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私の大好きな日本へ

大変ご無沙汰しております。芙美子です。本当はこのNOTEを開いた時、旦那の職業が超面白いので、その事を書こうと思っていましたが、やめました。笑わせる気分になりません。

いまはコロナの爆発的感染の恐れがあり、マレーシアは国内緊急閉鎖中です。マレーシアに来て8年。海外に住んでいると言えば聞こえは良いものの、この様な地球規模の危機までは人生の中で予測出来ず、華僑の教えである「鉱山ではスコップを売れ」。この言葉が心の中で繰り返されています。原価がかからないと言う理由でサービス業を続けてみたものの、有事の際には跡形もなく仕事が消えてしまうのだなと。そう実感しています。コロナが1年で収まらなければ、自分の会社も変化しなければ店じまいです。

イタリアでのコロナ感染者の死亡率は、このままでは10%にも届きそうな勢い。ニューヨークでは911の時に設置された遺体安置のテントが、すでに用意されているようです。爆発的感染が起こっているニューヨークも、経済的なダメージは計り知れません。これはイメージではなく、市域人口800万人。それから世界中の投資の半分以上がニューヨークで取引されているそうなので、危ない状況だと感じています。世界各国の有事なので、金融があおりを受けたリーマンショックとも比べられないのではないでしょうか。安全神話の金相場も下がっていますが、それはそれだけ現金を用意しなければならない人達が増えているのではないか。そう想像しています。間違っていたら、誰か教えて頂けたら助かります。とにかく今は世界中にルーレットの銃口が向けられているのと一緒。その弾が個人にとってお金なのか、感染なのか、わからないけど皆狙われています。

とは言えマレーシアでは、外国にいながらも安心感があります。人口3200万人程度のコンパクトな国では、財政出動や警察の出動など、様々な事が迅速に対応されています。学校については、下の子供達2名は日本人学校なので、いまの所オンラインの授業などの対策は聞こえて来ませんが、長男のインターナショナルスクールについては、オンラインで授業がすぐに再開されました。これらは各機関が勝手に自分たちで考え、決めて行動した結果です。スーパでは棚がいつもの様子とは違いますが、必要な物資は購入可能。さらに税金や申告関連の延長他、国のインターネットはすべて無料開放されています。また、不自由だからこそ、人々は意識をしながら挨拶や優しい一言を掛け合っています。そのためマレーシアでは、いまの所外国人として恐怖は感じていない状況です。

ちなみに自宅待機中、日本のテレビ番組も見たりしています。先日都庁では、「NO!3密」とか言うスローガンにて、自宅待機要請が出ましたね。この茶番には本当に肩を落としました。そして今日は志村けんさんが亡くなりました。オリンピックの延期が決定したとたん、新規陽性の人が爆発的に増えています。

ちなみに私はマレーシアでエンタメ・撮影・旅行関連のお仕事をしているので、志村けんさんとは面識があります。会えただけで嬉しかった志村けんさん。けど彼の場合は面識があるとかそういう事ではないですよね。日本中に笑いを提供し、平和を提供し、意見は言わず、喜劇のみに生きた私たち皆の志村けんさんです。その人を、自分たちで動けない日本社会が殺してしまった。私もその一人。そう感じてしまい、肩を落としています。中国を責めても今は仕方がないでしょう。志村けんさんが亡くなった事で、事務所に囲み取材が入っている事にも絶望感を感じました。私たちはそのような情報を囲み取材で得なくてはいけないのでしょうか。本当に無力感がひどいです。

個人的なことではありますが、これまで私はマレーシア国内外で要人、日本の要人、芸能人、企業の方、華僑の方、様々な分野で活躍する方々と接して来ました。その方々から色んなヒントを頂く事で、今日本で必要な事を考えています。仕事がないと言う事は、時間が出来ると言う事であり、そこで初めて「自分は政治の事を何も知らない」と、はっきり自覚しました。そして有事の際に一番大切なのは、遠回りでも政治やマスコミの間違った情報に目を向ける事ではないか。そう感じています。私は基本的に虚無タイプのはずなんですが。。。有事なので仕方がありません。

皆さんはどうでしょう?毎日従業員や家族を食べさせなければいけない中で、政治の事などを知る余裕はありましたでしょうか?そしてその政治が正しいのか、検証できる時間はありましたか?私はなかったです。毎日の生活で精一杯でした。ではあなたの周りの賢そうだったり、聡明に見える方はいかがでしょう?多分彼らに意見を仰ぎたくとも、政治の事など話しませんよね。知らなかったら恥ずかしいし、家族に迷惑がかかるかもしれない。そう思う事業者は沢山いますので。私も政治や哲学の事など、教育的背景もないままに好きな事を言えば言うほど、自分がアホになった気持ちになりますし、間違っていたら恥ずかしいと言う気持ちもあり、あまり言えません。なのにこれを書いています。家族の自立もままならないままなのに、恥ずかしいなと思いながら。。。政治って話すだけで熱心に見えちゃってヤですよね。

