こんばんは、SSWパン子です。

前回の不登校になった時、仕事どうする？[辞める決断編]の続編、[子どもの本音編]を書いていきたいと思います。

A子さんが仕事を辞める決断をした後、目に見えてお子さんの体調は変わっていきました。

毎日毎日、頭が痛い、お腹が痛い、気持ちが悪い、、、続いていたのがピタッと止まり、よく食べるようになったそうです。

これまでも、A子さんは何度も仕事を辞めようと思ったことがありました。その度に、周りの人たちに助けてもらい、なんとか続けてきましたが、もう無理と思った時に、一度だけ、「ママ仕事やめようとおもってる」と子どもに話したことがあるそうです。

その時の子どもの答えは、

「ママの大好きなお仕事、続けてほしい」

そして、「家族で旅行にいったり、レストランでご飯食べたりできなくなるのはいやだ」とのことで、お母さんが働くことを応援してくれていたそうです。

それからしばらくまたギリギリしのぐ生活が続きましたが、お子さんの体調不良が悪化。毎日毎日、不調を訴えるようになり、とうとう限界を迎えました。

その時A子さんは、また同じことをお子さんに尋ねたそうです。

「ママ仕事やめようと思ってる」

するとおこさんは、ポロポロと涙をこぼしながらこう言ったそうです。

「ママの大好きなお仕事やめちゃうのかわいそう」

その姿を見て、A子さんは

「〇〇ちゃん、ママがいなくて寂しかったよね。よくがんばったね。〇〇ちゃんが、がんばって我慢してくれていたから、ママは働けたんだよ。ありがとうね。ママは、これからは〇〇ちゃんのそばにいてサポートしたいんだ。それはママが決めたこと。ママがしたいことなんだよ。」と。

そして「しばらくお金がないから、レストランや旅行にはあんまり行けなくなるけど、そうなってもママと一緒にいる方いいかな？」と聞くと、お子さんは泣きながらうなずいたそうです。

子どもが不登校になってから、お子さんも親御さんも毎日毎日、悩み葛藤することと思います。お互いがお互いを思いやるからこそ、本音が出てこないこともありますよね。

子どもの中には親御さんに本当にわかってほしい気持ちがあるのだと思います。それをいろいろな形で命がけで訴えてきているのだと受け止めています。

A子さんは、お子さんの答えの変化を見逃しませんでした。それはいつもいつもお子さんのことを気にかけていたから。お子さんの心を大切にしていたから。

子どもの本音をめいっぱい抱きしめる。ありがとねーって。

それだけで、子どもは安心するのだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました！