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あなたに当てはまる強みはコレだ!!

誰でも知らず知らず、頻繁に繰り返している思考パターンがあり、繰り返している行動があります。それは、一種の癖のようなもので、その癖がその人の根幹を作っています。

頻繁に繰り返している思考や感情、行動パターンも時間を掛けてずっとやっていれば、その人の強みとなる可能性さえあります。

自分がどのような強みを持っているのか、どのような特性を備えているのか、それらを言語化したのが今回の記事です。

あなたのどのような強みを持っているのでしょうか?




【包含】

立場や価値観が異なる人でも、それぞれに平等に接することができ、多くの人を、グループの輪に入れることができる人。
仲間外れを作らず一人一人に居場所を与えられる資質。

・人々をグループに包含して、その一員であると思わせる
・人の輪を常に広げることができる
・人に対して寛容に接し、受け入れることができる
・立場や価値観の異なる人を受け入れて協力することができる

<欠点>
嫌われたくないがゆえに、悪いニュースを伝えなければいけない時に感じる嫌悪感を正しく処理できない。
誰彼構わず仲間に入れようとして、周囲から煙たがられてしまうことがある。
一人ぼっちで何かをやるのは苦手意識がある。


【共感性】

相手の気持ちが驚くほど分かってしまう、感情を察するプロフェッショナル。

感情を察知するアンテナの感度が非常に高い。
理屈ではない人の感情を大切に扱い、人の心の痛みを取り除き人が喜び笑顔になることを自分の喜びに変えられる。

・周囲の人の感情をあたかも自分自身の気持ちであるかのように感じられる
・相手の必要としていることがわかり、感情をうまく言い表せるように手助けできる
・人の幸せを自分のことのように喜ぶことができる
・人の感情を敏感に感じ取るので、周りより早く事実を知ることがある
・場の雰囲気に影響を受けてしまうので、気分の沈んでいる場所は苦手

<欠点>
色々な人の気持ちを理解できるがゆえに、たくさんの感情移入をし過ぎてしまうことで辛くなってしまう。
他人のことを考えるがあまり、自分のことを考える余裕がなくなってしまい、ストレスが溜まる。(自分を責めてしまうこともある)
ついつい相手に合わせ過ぎてしまう。(同情ばかりしていると、情に流されやすい人というレッテルを貼られる)


【調和性】

平和主義者。「調和」の字の如く、全体が整うことを求めて行動する。

例:誰かが言い争いをしている時、調和性の資質が少ない人は言い争いをすぐに止めようとするが、調和性の資質を持つ人はその場でいきなり止めに入るのではなく、まず彼らの意見に耳を傾ける。そして、彼らの考えをどう思うか他人の意見を促すことで共通項を見出し、争いを最小限に抑えて議論を終着点に導くことができる。いわば、膠着(こうちゃく)状態にある議論を打開するエキスパートである。

・相手の気持ちを察することが得意で、周りに配慮できる
・異なる意見を受け入れて着地点を見つけるのが得意
・衝突や摩擦が嫌いで、争いを最小限にしようと行動できる

<欠点>
周囲に合わせなければいけないと思い、本音を言えず我慢してしまうことがある。
調和性が優位の人は軋轢や衝突などの対立構造の中では本来の力を出せない。


【親密性】

真の人間関係を求めて、相手とのつながりを深めていこうとする資質。

・1対1のコミュニケーションで、相手との関係を丁寧に築こうとする
・信頼関係を深めるために、相手のことを信頼する
・仲良くなれそうな人を選んでいる
・親しい人と一緒にいる時に力を発揮する

<欠点>
大人数の飲みの席やパーティーといった場が苦手。(普段から親しい人と一緒にいたいという思いが強いことから、人見知りの傾向もある)
相手のことを大切に思うあまり、相手の間違いを指摘しづらいと感じる。
仲の良い人とばかり話してしまう行動が多いと、他人から話しかけづらい、と思われる。(立場によっては派閥を作っているかのように周囲から見られる)


【個別化】

人の見た目でなく内面の違いに着目することができる、個性を見つけるプロフェッショナル。

・一人一人が持つユニークな個性に惹かれ、もっとも良い所を引き出すことができる
・その人にしかない人生を理解することができる
・相手が今どこまで理解しているのかが理解できる
・質問上手、引き出し上手
・一人一人異なる相応しい関わり方、接し方ができる
・自分自身も他の人とは違う“個”として尊重されることを求める

