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四字熟語459

「臥薪嘗胆」は、「がしんしょうたん」と読みます。

この四字熟語は、苦労や辛酸を舐め、耐え忍んで目的を達成しようとする強い決意を表す言葉です。

「臥薪」は、寝床に薪を敷き詰めて寝ることから、厳しい苦労を意味し、「嘗胆」は、苦い胆汁を味わうことから、辛い思いをすることを示します。

この言葉は、春秋時代の呉の王態公が、敵国の越に敗れた後、復讐を誓い、苦労を重ねて最終的に越を討つことに成功した故事に由来します。

たとえ話を一つ挙げると、今でいう就職活動の失敗を経験した学生がいます。

第一志望の企業から何度も不採用通知を受け取り、その都度、自己反省とスキルアップのために夜遅くまで勉強し、資格取得に励む姿が「臥薪嘗胆」の精神を体現しています。

この苦労が実を結び、最終的には夢に見た企業から内定を勝ち取り、困難を乗り越えた喜びを噛みしめることができたのです。

この話から、目標を達成するためには、途中で遭遇する困難や挫折を乗り越える強い心が必要であり、「臥薪嘗胆」の精神がいかに大切かがわかります。

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