20年ものプログラマー

海外在住、20年越しの現役Javaプログラマー。文系の高卒でしかも独学でしたが、高学歴…

20年ものプログラマー

海外在住、20年越しの現役Javaプログラマー。文系の高卒でしかも独学でしたが、高学歴のエリート達に混じって開発案件をこなし続け、運よくここまでやって来れました。先輩たちからのアドバイスや自分の経験を、これから始める人たちにもシェアしたいと思い、ブログを始める事にしました。

最近の記事

長引いていた問題がようやく解決!

こんにちは、20年ものプログラマーです。 この前の投稿で書いた、なかなか解決出来なかった仕事の問題の解決方法が分かったので、原因と対応方法をざっくり書いてみたいと思います。 Spring Security 5 Spring Boot 2系(対応するSpring Securityは5)では、セキュリティのデフォルト動作が前より厳しくなっていて、「Spring Boot 1 to 2 migration」とかのキーワードで検索するとミグレーションのやり方に関する情報がドバっ

    • バグとメンタルと健康

      こんにちは、20年ものプログラマーです。 今働いているブラジルの会社で、最近あった仕事の問題→ストレス→健康の関係についてレポートしたいと思います。参考になるかどうか分かりませんが、プログラム開発の仕事をしている人の中には、似たような経験をした人がいるのではないかと思います。 Spring Boot 1系から2系へ この会社は、ディジタルコンテンツ管理システムをSaaSとして提供しています。DockerやKubernetesなどを使ってたくさんのマイクロサービスを組み合

      • 食わず嫌いでなく、味見してから決めれば?

        今、日本では歴史的な革命が起きようとしているみたいですよ! そして、その事に気が付いてない人も結構いるみたい・・・。 テレビや新聞などであまり取り上げられていないので、それらの主要メディアを情報源としている人は、今日本がものすごい過渡期にあるとは、夢にも思わない、という感じでしょうか。何年か後で歴史の教科書に載るんじゃないかな。 ちなみに、私が今住んでいるブラジルでも、かつて「軍事独裁政権」という時代(60~80年台頃)があったのですが、テレビや新聞を使って政府のプロパ

        • 知らない問題も解決できる!

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 開発の仕事を始めてから、なぜかいつも、他の人が「できません」と言った仕事が私の所に回ってきました。初めは、Javaプログラマーが少ないから需要があるのかな、ぐらいに思っていましたが、5年もするとJava言語はメジャーになり、大学や専門学校でちゃんと勉強してきた人が増えました。 そして、他の人が「できません」という仕事は、すごく難しいというよりは、面倒くさい仕事ばかりでした。なぜ面倒だったかというと、調べる事が多かったからです。ドキ

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          アンデルセンの「はだかの王様」

          子どもの頃、アンデルセンのはだかの王様という話を読んだ時は、「そんなアホな話があるか?さすがにそんなの騙されないだろ!」と思ったものですが、大人になって社会に出たら、本当にみんなそんな風に騙されるんだ!と驚きました。 騙されているのか、自分を自分で騙そうとしているのか、本当に洗脳されていて王様が素敵な服を着ているように見えるのか、分かっちゃいるけど言ったら殺されると思っているのか?言いたいけどいまいち勇気が出ないだけなのか。誰かが言ってくれたら自分も応援するんだけどなあ、な

          アンデルセンの「はだかの王様」

          開発現場で出会ったいろいろな「ありゃりゃ」

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 今回は、私が開発の仕事を始めてから出会ったいろいろな「ありゃりゃ」と思った事をご紹介したいと思います。 誰かさんの10年前の不手際を発見 某大手製造業のIT部門で働いていた時、取引先を検索するシステムのリニューアルを担当していた私に、担当SEから「検索条件を”役職=社長”にした時、ヒット件数が多過ぎる」と問い合わせが来ました。 データを見てみると、確かに「社長(役職コード=1)」のデータが5000件ほどありました。取引先会社が

          開発現場で出会ったいろいろな「ありゃりゃ」

          事実と情報と理不尽な現実

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 最近ふと心に浮かんできた事を書いてみます。すごく普通の事を長々書きますが、自分としては面白いと思った事なので、お時間のある方はどうぞ最後までお付き合いください。 「事実」と「情報」に関する私の理解 ずっと前に、海水浴のためにビーチに向かう道を歩いていたら、真っ白なとてもかわいい犬を連れたジャージのお兄ちゃんが楽しそうに海の方に走って行くのを見かけました。そのまま歩いていると、5分か10分後に、さっきのかわいい犬が今来た道を走って

          事実と情報と理不尽な現実

          外国企業で実際に働いている感想

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 ブラジルのまあまあ大きなIT企業で、シニアプログラマーとして今年の4月から働き始めました。言葉の問題や、昨今のIT事情の変化の速さ、働き方に関する文化の違いなど、いろいろな心配事がありましたが、今の所なんとかなっています。ここでは実際の体験談をご紹介したいと思います。 一番困ったのは、「ポルトガル語英語」 日本でも、英単語を日本語のアクセントで発音する「日本語英語」がありますよね?ブラジルにも同様に「ポルトガル語英語」があります

