見出し画像

【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 28.01.2024

UK DEFENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 28 January 2024

日本語訳

  • 2024年1月22日にロシア当局は、2022年2月にこの戦いが始まってから、軍の募兵事務所に対する攻撃が220回あったことを報告した。報道メディアのメディアゾナが報じた当局とは別の統計によると、2023年7月26日以降の募兵事務所への攻撃は記録上、 113回にのぼるとのことだ。総合的にみて、これらの統計数字は、直近の6カ月間で募兵事務所に対する放火攻撃が倍増したことを示している。

  • ロシア連邦対外情報庁(SVR)長官セルゲイ・ナルイシキンは、放火攻撃の実行者が西側当局者の指令で行動していると非難した。だが、攻撃数増加の原因が、ロシア国民の間に戦争への不満がますます大きくなっていることにある可能性は極めて高く、この不満の拡大は、仮に動員第二波が宣言された場合に動員されることになる人々の間で顕著だ。この種の攻撃を行うという罪を犯したと告発された人々のなかには、テロ行為と国家反逆の嫌疑をかけられている者もいる。

  • 今後、新たに動員を実施した場合、それは、プーチンが2023年12月14日の年次記者会見で示した約束に反することになる。この記者会見の場でプーチンは、さらなる動員は行わないつもりだと約束した。そして、募兵事務所への攻撃が示しているのは、このプーチンの約束に対する信頼感の欠如だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?