<欠点>
個別対応したいがゆえに無駄に時間を費やしてしまいがち。
個人をそれぞれ違う人だとはっきりと区別していることにより、接し方や相手に使う時間も違うため、周りの人から「差別されていて不公平だ」と思われている可能性がある。


【成長促進】

人の変化に気付き、伝えて相手の背中を押すことが得意。
どんな人にも磨けば光る何かがあると信じて人と関わり、相手の成長をともに喜ぶことができる母性を持っている。

・人のわずかな変化に気付くことができる
・周囲の成長に気づき、それを伝えてサポートすることが好き
・人の成長が自分の喜びに繋がる

<欠点>
他人の成長には一生懸命になり過ぎて、自分自身の成長をおろそかにしてしまうこと。(自分自身が持っていないものを、人に与えることは難しい)
見込みのないことに投資し過ぎることがある。(あらゆる人の可能性を信じる傾向があるが、それが逆に落とし穴になる可能性もある)


【ポジティブ】

物事の良い面を見つけることが上手なユーモア溢れる人。

・どんな状況においても、人や物事の肯定的な面を探そうとする
・周囲の人からは「陽気」や「楽天的」という印象を持たれやすい
・ユーモアに溢れ「あなたのそばにいたい」と思わせる情熱的で明るい人柄である
・自然と人を前向きな気持ちにさせるのが得意で励まし上手である

<欠点>
資質を発揮する環境やタイミングを間違えると「能天気なヤツだ」「緊張感がない」と相手に不快感を与えかねない。
叱られて落ち込んでも復活するスピードが早いため、「あいつは反省していない」と怒り出す人が出てくる。
(きちんと反省している姿勢を態度や言動で示し、相手に敬意を払うように心がける)
自分自身が基本的に前向きなので、落ち込んでいる人を見るとついつい、「大丈夫だよ!」「心配ないよ!」と励ましがち。
(中にはそっとして置いて欲しい人や具体的な根拠もなく励まされて戸惑う人も居たりすることも理解する必要がある)


【適応性】

人生に何が起きてもギアを入れ替えることのできる対応力の高い人。
流れに身を任せて、物事が実際に起きた時点で対処することが得意。
例:適応性の資質が少ない人にとって「プロジェクトの計画を間違えて明日までに変更する必要がある」と言われたら、ピリピリしたり、唖然としてしまうことがあるが、適応性の資質を持つ人は、頭を切り替えて、状況を打破する解決策を導き出すことに集中する。

・突然の予期せぬ展開にも、落ち着いて柔軟かつ迅速に対応することができる
・対応力の高さで人に安心感を与える
・今この瞬間が最も大切だと考え、目の前のことに力を注ぐことができる
・同時に複数のタスクをこなす状況でも高い生産性を保つことができる

<欠点>
厳密な手順に従う必要がある業務が苦手。(変化に富むことを求めるため、窒息させられる)
現実味のない、高すぎる目標や年単位の長期目標を掲げて行動しても生産性は発揮されず、むしろ消耗する。
(マイルストーン(中間目標点)を設置して、短期で達成できる小さな目標をクリアしていくことでモチベーションを保ち、計画を進行すること)


【運命思考】

人も物事もすべてどこかでつながっているとの感覚があり、すべての自分の行いは必ず何らかの形で現実となって自分に返ってくると考える。
争いや対立の構図をもたらさなく、分け合うことの大切さを教えてくれる存在。
目の前で起こる辛い出来事もまた意味あるものとして受け取り、逆境にあってもしなやかな強さを持っている。

・見えない力、見えない部分を敏感に感じ取ることができる
・表面でなく内面に目を向けて人間性を捉えることができる
・他人は自分にはない知識を持っていることを理解していて、人に対して謙虚
・孤立感、孤独感や喪失感をあまり感じない

<欠点>
常識にとらわれずに自分自身で独特な考え方をするため、変わった人だと思われる可能性がある。


【目標志向】

目標を定めて真っ直ぐに突き進むことができる資質。
目標達成の時点から現在地まで遡り、途中途中に中途目標、小さな区切り目標(いわゆるマイルストーン)を置いて、計画的に様々なことを実行し、着実に目標を達成する。

・目標を立てて、その実現に真っ直ぐに向かっていくことができる
・目標が定まると、俄然やる気がアップして集中力が高まる
・特定の行動が、立てた目標に対して必要がどうかを本能的に判断できる
・他人や組織が目標から逸れた行動をしている時に連れ戻す事ができる

