国際結婚の手続きで特に面倒だったこと

相手国と日本国内の役所によって全く手続きが異なるので、これという攻略法はないが、特に面倒だった点(初めて聞いた点)についてメモしておく。

結論から言うと
・自力で可能だが日本で約2ヶ月、相手国で半年以上。諸々の費用として20−30万かかった。
・「xx日に入籍しようね♡」みたいな狙った日の婚姻はできない。たまたま許可が降りた日が婚姻日となり、結婚記念日を全く覚えられないので結局祝うのはやめた。

日本:
・相手国政府のデジタル署名を受け取れない 
→大使館でアポを取り、デジタル署名が法的なものであるとの証明としてハンコを押してもらうはめに。ハンコ1つあたり1万円程取られる。

・全ての書類に翻訳が必要だが、誰でもいい 
→仕方なく自分で

・何回役所に行っても何らかの理由でやり直しや追加提出があって、やっとOKが出た日は「おめでとう」もなかった

海外国(うちの場合):
・戸籍謄本が通じないので、婚姻届のコピーなど「どこにあんの?」みたいな書類をいちいち求められる。
→例えば都内だと、九段下の法務局に保管されていて面談をしてコピーを送ってもらう。

・バツありだと前回の婚姻、離婚についても求められ、前の「婚姻受理証明書」「離婚受理証明書」などを入手する必要がある
→提出先の役所のみでしか発行できない、役所によっては「元夫の誕生日」など覚えていたくないことまで書かされて超屈辱

・アポスティーユを添付できない身分証明書の「確証」が必要
→公証役場までアポを取って「マイナンバー」「パスポート」の証明をしに行く=アポスティーユとして認められる

・翻訳者は言語別に政府から認められた翻訳者のみ可能、代理提出者も弁護士が必要

・アポスティーユは自動的に英語で出てくるので、英語圏外だと英語の翻訳者も探さなくてはいけなかった

メモ:
日本は戸籍で何でも済ませますが、戸籍というシステムは世界に2・3カ国しかなかったと思います。日本の必要書類は「マジかよそこまで直すの?」というくらい細かいところまで書き直させられ、相手国の必要書類は「そんなの請求したことないよ!」というものばかり。勉強になりました。
(例えば、役所の書類に日本人は昭和・平成・令和なのに、日本人じゃない場合は西暦で書くという謎・・)


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