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阪神JF_分析予想

2022年阪神Jのラップ予測F

まずは阪神芝1600mの特徴から👇
最初のコーナーまでの距離は444mと長く、外回り682mの3~4コーナーを越えた後、474mある最後の直線での追い比べとなる。

次に阪神JFについて👇

最初のコーナーがある2F目までのスピードが速く、その後は緩やかにペースが落ち着いていき、最後の直線手前~急坂のあるラスト2F目まで加速する瞬発力ラップになります。

2歳戦としては最初の2Fが速いですが、これはまだ適性距離の定まっていない2歳戦らしく1200mや1400mで勝ってきた馬も果敢に参戦してくる事で1コーナーまでの先行争いが激しくなりやすい事が理由でしょう。

主な前哨戦はアルテミスSとファンタジーSが挙げられます。
アルテミスSは例年、東京芝1600mで行われ、ある程度のスピードの持続力と瞬発力が求められるレースになるので阪神JFに直結しやすい。

ファンタジーSは阪神芝1400mで行われ、2歳時点での世代の短距離上位馬が決まるレースなので単純に能力が高く、まだ距離に誤魔化しの効く2歳戦なので馬券になるケースが多い。

気になるデータ(過去10年)

上がり3Fのタイム順では・・・
馬券になった30頭中27頭は上がり5位以内、
勝ち馬の10頭中8頭は上がり3位以内のタイムで走っている。

枠番別では・・・
それほど大きな差は見られないので今年の阪神競馬場の
馬場傾向を掴むことが重要。

馬番別では・・・
枠番別では特に差が無かったが、
偶数馬番と奇数馬番で勝率/連帯率の差がみられる。

迷った際は偶数馬番の馬の勝率が高いことを参考までに。

消去データ(過去10年)

前走までのキャリア別では・・・
キャリア4戦以上の馬は0-2-0-53で複勝率3.6%、
キャリア1戦の馬は0-0-1-13で複勝率7.1%。
馬券ではキャリア2,3戦の馬を狙いたい。

各馬の評価

1枠1番 サンティーテソーロ 評価A

前走・前々走ともにラップ適性は非常に高く出走メンバートップクラス。
さらには阪神JFと相性の良いサフラン賞からのローテなので大注目の1頭。
どちらも逃げて勝ってはいるが今回はサンティーテソーロよりテンの速い馬がいるので、2,3番手からでも同じように強い競馬ができるかどうかと、
今回が初となる関西輸送をクリアできるかが鍵。
スタートが上手いこの馬にとって1枠1番は大きなプラス。
他馬に外から競られずすんなり逃げることが叶えばアッと言わせる好走も。

1枠2番 キタウイング 評価C

前走・前々走と美しいまでに似たラップを勝ち切っている。
見て分かる通りどちらもドスローからの瞬発力勝負の経験しかなく、今回は道中のスピードに対応しきれない可能性がある。
さらには坂の無い新潟コースでの好走なので単純には評価できない。

2枠3番 シンリョクカ 評価C

新馬戦は瞬発力ラップを1着で勝っているが
ドスローの経験しかない上に、キャリア1戦では厳しいのでC評価。

2枠4番 アロマデローサ 評価B

新馬戦、ききょうSと短距離馬として優秀なラップ。
前走はファンタジーSで10着に大敗と評価できないが、不利があったと考えれば言い訳の余地はある。
今回海外ジョッキーを配していることから陣営の期待値が高いことが伺え、前残りの阪神の馬場であれば大穴として紐に入れるのは悪くない。

3枠5番 モリアーナ 評価A

新馬戦ではスローからの瞬発力ラップを上がり33.0の末脚で1着、
前走は持続力が求められたラップを2番手追走から上がり2位で1着と総合力が高く、どちらも大きく着差をつけての勝利だったことは高評価。
しかし負かした相手のその後の成績がパッとせず、メンバーレベル的には疑問がつく。

3枠6番 ミスヨコハマ 評価C

前走時点で6戦は走りすぎている。
消去データ該当馬なのでC評価。

4枠7番 ハウピア 評価C


4枠8番 エイムインライフ 評価C


5枠9番 リバティアイランド 評価S

新馬戦はドスローから上がり31.4の鬼脚で1着。
前走のアルテミスSは直線で前が開かず大外に持ち出すロスがありながら
33.3の末脚でクビ差の2着と能力を示した。
阪神JFまでの2戦のラップがラッキーライラックとそっくりで、状態に問題がなければ大本命で間違いなし。
2歳重賞で圧倒的な好成績を残す中内田厩舎なのも後押し。

5枠10番 ミシシッピテソーロ 評価 B

ダリア賞のラップが非常に優秀。
前走のアルテミスSで9着と大敗してしまっている上に、鞍上も乗り替わりとなるのはマイナス材料だが、こちらも大穴狙いであれば紐に入れておきたい。