<欠点>
目標が達成されてないことは悪であり、達成するために効率を求め過ぎる傾向がある。また、目標達成に向けて突き進むあまり、過程を楽しむことを忘れがち。
(その結果、他人と協働する時に周囲を置いてきぼりにする。適切に周りとのコミュニケーションを取り、回り道も受け入れること)
仕事における目標を優先すると、プライベートをないがしろにしてしまうことがある。
(一つ目標が定まると、それ以外のことの優先順位が下がりすぎてしまう)
目標が明確に定まっていないとモチベーションが湧かず、フラフラする。


【達成欲】

"物事を一つ一つ、たくさんやり遂げていくバイタリティーの持ち主。

どれだけ素晴らしい結果を叩き出そうが、明日になればまたゼロからのスタートとして行動を重ねていける貪欲さも持ち合わせている。

・常に何かを成し遂げたいため、たくさん行動する
・成果を上げるために、生産性を高める工夫をしている
・平日も休日も関係なく、毎日忙しくしていたい
(スケジュール帳は真っ黒に埋め尽くされていることが多い)

<欠点>
自分のペースを周囲にも当てはめようとしてしまうところがある(周りの人も、自分と同じようなスピードで動けると思わないようにすること)
知らないうちに無理をしていることがある(パフォーマンスを上げるためのタスクとして、休息の時間を取ること)"


【慎重さ】

物事を成功させるために準備万端にする資質。

不安になることが得意な人間で、不安を解消するために「準備」や「事前確認」を怠らない。
高いリスク察知能力を活かし、抜け漏れなく、失敗なく確実に成果を出すその姿勢が、周囲に安心感、信頼感を与える。
対人関係においても慎重な傾向があり、自分から積極的にプライベートを明かすようなことはしない。

・準備万端にしてから物事を進める
・「リスクはないか?」と考え立ち止まり、検討する
・不安なことがあれば、できる限り事前に解消させる
・常に余裕のある状態にし、安心した状況を作る

<欠点>
決断のスピードが遅くなりがち。(判断が遅い人、いつまでたっても決められない人とネガティブなイメージを持たれる)
経験のないことに対する心理的抵抗感が大きく、心配が先に立ってなかなか動き出せない。


【規律性】

秩序正しい状態にするために、計画を立て行動を習慣化する。
規律性の人は、意思決定にかかる時間は無駄だと考え、その時間を無くすために自分ルールを作って習慣化をしている。

多くの人、特に非日常を好む「適応性」の資質を持つ人から見ると、規律性の淡々とした過ごし方はつまらないものに見えるが、規律性の人からすると「面白い」「つまらない」ではなく、その淡々と過ごしている状況が好きであり、そういう日々を送ることに達成感を感じている。

・効率的に物事を進めるために計画を立てる
・秩序正しい状態にする
・物事を習慣化、ルーティン化することや淡々と物事を進めることが得意

<欠点>
計画や自分の習慣を優先するあまり、予期せぬ出来事に対応できないことが出てきた時に規律性のコントロールを狂わせ、秩序が崩れることに怒りを感じる。
(周りが自分ほど規律的でないことを認識すること)
(秩序を作ることでパフォーマンスを高めるのが規律性だが、反対に制限をかけない方が行動できる人もいるという違いを受け入れること)
(周りの人は、急な予定変更が重なるとストレスになるので変更がありそうな時には可能な限り早めに伝えてあげると良い)


【責任性】

約束したことを必ず守り、周りの人から絶大な評価を得る人。

もし、約束を守れなかった場合に言い訳や正当化をしない。謝罪をするだけでなく、何かしら行動することで埋め合わせる方法を探す。
(そうでもないと罪悪感を感じてしまうため)

・自分がやるといったことは必ずやり遂げる
・約束を守るために一生懸命努力をする
・誠実で物事を正しく行おうとする意欲が高い
・絶対的に信頼できる人という評判を生み出す
・他人や自分に約束したことを実行できている状態が好き

<欠点>
助けや提案を断りきれず全てを引き受けてしまうことで余裕を無くす。(無理して引き受けない、断る決断も)
自分が関与するプロジェクトの責任を全て負おうとしてしまう。(人と責任を共有することが苦手)


