思いやりとは不幸にさせないことです。幸せにはできないかもしれませんが不幸にはさせない考慮です。

迷惑をかけるからと関係を切るのは本当の関係を切ったわけではないのです。人は他人に迷惑をかけたくないけれど一人では生きていけないのです。

誰かと半分っこ。楽しみも悲しみも苦労も幸せも半分っこできる人間関係が親子であり夫婦であり家族であり、仲間であり気が許せる仲なのです。

家族になると自分の家族を守る為に他の家族と競う事があります。思いやりのある家族であれば仲良く暮らしていけます。思いやりがなければ自分が良ければ他人の事はどうでも良いと思うのです。

思いやりのない人と思いやりのない人が仲良く暮らしていく事はありません。お互いに遠慮から始まって気を許すまでには時間がかかるのです。

たとえ親子でも気を許してはいけません。

相手の心に入る事を許してもらえるまでには時間がかかるのです。死ぬまでに溶け合うぐらいの仲になれたならば良いのです。

だから思いやりが必要なのです。思いやりの仲は他人同士の仲です。気が許せる仲であれば思いやっている仲だと言えるので気が楽です。
気が許せない仲から気が許せる仲になるには時間がかかるのです。短時間でできると思うから間違いが起こるのです。

気を許した途端に自分の持ち物のように扱う人がいます。私は私。あなたはあなた。同じではないのです。自分が言ったことに反対する事はないと信じて発言して同意を求めるのです。相手の気持ちは自分と同じだと思って行動するのは思いやりがないのです。

相手の意見に合わせる事が思いやりではありません。相手が正解だと思っている事と自分が正解だと思っている事のすり合わせができるのが思いやりです。思いやりは双方向で行うのです。一方的に行うのは思いやりではなく思い込みです。

思い込みは自分では気づきません。それが正解だと思っているからです。
思いやりは常に相手の事を気づかって寄り添う事で間違いがあれば気づくのです。自分は思いやりだと思い込んで行動する事があります。それを防ぐ方法があります。

思いやりは常に自分の行動を疑います。思い込みは常に正解だと思って確認をしません。

思いやりは疑う事です。不幸にしていないかと自分の行動を疑ってはためらうのです。思い悩ん出た言葉や行動が思いやりのある言葉や行動です。

何も考えず出た言葉や行動は本音と言います。本音が腐っていればどのように指導しても治る事はありません。生まれかわってやり直すしかないのです。人間は人生の節目で生まれ変わる事ができます。失恋した。失業した。大怪我をした。大病を患った。人生の節目で生まれ変わる事ができます。
思いやりの気持ちがあればと思ったのも人生の節目を多く経験したからです。

思いやりのない人と思いやりのある人は普通に仲良くできます。思いやりのある人同士であれば気心の知れた仲や気をつかわない仲になれるかも知れません。思いやりとは相手の立場に立って考えられ事です。相手の事を知らないのに相手の立場に立つ事はできません。

知らない相手に思いやりを持ちたくてもできないはずです。それは想いやったと思う思い込みです。

相手の立場に立って困っている事を理解して自分の立場からできる事をするのが思いやりです。

悪い事をしようとしている人の立場になって困っている事を知り、自分の立場からできる事はないかと悩む事が思いやりであったならばわたしは悪い事に加担する立場では無いので何もしません。

自分の立場を理解して他人の立場に立って悩みを解決する。悪い事を企んでいる人には「悪い事だからやめましょう」と言える人になりたい。

思いやりのない人は分かち合う事ができないのです。ですから仲間にはなれないのです。

離れましょう。