6枠11番 イティネラートル 評価C


6枠12番 リバーラ 評価B

前走は阪神JFと相性の良いファンタジーSを逃げ切り1着。
この時のラップはレシステンシアが勝った2019年のラップと似ている。
そのレシステンシアは2019年の阪神JFを逃げ切り1着なのでリバーラも好走できる可能性は十分。
しかし今回は前走を逃げて好走してきた馬の出走が多く、前半がよりハイペースになる事も想定される点が懸念材料。
当日の馬場状態が内前有利なのか、逃げ残れる馬場なのかには注目したい。

7枠13番 ドゥアイズ 評価B

ドゥーラの見解と同じく、これまでスローの持続力ラップしか経験していないことが不安材料。
さらにはドゥーラの方が瞬発力勝負にも対応できる可能性があると考えているのでドゥアイズもB評価まで。

7枠14番 ブトンドール 評価A

前走のファンタジーSではリバーラが逃げ切る展開を1頭異次元の末脚で最後方から追い込んで2着と評価できる内容。
これまで1200m→1400mと使ってきているので距離がどうかも、最後まで伸びてきていたし馬が完成する前の2歳戦であれば十分勝負になるので好走に期待。

7枠15番 ムーンプローブ 評価 B

ラップ適性だけ見れば未勝利戦のラップは阪神JFに近いラップを
3番手追走から先行押し切りと評価できる内容。
能力的にどうかも、大穴狙いなら紐に入れておきたい。

8枠16番 ドゥーラ 評価B

前走は札幌Sを勝っているが、札幌Sと阪神JFはラップ的には適性が違う。
過去にはソダシが札幌2歳Sと阪神JFを勝っているが、ソダシが勝った2020年は札幌2歳Sにしては道中のペースが速かった上に、アルテミスSを挟んでのローテで瞬発力勝負への適性もある程度証明しての参戦であった。
ドゥーラの過去2戦はソダシの1.2戦目のラップと似ているが、ソダシと違いスローペースや持続力勝負のレースしか経験していないのは不安材料。
当日が時計のかかる馬場であれば評価を上げたい。

8枠17番 ウンブライル 評価A

評価の難しい1頭。
新馬戦・もみじS共に1400m戦ではありながらノーステッキで快勝、ラップ的にも優秀といえる。
しかし負かした馬のその後の成績を見てもメンバーレベルは高くなかった可能性があり、今回一気の相手強化になる中で通用するかどうか。
まだ底が見えない魅力はあるものの8枠17番という枠は若干の割引が必要か。

8枠18番 ラヴェル 評価A

今年のアルテミスSも例年と同じく優秀なラップなので、最後方から上がり33.0の末脚で1着のラヴェルはもちろん高評価。
冒頭でも述べた通り、アルテミスS組とファンタジーS組は好走率が高く
今年も馬券の中心になると予想される。
ただ前走は2着のリバティアイランドの追い出しが遅れたことや、馬場状態によっては3着のアリスヴェリテに逆転される余地はある。
これまで揉まれた経験が無いので内枠に入れば割引と考えていたが、大外を引けたのは好印象。しかし頭まではどうか。

回避 ライトクオンタム 評価B

前走は新馬戦としてはかなり優秀なラップで逃げ切り1着と評価できる。
出走してくれば面白い存在ではあるが、1戦しか走っていないことがハンデになる点と、他にも有力な逃げ馬がいるので好走するにはよほど抜けた能力が必要。
回避濃厚なのででは積極的に買える1頭と覚えておきたい。

回避 アリスヴェリテ 評価B

前走アルテミスSを勝ち馬と0.1秒差の3着で想定2桁人気であれば間違いなく馬券に入れておくべき存在。
過去のレースラップからしてもスローからの瞬発力勝負には対応できるので、馬場状態や展開が向けばチャンスは十分にある。
しかし他馬の見解でも述べている様に今回は逃げたい馬の出走が多く、アリスヴェリテよりテンの速い馬もいるので
逃げれなかったときにこれまでと同じような強い競馬ができるかが鍵。

回避 マラキナイア 評価C

良く言えば得意も不得意もない万能タイプ、悪く言えばこれといって長所の見当たらないタイプといった印象。
現時点では有力馬に完成度で劣ると考えられるのでC評価。

評価まとめ

※土曜日の阪神競馬を見てアロマデローサをB評価に上げました。

🐼の各馬印

◎ サンティーテソーロ
○ モリアーナ
▲ リバティアイランド
△ ウンブライル
☆ ラヴェル

--3連系で穴狙いであれば--
注 ブトンドール
注 ミシシッピテソーロ
注 リバーラ
注 アロマデローサ

🐼の買い目

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