【回復志向】

物事のマイナス面を見つけ、それを元の状態に戻すことができるエキスパート。

例えば、散らかった部屋を掃除することに何も抵抗がなかったり、未完成のジグソーパズルを完成させようとするのも回復志向の具体的な行動。

・問題を解決することが好きで、物事を本来あるべき状態へと回復することが得意
・すでに発生した問題発生だけでなく、これから起こる問題の予測や予防にも気づくことができる  
・自分の欠点を見つけては、絶えず回復し成長し続けることができる
・パニックにならず、冷静でいることができる
・今までに出来なかったことについても、努力を厭わず変えて行こうとする 

<欠点>
自分の欠点ばかりに目が行き過ぎて、自分に厳しくし過ぎてしまうことがあったり、他人の欠点に対しても同様のことをする。
(好意で指摘した点が、相手にとって余計なお世話だと思われてしまったり、またそうすることでその問題点から何かを学ぶ機会を奪ってしまう恐れがある)
ついつい問題のあるところに目を向けがちなので、物事の良い面を見過ごしがちに。


【アレンジ】

器用さと柔軟さを持ち合わせ、目の前で起きている事に対して臨機応変に対応することができる。
複数の案件を抱えていても、時間の“コマ”をうまく組み合わせて、同時並行に複数の案件を効率的に進めることができる。

・物事を最大限、有効的に効率的に調整できる
・予期していない状況に臨機応変に対応できる
・たくさんのことを同時に考えられる
・組み立て、組み合わせが得意
・変化の激しい状況でこそベストを発揮する

<欠点>
人に説明する時には時間をかけて説明すること。(自分はすぐに答えが出せることでも、アレンジ資質の少ない人からすると理解に時間がかかる)
たくさんの仕事を楽しんで進めていても、アレンジの資質が高くない人達からは与えられた仕事をしているように見えない。
(進行状況を共有する方法を持つこと)
変化に抵抗感が出しがちな人とはすれ違いを生んでしまう。


【公平性】

ルールを遵守し、人や物事を公平に扱おうとする資質。

ルールをとても大事にするが、本当に大事にしていることは「ルールによって公平性が担保される」こと。
(個の違いを尊重しないわけではなく、個々に違うことを知っているからこそ、一定のルールの下で等しく扱う必要があると考える)

ルールが明確になっていれば、それに従い淡々と物事を実行することができる。
また、ルールが無ければ、みんなが納得できるルールを作ることも可能。

・ルールに基づいた一貫性のある行動ができる
・誰か一人を特別扱いすることはなく、人はみな平等で公平であるべきと考える(えこひいきや特別扱いを嫌う)
・決められた手順で物事を繰り返すことが得意である
・誰とでも等しい距離感で付き合おうとする

<欠点>
ルールに基づいて判断するため、相手の感情やその場の状況をないがしろにすることがある。
その結果、周りからは「融通が利かない頭の固い人」だと思われてしまう。
決められたルールや手順で物事を繰り返すことを好む公平性だが、それ故に「ルールだから」「そういう手順だから」と思考停止に陥る場合がある。
(目的やその理由を意識すること)


【信念】

自分の譲れない価値観に基づいて、誰かのために行動できる人。

普遍的な価値観、倫理観、道徳観に沿って生きて、ぶれずに真っ直ぐに自分の道を進んでいける人。
(こういう生き方が格好良い、こうあるべきだ、という譲れない価値観がモチベーションになり、人並みならぬパフォーマンスを発揮する)

・金銭や地位や他者からの評価はさほど重要ではなく、責任感や倫理観を優先して行動する
・何かしらの揺るぎない、譲れない価値観を持っている
・家族や周囲の人に献身的な行動をすることで、信頼を築く
・他人や組織に対しても責任感や倫理観が強いことを評価軸にしており、誰かのために頑張っている人を重んじる傾向がある
・自分の価値観に背くことは誰からの指示、命令であっても従うことはない

<欠点>
自分の価値観が明確すぎるあまり、他人にそれを強要することがある。
(誰かのために身を粉にして働かないことは悪であり、それを他人にも求めてしまう)
自分が堅く信じる「こうあるべき」に反する行動をする人に対し、強い怒りを覚え相手が誰であろうと食って掛かることがある。
人のために尽くすことを優先するあまり、プライベートをないがしろにしてしまうことがある。


【指令性】

存在感があり、状況の主導権を握って、決断を下す。稀有な存在。

・自然に主導権を握る
・行うべきことを見極め、進んで発言する
・対立に怯えることはなく、むしろ、対立は解決策を見つけるための第一歩であることと考えている
・人々の間で物事が明確になることを求め、現実的で正直になるように相手に求める

