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地磁気逆転

最近の僕は、何かを「所有している」だけで、それはもう「リスク」なんじゃないかと思うようになった。借りて済むなら「借りる」でいくし、できれば「持たない」ようにする。

今般、時代の様相は前人未到の変動相場だし、不動な産なんて、無いも同然の時代。できるだけフレキシビリティに富んだ状況に対応できる状態を確保しておいた方が安心でいられる気がする。

(マイホームのためにローン抱えちゃうなんて愚の骨頂でね)

でもね。

アイディアとか、工夫とか…そういうことに関しては誰かから「借りてくる」はダメでしょう。何事についても、自分の頭で考える力を失わないようにした方がいいと思う。昨日の「最新式」が、あしたは「前世紀の遺物」になってしまうような時代に、教科書だって、その編集作業が終わらぬうちに役に立たなくなってしまう…

だから、何かをコピーする、その能力が高くても、それだけで「生き残り」は難しい…

「複写機型」が奨励された工業生産時代と比較すれば
ホントに180度の、まさに激変であると。
都心が仕事場というわけではなく、住宅地だからベッドタウンというわけでもなく、つまり「通勤・通学」が必須ではなくなれば、ターミナル駅の商業集積地だって、どこまで保つか、新橋みたいな街だってそうだ。

与えられた選択肢の選び方に長けていてもダメなんだろうな。
自分の人生が既製品になってしまうし、自ら「個性」を失っていって得になる時代でもなし。

「みんな」に参加して
食っていける時代なのかどうなのかもわからないから。

とにかく、地磁気逆転が起こっているような時代だ。

これまでの常識で考えない方がいい。

※ 地磁気逆転:軸を固定したまま南北の磁性のみが反転する現象