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Cheerleaderを勝たせる

あまり仕事のことを書いたことはないけど、気持ちが新鮮なうちにメモっておく。日本のプロスポーツのチアリーダーの在り方って、かなり微妙だと思ていて、本人が希望してオーディションに合格して年間契約するのが、主流だと思うけど、それは仕事ではなく、多くの場合はボランティアだ。スタジアムなどでの出演に対して多少給与が発生している団体もあるだろうけれど、それを生活の基盤にできている人がいるとしたら、資本が大きくて試合数の多いプロ野球や芸能事務所が絡んだ経営をされているチームに限ったこと。

本人が希望してのボランティアなんだから、何の問題もないし、むしろオンラインサロンのように月額会費を払ってでも働きたいという人がいる中で、時代に合っているといえばそうだと思う。でも、私が抱えているチームの場合、活動していること自体を個人的にSNSで拡散してはいけないことになっている。なぜ?

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確かに私が現役のころは、まだネットリテラシーが世の中的に整っておらず、ストーカーやら犯罪を引き起こす要因としてのネットでの個人情報漏洩が問題になっていたから、所属チームとして何かあっても責任を負えないという理由での「禁止」は納得できた。名字の公開も、個人の特定の確立を上げてしまうからという理由で控えている。確かに、最善の策だとは思う。万が一、コアなファンが個人を追いかけてプライベートで接触してきたら…という想像が働くのだろう。もしくは誹謗中傷が書き込まれ炎上するようなことがあっても対処できないということ。芸能事務所のように、対個人とチームが契約しているわけではないから、そもそも可能性があるならつぶしておこうという考えだ。

更には、副業が禁止されている会社で働いているメンバーに対しては、配慮しなくてはならないし、スポンサーがらみのNGがある中で、社会経験の少ない、もしくは全くないメンバーの個人的な発信は注意・教育しなければならないことも沢山ある。まぁ、そもそも副業禁止の会社が古いんだよって話ですが、様々な事情でチアとして活動していることを隠しているメンバーも少なくない中で制限は多そうだ。

まって!なんで隠してるの?まずそこを考えたい。ここ数年メディアなどの影響でcheer自体の認知度は高くなったし、競技としてのcheerの世界があることや、リーディングだけがcheerではないことは、一般に通用するようになった。でも印象は相変わらず、「チャラチャラしてる」「ミニスカートでパンツ見せて踊ってる」「派手」「チアガール」「選手目当て」「地元アイドルごっこ」「アメリカかぶれ」「自意識過剰」…所属するチームへの愛や地域社会貢献、最も大事にしているチアスピリットの理解には到底及ばず、「〇〇のチアリーダーとして活動しています!」のアピールが、就職活動で絶対に有利とは言い切れない現状がある。さらに所属チームからSNSの投稿が禁止されているとなれば、「活動していることはなるべく秘密にすべき」という暗黙の了解が浸透し、本人たちのメリットもなければ、世間の誤解も解けないまま。なんなの?

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「Cheerleaderを勝たせる」ための第一歩は発信だ。世間の誤解を解き、彼女たちの普段の姿をそのまま見せること。仕事終わりに練習に駆けつけて、仲間と言い合いながら作品を完成させ、パフォーマンスが及ばない時には出演メンバーから外され、それでも笑顔でスタジアムに立つ。一人でも多くの人にスタジアムに来てもらおう、サポーターになってもらえるように応援を盛り上げるために私たちにできる事は何かと話し合う。気持ちが伝わらないときは落ち込み、反省し、チームが負ければサポータ以上に悔しがる。そんな彼女たちのリアルなストーリーを隠す意味が分からない。SNSを解放したところで、前述した事件などそうそう起こらないし、炎上させる方が難しい。むしろ炎上上等!遠慮気味にオフィシャルで上げてる飾ったブログに誰が共感できる?時代遅れも甚だしい。

まだまだ発信力の少ない私にとっては大きな課題。でも、この一か月canを探した結果、ここに行きついたから、まずは動く‼やってみる!何物でもない私が、どう発信力をつけていくか。2020年はとにかくいろんな人に会って、1対1で話す時間を作って、発信力を高めていく!最後まで読んでくれたあなたにも会いに行きます☆フォローお願いします<(_ _)>♡

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