相手を従わせてしまう力強さがあるため、非常事態、緊急事態の際に大いに活かされる。

<欠点>
自分の選択の余地がない一方的な指示命令は嫌う。
時に人を萎縮させることがある。
この才能を不快に思う人もいる。


【自己確信】

自分なら絶対できるという自信を強く持っている資質。
皆が「無理だ!」と思うような困難さを伴うことにも「絶対乗り越えられる!」と力強い言葉で周りを鼓舞し、前に進ませることのできる資質。

・心の奥深くで自分の強みや能力を信じている(揺るがない根拠のない自信を持っている)
・自分の能力だけでなく判断力にも自信を持っている
・リスクを取り新しい挑戦をし、重要なことについて成果を出せる
・いくら説得力があっても他人の意見に安易に流されない

<欠点>
リスクを取ることも長時間労働やハードワークを自ら進んで行うことが出来るがゆえに、周囲の人たちに自分と同様の仕事を強制しようとする。
自己確信の資質が低い人からすると、自信を持っているあなたには意見を言いづらいと感じている可能性がある。
(自己中心的や独善的と思われてしまう場合も。周囲の人の意見にも耳を傾けることができると周りに伝えること)


【競争性】

常に自分と他人を比較し、コンテストで勝つために相当な努力をする。
成果が究極の評価基準であると考え、世の中を見渡す時に無意識に他の人の成果を気にする。
(比較することで競争でき、競争することで勝つことができる)

・最高であることを切に望む
・他人との競争に勝つために努力する
・重要なのは努力ではなく、勝つこと
・端から勝てないと思う相手とは勝負をしない

<欠点>
勝ちにこだわるあまり、本来の目的を忘れてしまったり、周囲への配慮を欠いてしまうことがある。
必要以上に勝負を意識し、必要のない戦いをすることも。(今“競争”する必要があるのか?ここで“勝つ”ことに意味があるのか?と自問自答を)
競争していた相手に負けてしまった時に、悔しさのあまり、その先の仕事にしばらく手がつかないこともある。


【最上志向】

どのようなことでも良くしていきたいという向上心の強い資質。
何かを極めたいという気持ちが強いが、持っている他の資質によって行動が変わってくる。
(アレンジを持っている人はとにかく効率性を、学習欲を持っている人は一流の人や本から学びたい、など)

弱みを克服するより、生まれ持った才能を最大限活かしたいという、才能にフォーカスした資質と言える。

・平均以上のものを最高地点に持っていくことが大好き
・自分のことだけでなく、他人の強みに対しても興味を持っている(人の才能を見つけることが得意)
・自分にも他人にも厳しいストイックさを持ち合わせている

<欠点>
才能のある人に惹かれる反面、才能がない人にはあまり興味を示さない傾向がある。(好き嫌いがはっきりしている)
短所に目をむけたり、伸ばしたりすることを全く好まない。
出来上がったものを良くしていくということだけを考えていると、自己満足のために行動している人だと思われる。
(何かを作っていく時に細部にまでこだわり過ぎてしまい、他のことが進まなかったり、周りから何でそんなに時間をかける必要があるのかと思われる)
自分だけでなく、相手の成果にも結果を求めてしまう。(そこまでの努力を評価せず、相手にもっとできる!ということを思ってしまう)


【自我】

向上心に満ちた認められたがり屋。
自分を重要な存在として認めさせたいという願望が強く、周囲の人の承認を必要とする。

・スポットライトを浴びて目立つ事が好きなタイプも居れば、シンプルに人から認められる事が好きなタイプも居る
・決められたやり方ではなく、自分のやり方で仕事を進めたいという思いが強い
・自分の仕事が重要であればあるほど、リスクを恐れずパフォーマンスを発揮できる
・仕事を自分の人生そのものにしたいという気持ちがある
・自分の仕事ぶりが多くの人から注目される時に、最も良い仕事ができる
・周囲の人から感謝されたり、賞賛されたりすると、心が満たされモチベーションが上がる

<欠点>
ネガティブなフィードバックに非常に弱い。(失敗して人から認められない事を恐れる傾向)
他人からの評価に依存し、自分で自分を認めてあげられないと悩む事がある。
目指すものが、今の実績とかけ離れたものになりがちで、口先だけのホラ吹き野郎と見なされてしまうことも。
(自分のなりたい姿と今の実績の距離感を踏まえ、適切に目標を立てること)


