トニービンが好きだった。
サンデーが導入された後も好きだった。

しかし種牡馬の世界は入れ代わりが当たり前。
トニービンの次世代の種牡馬を探すようになる。

ジャングルポケットは当たり前だし…
んん、種付け料フリー（タダ）のトニービン系に目をつけた。その名はミラクルアドマイヤ。背中を知る武豊は、半分は大オーナー近藤利一氏へのリップサービスもあったろうが、『ダービーを狙える』とコメントしていた。
しかし、脚部不安で引退。その血統と能力を残したい故の異例のタダ種牡馬の登場である。
暫くはミラクルアドマイヤ産の馬券をベタ買いしていたが、ある日真打が登場する。

カンパニー。母ブリリアントベリーは粒の揃った産駒を出す名牝。馬主は近藤英子氏、利一氏の奥方にして自身もオーナーであり、馬優先のローテを貫く女傑である。ダービー前に賞金が足りているのにダービーに登録せず、体調を整えて福島の残念ダービーにぶつけるという肝の座りよう。

このカンパニーに、死ぬほど張り込んだ。おそらく、この先もここまで買い続ける馬は出ないであろう位買った（笑）　カンパニーの話ではないのでこれ以上は書かないが。種牡馬になっても買い続けたが…

ミラクルアドマイヤからの一子相伝の奥義は継承されなかった（涙

現在、母父カンパニーを持つ２歳馬の中から母コンパクトモデル、母母父サンデーサイレンスを選んだ。根拠は母系に加え、管理厩舎にある。宗像厩舎、最近ではナランフレグとラーグルフの活躍が目立つ。その両頭にＧ１で乗ったのは僕がこよなく愛して腹が立つ丸田騎手である。

カンパニーの血脈を、丸田が輝かせてくれたら。
自分の競馬人生でこれに勝る醍醐味は無いだろう。

ビックリマーク。父ビッグアーサー。母コンパクトモデル。母父カンパニー。母タイニーモデル。

ちな、オーナーはダビスタの園部氏である。