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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 08.05.2024

UK DEFENCE INTELLIGENCE:
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 08 May 2024.

日本語訳

  • ロシア航空宇宙軍(VKS)遠距離航空コマンド(LRA)は、AS-23コディアック[*注:Kh-101]に二つ目の弾頭を装着させたものを実戦投入することで、貴重な空中発射型巡航ミサイル(ALCM)の破壊能力を向上させている。

  • 遠距離航空コマンドはこの戦争を通して、自らのシステムと戦術の修正を目指してきた。その目的は次の三点だ。一つは生存性の向上だ。その背景として、あまりに多くのミサイルがウクライナ軍防空システムによって迎撃されてきたことがある。もう一つは、より大きな効力を発揮できるようにするための能力強化だ。そして、VKSが戦争初期の期間にもっと新型の兵器システムをかなり使ってしまったため、旧式ミサイルをとことん使うということも、目的の一つだ。

  • この最新の改修によって、AS-23の射程距離はもともとの半分になってしまっている可能性が高い。とはいえ、LRAがウクライナのあらゆるところを攻撃するのに、最大射程は必要とされない。二つ目の弾頭は、攻撃目標地点で破片が増すことを意図して設計されている。この結果、防護措置がとられていないターゲットに対して、この兵器システムがより効力を発揮することになる可能性は高い。

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