【活発性】

ガンガン行動を起こしていけるフットワークの軽い人であり、自分だけでなく周りも活性化させていく。

後先考えずに、まずは行動してみようと考える。
(例:ホテルなどの予約をせずに旅行に行き、「とりあえず現地に行ってから考えればいいでしょ」という行動を取る)

・行動が最良の学習手段だと考えているため、行動した結果から学ぶ
・行動が自分の思考を生き生きとさせてくれることを知っている
・考えることでなく行動をしている時に自分らしく居られる
・自分や他の人のアイディアや計画を活性化させることができる
・人に行動を起こさせたり、物事を進めて行く影響力を持っている
・行動だけでなく物言いも躊躇なくストレート

<欠点>
相手に説明なしで要求することが多く、何も考えずに闇雲に行動するだけの短気な人だと誤解される。
思いついた瞬間に動き出してしまうがゆえに、戦略的思考力が弱いと無駄な動きが多くなりがち。
押しの強さが時として人を萎縮させてしまう可能性がある。
良いも悪いも影響力を持っているため、不満やネガティブな空気を出すと周りに影響を与えてしまう。


【社交性】

自分の目の前に居る人を魅了し、楽しませることが得意。

・知らない人と出会った時でも、その人に好印象を持ってもらうように振る舞うことが得意
・人見知りせずに、初めて会う人とすぐに打ち解け関係性を作ることができる
・人と出会ったときに何を話せば良いか自然と心得ていて、楽しく会話することができる
・常に新たな人間関係を構築することに前向きで、広いネットワークを構築できる

<欠点>
表面的な付き合い方しかしないと周囲からネガティブに受け取られることがある。
(新しい関係を構築するだけでなく、一度構築したネットワークに時間をかけて関係を築くこと)
目の前の相手が楽しそうにしていないと社交性の資質を発揮することができない。
(事前に相手の名前・趣味・興味のあることを調べておくなどの準備をする)
積極的にグイグイと場を引っ張ることがあるため、相手を疲れさせる。
(相手の反応や場の流れなど全体を見渡す視点を持つこと)


【コミュニケーション】

相手の心をつかみ、物事をわかりやすく伝えることができる。

言葉で人を納得させる影響力があり、言葉で人の心を揺り動かし、人を導くことのできる資質。

・人前で話すこと、プレゼンすること、司会進行役を務めることが得意
・文章や詩など、様々な手段を用いて物語を表現することができる
・ドラマチックで力強い言い回しを使うことで、聞き手の興味を引くことができる
・例え話をするのがうまく、物事をわかりやすく説明することができる

<欠点>
即興で話をしても、ある程度うまく話せてしまうため、事前準備を怠る傾向にある。(入念な事前準備を)
あまり思考することなくその場で言葉を紡いでいき、悪い方向に進むとついついその場に合わせて調子の良いことを言ってしまいがちに。
中身の薄い話をしがち。(知識を取り入れ、専門性を高めること)


【戦略性】

‟戦略性”の資質が高い人は、目的に向かうための選択肢を想定することができる。
(いかなる想定に直面しても適切なパターンと問題点を直ちに予測)

常に「こうなったらどうなる?」と自問しながら、あらゆる選択肢のシナリオを想像し、この繰り返しによって、将来の状況を読み、計画し、準備することができる。

これは学習して習得できるスキルではない。

<欠点>
頭の中で次々に先読みしていくため、自分にはそのルートが当たり前に見えていても、周りは見えていないことに気づかず、周囲への説明を怠りがちになる。


【分析思考】

‟分析思考”の資質が高い人は、感情に流されず事実やデータに基づいて、物事の根本原因を追究する。
(論理性を大事にし、白黒がはっきりしている客観的な事実や数値データを大事にする)

・物事の根本原因を探ることができる
・データに基づいた正しい判断を下す事ができる
・データに基づいた判断をするため、周りの意見や感情に流されない

<欠点>
根本を知りたい性分であることから「どうして?なぜ?」と相手を問い詰めて困らせてしまうことがある。
人の意見に対して、批判的な態度を取るため、周囲から頑固で融通が利かない人と思われることがある。


