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若手エンジニアがTwitterしてたら企業の方からDMが来てLTに登壇した

(発表したスライドは本文中で公開しています)

・TwitterのDMでLT登壇の誘いを受けた(テーマは「サーバーサイドエンジニアあるある」
・自分は「エンジニアが人に言われること」という内容で発表した
・会場の雰囲気やLT登壇という実践からしか得られない学びがあった

弁護士ドットコムでエンジニアをしている@Panda_Programという者です。自分がエンジニアに転職してからもうすぐ一年が経とうとしています。

そんな折、去る11月22日に、初めてLTの登壇をしました。

事の始まりは一通のDMから

LT登壇のきっかけはTwitterで届いた一通のDMでした。

何気なくTwitterを開いたら新着DMの通知。送信元はand factory(アンドファクトリー)さんでした。内容は「エンジニア同士の交流のために、LT未経験やエンジニア経験が浅い方向けにイベントを開きます。そこでぜひLTに登壇してみませんか」というものでした。

LTというのはLightning Talksの略で、カンファレンスやフォーラムで行われる短いプレゼンのことです。

エンジニアがLTを行う場合、自分の使っている技術のこぼれ話や身の回りで起きた面白いことを5分程度で発表するもの、と自分は認識しています。普通のプレゼンと比べると軽めな内容が多いですが、5分で参加者の方々の印象に残る良いLTをするためには、それはそれで技術が必要だと思います。

前回は「若手エンジニアLT - スマホアプリ開発あるある編」というテーマで行ったとのこと。写真を見ると確かに年齢層が比較的若いように思います。レポートを読み、会場の和気藹々とした雰囲気を見て「マサカリは飛んで来なさそうだ」と思ったこと、今回のテーマは「エンジニアあるあるLT 〜 サーバーサイドエンジニア編」ということで自分にも話せそうだと思い、ぜひ参加させてくださいと手を挙げました。

イベント当日の風景(引用元:「and factory勉強会」

発表内容、どうしよう?

参加表明をしてみたものの、何分初めてのことなので、皆さんに楽しんでもらい、かつ心に刺さり、有意義であったと思ってもらえる内容にするためにはどのようなものにしようかと考えていました。「サーバーサイドエンジニアあるある」という身近なテーマであるため、他の方の発表内容が被る可能性もあります(結果、これは杞憂でしたが)。

方針をいくつか検討し、結局「『エンジニアなら機械学習やらないんですか?』など、自分が人からよく言われること」という方針にしました。方針が決まった後は、「あるある3つ+番外編」の構成にすること、説得力を持たせるために自分の経験と客観的なデータを入れること、参加者に何か持ち帰って貰うために「こう言われたらこう言えばOK」という切り返しを入れることはすぐに決まりました。ここまでくれば後は手を動かすだけです。

発表前日の夕方頃、仕事に区切りをつけてスライドの仕上げをするために22時ごろまで残っていました。上司が「大丈夫?仕事が溜まりすぎてるんじゃない?」と声をかけてくれました。周りを見渡すと自分を含めて本社には片手で数えられるほどしか人がいません。上司に事情を説明すると「そうなんだ。面白いこともあるもんだね。頑張ってきて!」と声をかけて貰いました。これで当日も大丈夫そうな気がしました。

そして、発表当日

発表当日、会場はand factoryさんの本社。場所は渋谷の道玄坂を登り切って、池尻大橋方面へ少し歩いた所にあるビルでした。明るくて綺麗な部屋で、アウェイ感に結構緊張してしまいました。

会場の入り口で参加証と乾杯用のビール、そして「あるある札」を受け取りました。「あるある札」は人が発表しているときに「あるある」と共感したら挙げる札です。

あるある札と乾杯用の飲料(引用元:「and factory勉強会」

「あるある札」によって発表が登壇者と参加者の相互的な交流になり、若手のLT登壇者を勇気づけることができるのだ、と説明を受けました。これはとても良い仕組みだと思います。他の方の発表中、自分もかなり挙げました。

全体の人数はスタッフの方を含めて30名ほどで、今回は自分を含めた8名が登壇するとのことでした。

イベントが始まってみると、他の方が発表する「あるある」には頷かされたり、知らないことを知るきっかけになりました。例えば、「DBをコマンドで操作すると失敗につながるから、出来るだけGUI(画面上)で操作を行うようにしている」こと、「エンジニアが本番環境(ユーザーが利用しているプロダクトが動作しているサーバー)で作業をするときは、指差し確認をするとミスの数が6分の1にまで下がる」ことや、「Go言語にはtry~catch構文がなく、またエラーが起きても発生箇所がわからない(他のプログラミング言語では、コードでエラーが起きている箇所が表示される)」など、大変面白く有意義な話をされていました。

さて、発表の順番が回ってきました。話している間は夢中でしたが、振り返ってみるとあるある札が結構挙がっていたので、喜んで貰えたかなと思いました。

(発表内容は個人の意見であり、自分が所属する企業とは無関係です)

かなり情報を盛り込んだので早めに話したものの、結局5分では終わらず主催者の方にご迷惑をおかけしました。スライドの最後まで待って頂き、本当にありがとうございました。今回の発表を通じて、「5分は思ったよりかなり短い」と学ぶことができました。

終わりに

その後の懇親会も盛り上がり、とても有意義でした。ピザとアルコールを用意して頂き、参加者の若手メンバーやベテランの方々とテーブルを囲んで今ホットな技術や仕事の話をしました。

年齢や立場の違う人が垣根を超えて同じ技術の話で盛り上がり、所属企業や技術レベルに関わらず、わからないことがあればベテランが丁寧に教えてくれることはエンジニアの誇れる文化だと思います。

またこのような機会があればフットワーク軽く参加してみようと思います!

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