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現代音楽作品の夕べ

こんにちは
パーカッション担当の赤井です🥁

先日、10月22日にトントレフ・ヒコさんにて開催された関西現代音楽交流協会(KMMA)さん主催の『第59回 現代音楽作品の夕べ』にPanachéのメンバーで出演させていただきました!

(Panachéというか、正確に言いますと作曲の連くんが協会員なので赤井と垣津さんはそこについていったかたちです)

いつものクラシック音楽やヒーリング系といった曲調とはうってかわって、今回は「現代音楽」。

一言で言うと……難しい!!!

でも難しいけど、その世界に没頭する感覚って他にはない独特な味わいがして楽しいんですよね。

先鋭的で、数学的要素があるかと思えば詩的でもあり、織りなす世界はまるで宇宙のよう。


今回、連くんが書き下ろした曲は
「Diffuse Nebula for Flute,Vibraphone and Piano」。


……

いやまじで宇宙やないかーい!

Diffuse Nebulaとは散光星雲のこと。

有名どころではプレアデス星団とかオリオン大星雲とかがあげられます(ネット知識)。

ここで連くんによるプログラムノートを一部抜粋……

ここ数年、美しく澄んだフルートの音色と、エコーのかかった明るく透明感のあるビブラフォンを緻密な計算で重ねることで生まれる、深海の揺らぎや、水中の音響世界を追求してきた(Sea of resonance(2019))

今回、その組み合わせによる表現の範囲を拡張し、星々がぶつかる無機質な響きから恒星の光の吸収、再放射される光と影の神秘を音楽というレンズを通して再現する。

真空に近い空間、1つの星が一生を終え、激しく極めて明るい爆発が起きる。
そしてそれらの残骸は淡く大きく広がっていく。

ロマンチックだなあ。

連くんは常々この楽器編成ならではの音の響きを追求し続けているとのことで、今回は特にその研究の成果が存分に発揮されていたのではないかと思います。

そして次々と変わっていく音楽の流れや空気感、各奏者に委ねられた自由の余地、普段あまり使わない特殊な奏法による表現……などなど演奏者として試されてるなー!とかなり刺激的で勉強になる一曲でした。

今回いろんな方が演奏を聴きに来られていましたが、かなりの好評だったそうですよ!
私はあくまで連くんの書いた楽譜を再現する役割をしただけではありますが、私までなんだか誇らしい気持ちになりました。


またどこかで披露する機会があればいいなあ。


こんな風にまた違った挑戦ができたこと、とても嬉しく思います。
またこの経験を糧として、精進していきます🔥

ありがとうございました!


さて、来週の11月5日は兵庫陶芸美術館さんにてワンコインコンサートです✨

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ご予約もこちらのページに申し込みフォームへのリンクがございますので、ぜひご活用ください!

事前にご予約してくださった方には、開催中の特別展「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック-アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美-」の鑑賞券がついてきます!
ぜひこの機会にお越しください☺️

コンサート内容も、この特別展に合わせたプログラムを企画しております!
お楽しみに……!


それでは今回はこの辺で。

またお会いしましょう〜!
ありがとうございました🙌



赤井 那緒子




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