満員電車とシベリウス

満員電車の中にいる。人が密になるだけで雑然とした空気になる。そこにいる人の数だけ
視線があり、その視線の数以上に多くのものがこの世には存在する。人間はなぜこんなにもあらゆるものを生み出してきたのだろうか。暇なんだろうか。人間にとって今の寿命は長すぎるのかもしれない。そもそも人口が多すぎるのかもしれない。そんなこと考えてもこれなら平均寿命が下がることは考えづらいし、人口も極端に減ることはないだろう。

満員電車に乗りながらシベリウス作曲の交響曲第7番を聴いていたので題名にシベリウスを入れただけで、それ以上でもそれ以下でもない。イヤホンを付けるだけで優雅なひと時が生まれる。人間暇でよかったな。

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