先にご説明した様に、私はお金もないのに所謂「お偉い」の方々との交流が多いです。「情報とお笑い」を扱っているためです。その方達と私では、肩を並べてお仕事をする能力もないため、ただお話をするだけ。メリットがお互いないままの交流なので、いつもフェアにお話が出来たと思いますし、利害がないので本音を教えてくれた方々も沢山います。その中で感じた事は「経済やビジネスに強い人が政治に詳しい訳ではない。ましてや助成金や入札に関わる人達が、政権の文句など言わない。」と言う事。あと原則的な事として、家族を守るべきが第一優先であれば、政治の利益よりも個・または会社従業員の利益を追わざるを得ない。と言う他人の事情も理解するべきだなと。常々思っていました。

ただし、これでは無学な私たちが正しい政治の知識を得られる訳がないし、得れない構造になっているのだなと感じていました。賢人たちは私の、私たちの感情的な動きを良く知っているので、政治が良くなくとも国民が馬鹿な間は動けない。身動きが取れない状況が続いています。が、選挙で正しい人を選べば、その可能性は初めて変わって来ます。

結論何が言いたいかと言うと、私はマレーシアで8年間、ニュースを含めた情報サイトを運営していました。その8年間、間違った情報で怒られるのが本当にイヤだったので、情報の精査と、その根拠の探し方みたいな事を少し体得した気がしています。撮影仕事もしていたので、マレーシアで北朝鮮問題が起きた時は、各局の撮影コーディネートや現地レポートもしていました。私は元々主婦で書く事が好きだったので、マレーシアで困っている人をサポートしつつ、生活を成り立たせたかっただけですが、外国にて無料情報でサポートしようとすればする程、専門外の事にも触れたくなり、それで間違えるとめっちゃ怒られる。これの繰り返しをしました。

マレーシアに限って言えば、情報ソースや政治家などの発言自体がコロコロ変わること、そもそも政治家や媒体が適当なことを言ったところで、マレーシア国民全体が「その話を適当に聞くべき」と言う事を理解している土壌があり、それをミスのない日本風に伝えるのは本当に骨の折れる作業で。。。一緒に働いてくれた信頼する編集のプロの女性に色々教えてもらいながら、何とか手探りで、2人きりでサイトを続けていました。

この自己流の情報の追い方、精査の仕方、考え方などを、興味のある方に共有出来たら嬉しいなと思っています。私もフェイスブックで音楽を奏でたり、ヨガを見せたり、塾が出来たらどんなに良いだろう。皆が助かるんだろう。って皆の事を羨ましく思います。けど私は職業上、考えても考えても、情報収集とお笑いの事しか共有出来ません。

私自身、政治の事など断片的にしか知りませんが、情報と芸能は魑魅魍魎の世界ですから、その情報が「危ない」のか「噓」なのか、発言者自身が「勘違い」しているのか。その事を一切予想せずに、まずは事実を浮かび上がらせる。その事実だけを心に留める。とにかくなるべく騙されない。そういったノウハウは体感して覚えているのかなと思ったりもするので、「主婦だから政治の事を考えたり話したりは恥ずかしいな」とか、「何から調べれば良いのかわからない」と言う方や、「本当はこのままではマズい。けど確信のない意見は恥ずかしい」と言う方のヒントになれば本当に嬉しいです。そのやり方を少し取り入れてもらえたら、とんでも理論で政治家や要人にすぐ会える事でしょう。それから自分に取って正しい人を選ぶ事も出来るでしょう。私がチカラも頭もスキルも無しにそれをしてきたので。

また、これらは全て自己流の個人的な話なので、賢い方々がもしこれを読んでくれて、「これはもっとこういう方法があるよ」とか、「それは間違っているよ」と言う事があれば、教えて頂けたら、それはもっと嬉しいです。その意見があって初めて、オバかな自分も正しい事を言っているのか間違っているのか、自覚出来るんです。

今誰かを責めても文句を言っても仕方がない。
1日の3分の1は睡眠に、あとの3分の1は家族に、あとの3分の1は自分と社会のために。時間は沢山ある今がチャンス。
どうぞ宜しく願いします。

次回トピック 
■情報収集はゲームだから面白い
■あなた流の情報精査。情報の捨て方・拾い方
■プロパガンダに都合の良い私たち
■自己流・人のプロファイル
■相関図を理解する
■真偽の精査よりも思考・行動エリアの調査を
■情報を得るための交渉の鉄則
■チカラがなくても人・事を動かす近道
■言葉の地雷の使い方、避け方
■政治家同士の争いを検証
■チ●コウンコにすぐ反射する国民
■良い人をした悪い人・悪いグループの見分け方
■男性から聞く、働く女性のイヤな所。
などなど

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