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手を抜けない

会社勤めをしていた頃、「手を抜け、工数をかけるな、そうしないと儲からない」と言われて、その会社を辞める決断ができました。

良いサービスと良い製品は、手抜きからは生まれません。手抜きの仕事に未来はありません。手抜きをしなくても負担を軽減できる道を探すのがデザイナーの仕事です。

ゴールを想像してそれに向かう道を探すのもデザインなのです。

予算が決まっていてもステップを示して交渉すれば良いのです。
ゴールが見えていない状態では、手抜きどころの話ではなく暗闇の道を手探りで進んでいるのと同じです。

小刻みのゴールでも構わないのです。ゴールを見るための手抜きをしてはいけないのです。学ぶ事はゴールを見る為にするのです。何も無いところからは、何も生まれてはきません。

今ある機能に別の機能をつけたり、減らしたりして別の物を作ります。手作業していた事を機械で行ったり道具で補ったりして便利にするのもデザインです。

見た目を良くすることだけがデザインでは無いのです。エンジニアもライターもデザインをしているのです。良いサービス、良い製品を作っても知ってもらう。買ってもらうデザインができていないと売れないのです。

アマチャとプロの違いは、お金を払っても良いと思わせるのがプロです。ゴールを示して相手に納得してもらう。自分が納得すれば良いで終わるのがアマチャです。

ゴールを見せて、そのゴールに向かって進むのが良いのです。

人生のアマチャから人生のプロになるには、目標を手抜きせずに決める。そしてそれを他人に示して仲間を集めて、必要ならば組織を作るのです。

小さなゴールは達成しやすいですが、大きなゴールをデザインせずに達成できる事はありません。デザインの修正は何度しても構いませんが、ゴールの変更は三度までにしたいものです。

経済的に幸せにはできないかも知れませんが精神的に幸せにする自信があります。と言いましたがついてきてくれました。今は、精神的に幸せだから次は経済的に幸せにしてと言われています。