へ行った場合は8か月)開けないと実技試験の受験ができないので時間がかかります。


5.時差

日本との時差はサマータイムの期間は12時間、それ以外の時は13時間です。サマータイムの期間は朝夜が正反対なので計算しやすいのと、6-12時、18-24時はモンクトンも日本も起きている時間帯なので日本に住む家族や友人とテレビ電話などすることも可能です。(バンクーバーにいたときは16-17時間の時差があるのでお互いが都合よい時間を合わせるのが大変でした。)

カナダの他の主な都市との時差は
ハリファックス 時差なし
トロント ー1時間
モントリオール ー1時間
オタワ -1時間
カルガリー ー3時間
バンクーバー ー4時間


次回は家賃、最低賃金、レストラン、スーパーについて記事を書こうと思います。

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