          外国企業で実際に働いている感想

          結局のところ仕事とはなんぞや

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 ふと思うところあって、「仕事やお金とはそもそも何か」という事を自分に問いかけて出てきた答えをここに書いてみたいと思います。 時給自足時代 大昔は、自分の家で消費するものを自分たちで作るか狩猟で手に入れていました。例えば、一家族の食べる分の野菜を畑で作って、肉か魚を狩猟で取ってきて、自分たちの着る服も自分たちで作る。例えば、お父さんが狩り担当、お母さんが畑と服担当。子供は親のアシスタントです。 想像してみると、それは相当な労力を

          結局のところ仕事とはなんぞや

          二度目の就労ビザをついにゲット

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 昨年末に採用された会社に就労ビザを申請してもらい、ようやく先月承認されました。一度目2年前の一度目の会社の時は、探し始めて2カ月ぐらいで決まったのと比べて、今回は探し始めてから9カ月も掛かりました。 なんどか諦めそうになったのですが、自分を励ましながら頑張りました。ここでの「頑張った」は、うんうん言いながら力む感じではなくて、知らず知らずのうちに「ダメかも~!」と考え始めてしまう自分に向かって「大丈夫大丈夫!失敗しても殺されたりす

          二度目の就労ビザをついにゲット

          Javaで作ったアプリをFlutterに移植してみた

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 他の投稿にも書いたのですが、以前ブラジルで就職活動をするにあたり、何か売りになるものをと思いJavaで開発したAndroidアプリ「Papagaio Japonês(ポルトガル語で"日本語のオウム"という意味)」を、今年になってFlutterに移植してリリースしてみました。 外国人に日本語を覚えてもらうアプリで、テキスト読み上げで日本語の単語を読み上げた後、聞こえた通りにユーザに発音してもらい、音声認識して同じ単語が言えていたら正

          Javaで作ったアプリをFlutterに移植してみた

          いいかげんさの良いところ

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 ブラジルに住んでいると、日本と比べていいかげんだなあ、ということがよくあります。ふだんの生活でもそうですが、システム開発に関してもやはり少しいいかげんです。 例えば、システム障害があって2時間ほどサービス停止してしまった時、日本の感覚では「ホームページにお詫びのメッセージを表示して、この2時間の間に申し込みをした方はお手数ですがもう一度やってください」と知らせなければ!と思ったのですが。 「今はもう動いてるんだろ?じゃあ何もしな

          いいかげんさの良いところ

          危険!真似するな(笑)

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 私は、自分が理解した事や発見した事を人におススメするのが好きです。好きというか、その話題について話すのが好きで、「これをこうやったらこうなって、すごくよかった!」と熱く語ってしまいます。 しかし、ときどき後悔する事があります。なぜかというと、おススメした内容が正しく伝わらなかったり、説明は良かったんだけどベースが自分と違う場合は結果も変わってくる、という事があるからです。 アレルギー対策の場合 例えば、「アレルギーで鼻水が出る

          危険!真似するな(笑)

          ビザ問題との苦闘

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 一度はブラジルで労働ビザを取れたのですが、今は2度目の労働ビザ取得のチャレンジ中です。 すでに採用してくれる会社が見つかっていて、条件なども双方合意済み、法的な手続きをしてくれる代書士さんも手配済み、書類も作成済み、になってからの、責任者がサインをしてくれるのを待ち始めて早くも3週間が何もせずに経過してしまいました。 聞くところによると、サインをしてくれる人は会社の最高責任者で(誰がサインをできるかは会社の定款に定められている)

          無神論者に朗報!

          こんにちは、20年ものプログラマーです。 日本で「神様を信じる」というと「この人は何かの宗教団体に所属しているんだな」と思われる事が多いですよね。ブラジルでは逆で、キリスト教徒がたくさんいますが、教会に行かない人が多いです。 一度、不動産屋にアパートの家賃を値下げしてほしいと交渉した時、「家主には伝えたから、あとは信仰を持って待とう」と言われて、少しキョトンとなりました。「運を信じて待とう」というのと同じ感覚で「信仰」という言葉を使っています。 また、日本語で「ご縁があ

          良心とつけこみ

          こんにちは、20年ものプログラマーです。今回はプログラムと関係ない事を書きます。 今日、こんな事がありました。 市場で買い物をしていると、杖をついた中年の黒人男性が近づいてきて、「少しお金をめぐんでくれないか」というような事を笑顔で言いました。 私は、いろいろな理由から、なるべく物乞いにお金をあげないようにしています。それで「ごめんなさい」と言って首を振りました。 すると、人が変わったように「おまえはエゴイストだ!なんでくれないんだ!地獄に落ちるぞ!困っている人を助け