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組織を芯からアジャイルにする

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「組織を芯からアジャイルにする」ために。あなたの居る場所から「回転」を始めよう。
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2024年1月の記事一覧

アジャイルを「共有」するのではなく、「共通」にする

 「アジャイルな事業・組織を目指したい。どのように取り入れていけば良いか」という設問に出会うことが増えている。  この手の表明に、「そのアジャイルは、Doなのか、Beなのか」といった打ち返しだけをしていれば良い時代は、とっくに終わっている。とてつもないビハインドを背負った現代組織が、変わっていくための手がかりを得るためには、またとない機運として活用する必要がある。  Doなのか、Beなのかという以前に、「アジャイル」という言葉を手にし、何かしらの組織的活動を始めようとしてい

「成果とは何か?」 からむきなおりする

 「成果」とは何か? 組織のあり方を変えていくのは、まず「成果」とは何か?から考え直すことだろう。特に、最近そのことばかり考えている。  「何をやるか?」ではなく、「何が成果なのか?」ここから問い直さなければ、何をしようとしても合っているかどうか判断つかない、何をしても良かったのかどうか評価できない。考えてみれば単純なことだ。  ところが、組織で考えると途端に難しいテーマになる。これまで捉えていた「成果」の中身を変えることは、組織のシステム、マネジメントを変えることになる

環境から切断し、自分自身を通して考えるということ

 引き続き、足を骨折している話。  足の骨の一部が少し折れたくらいの認識だったが、不自由さは格段に上がっている。単純に、ケンケン歩きを24時間、n日間求められることの苦痛を想像すればだいたい合致する。一歩一歩が常に不安定。もう1回こけたら立ち直れそうにないため、慎重に慎重を期す。もちろん外に出る気もうせる。  どうしても外に出る際は腕(松葉杖)を第3と第4の足代わりにする。この「松葉杖をつく」ということ自体が筋トレに等しい。歩く、すなわち、筋トレという日々がどれほど気を挫く

終わらない2023年と、「這い回る」経験主義

 気がついたら2023年が終わっていて、2024年も始まって久しい今日を迎えている。何が起きたのかをようやくふりかえりする気持ちになれてきた。  2024年はいつになく心穏やかではない始まりとなっているが、私自身は今年を迎える以前から気落ちする日々を始めている。昨年末のきわに、不注意から足を骨折するという終わり方をしており、この年末年始は常にソファーの上の人。全く動けないときこそ、普段考えないことに頭を働かせよう。俯瞰してモノを考えよう…なんて気にもなれず、悶々と時を過ごす