勝己と照哉

秋華賞。といってもエリザベス女王杯やJCの前のG1ということで、どこまで本気で仕上げているかという馬も居るレース。
今年の3歳牝馬、春シーズンは結果スターズオンアースの二冠達成。生産は社台ファーム。その代表は吉田照哉氏。この照哉氏の弟にあたるのが吉田勝己氏。ノーザンファームの代表。常勝ノーザンファームに兄が意地を見せたのかと。
そのスターズ、休み明けは気にしないにしても、桜花賞7番人気、オークス3番人気という二冠は、「飛び抜けていない」ことの証明。今回こそ一番人気だが、阪神外回り、府中という大箱設定のスペックで阪神内回りで買うのはナシ。
兄の照哉氏の持ち駒がスターズ一頭に対し、男の勝己氏のノーザンファームは4頭を投入。オークスと同じラインアップ。ノーザンお得意の使い分けを使わない位に勝っておきたいのだろう。エース格の四枠2頭は脚質も異なり、「前門のローズ、後門のナミュール」で載冠を狙う。しかし、高野厩舎。まさに外厩の言いなりしかできない厩舎に、デリケートなナミュールを仕上げ切る器量は無いとふむ。対して前門のローズはトライアルを余裕残しで使えて勝ち切った。本命にしてもいいのだが、この一族に「1着」を期待するのは何かおかしい。銀銅は固いという対抗(笑)。力が足りないエリカ、美浦のワンコキムテツのプレサージュも掲示板が一杯だろう。
このノーザン、社台の作り上げたシステムで好成績を上げている騎手と厩舎のコンビが外野から参戦する。川田騎手と中内田厩舎のアートハウス。阪神内回りで2勝。トライアルのローズSも勝ち切り、というよりあの面子なら勝たないと今日の勝ち負けは望めなかった。先行馬群の一列後ろ、坂井のローズを見ながらのレース。これも本命の評価。
先行激化と言われているが、枠順から鮫駿がすんなりハナを切り、ミドルペースで団子で進むレースを想定。穴はインで器用に立ち回る松岡、夏を迎えて馬が変わって今度は先行しそうな池添。

兄弟喧嘩の果ては第三者が勝って痛み分け、次のG1へストーリーを紡ぐのが面白い。

馬連とワイド7ー10、3連複で1-7-10と7-10-11

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