【内省】

物事を深く考え、自問自答しながら思考を深める。物事の本質を掴み、核心を突いた深みと重みのある発言をする。

・考えることや頭を使うことが好き
・1つのテーマを深掘ることが喜び
・常に頭の中で何かしら考えているため、比較的無口な人が多く、一人で居ることが苦痛ではない
・しっかりと考えてから言葉にするので、応答には時間がかかることがある
(自分のタイミングで返答できるラインやチャットなどのツールを用いてコミュニケーションを取る方が得意)

<欠点>
熟考してから言葉にするため、スピード感を求められる場で返答することが苦手。
同じ内容を長時間考え続けてしまう。(「何であんなことを言ってしまったのだろう」と何時間も考えてしまい自己嫌悪になることも)
会議中などで気がつけば他の人の話が耳に入っていないなどのことがある。内省スイッチがどこで入るかも自分でもわからない。


【原点思考】

原点思考の資質を持つ人は、過去に立ち返り、目的を見直すことができる。
(逆に原点思考の資質が少ない人は、今取り組んでいることがなぜ始まったのか、何のためにやっているのかを忘れてしまう傾向が)

チームが方向性を見失いかけている時に、みんなに「そもそも、何のための取り組みなのか」を共有し、チームの意思統一を図ることができる。

・物事の成り立ちを読み取り、今どうするべきかを考える
・物事を行う時に、目的を常に意識する
・組織の文化や、伝承を重んじる

<欠点>
過去に囚われる傾向があるため、変化を受け入れることが苦手な傾向がある。
組織が今取り組んでいることが目的からブレているとストレスを感じる。
過去を振り返るため、過去の辛い出来事が行動のブレーキになる傾向がある。


【未来志向】

文字通り“未来”をイメージする資質。

・未来に待ち受けている事柄をイメージすることができる
・鮮明な未来のビジョンは他の人にもエネルギーを与える
・未来を見つめて色々なことを妄想することが好き

<欠点>
実行力を伴っていない場合、ビジョンを描きつつもそれを具体化し形にすることが苦手のまま、妄想で終わってしまう。
自分と同じように、他の人も鮮明な未来を見ることができると思ってしまう傾向がある。
(ビジョンを説明する際は、できる限り具体的に伝える必要がある)


【着想】

新しいものに魅力を感じ、アイディアを次々に生み出せる人。

・既存の物事を別の角度から捉えようとする(人とは違う視点を持つことを大切にしている)
・2つの事柄の間に関連性を見いだすことが出来る
・新しいもの、変わったものを好む
・整っている状態とか秩序だった状態よりは、混沌としていて複雑な状態を好む傾向にある

<欠点>
飽きやすい傾向にある。
相手に合わせずにアイディアを話し出す。(話をまとめること)
アイディアは面白いが、有用性・現実性の観点から良いものと言えないことも。(周囲の力を借りること)


【学習欲】

知らなかったことが“知っている”の状態になっていく、その階段状のプロセスを楽しむ資質。
新しいことにチャレンジすることに抵抗がなく、体験からも何かを学びとろうとする。
学習と言っても勉強だけでなく、自らの経験から学習をしたり、他者に興味を持つなど、あるゆる場面から情報を仕入れることのできる資質。

・学ぶ事が大好き
・内容や結果よりも学ぶプロセスが大事
・何かを深く極める事が好きで、能力を身につけていく過程でイキイキしてくる
・自ら新しいことをどんどん掴んでいき、吸収する
・詳細がよくわからないでも尻込みしない挑戦心がある

<欠点>
インプットばかりに目が向き、アウトプットに意識が向きづらい。
何のために学ぶのかのゴールが曖昧で学ぶ事だけが目的化してしまうことも。(ただやみくもに勉強するだけで終わる)


【収集】

卓越した収集能力で幅広く集めることが出来る資質。

収集の対象は人によって違いがある。
野球カードやフィギュアのようなコレクションのような物の場合もあれば、本やネットからの情報や知識という場合もある。

・とにかく好奇心旺盛で、物や情報を集めることが楽しい
・集めた情報がいつか役に立つと考え、保管する
・聞き出す、探し出す才能を使って、人間関係を構築できる

<欠点>
方向性を考えずに、ただ闇雲に情報を得ようとしてしまうことも。(何のためにその情報を得ているのか考える癖をつけること)
とりあえず保存している場合が多く、情報が整理されているとは限らない。(自分が知りたい時や、誰かが知りたい時にすぐに取り出せるようにすること)
物や情報を捨てることに不安を感じやすい。

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