見出し画像

小川淳也という政治家

感銘を受けました。

これまで政治に興味がなかった人、特にこれから選挙権を持つことになる子ども達に、小川淳也という政治家を知って欲しい、そう思いました。

正直なところ、ぼく自身これまで政治に興味はありませんでした。選挙に行き出したのも子どもが生まれてから。特に支持する政治家や政党もなく、子どもには親が投票する姿を見せた方がいいかな、くらいの思いでした。

小川淳也という政治家を知ったのもつい最近のことです。ツイッターで #検察庁法改正案に抗議します がトレンドにあがったころ、新型コロナ感染症対策で自粛をしているときにたまたま見た国会中継がきっかけです。その時は理路整然としたいい質疑を投げる人だな、という程度の印象でした。

そんな小川さんが先日この動画をアップしました。

衆議院議員の小川淳也さんが「今夜は小川がじっくり語ります!これまでの政治、コロナ後の社会」というテーマでひとり熱く語ります。

自己紹介、15年間の議員活動で見てきたこと感じたこと、これからの社会と政治について語り、視聴者からの質問にリアルタイムで答えていきます。3時間21分19秒の動画です。長いです。それでも、その時間を費やす価値はあります。小学生の高学年くらいなら理解できるくらいやさしい言葉で語ってくれます。ポイントを整理しますので気になるトコだけでも視聴してみてください。


00:00:00〜挨拶

冒頭から人に対する気遣いのできる人柄と実直な話し方に引き込まれます。ITはあまり得意ではないようです。

00:05:25〜自己紹介(第1部)

生い立ちから始まり幼少期の頑固なパーマ屋の親父との出来事、そして官僚から政治家を目指すときのエピソードまで。政治に対するブレない真っ直ぐな姿勢が伝わります。

あのときにやっぱりこう人生で大事なものとか、優先順位の付け方とか、そういうことをこう間違わないような躾を受けたな、この2つの出来事は今に連なるなんか自分の骨格にある種こう幼少期の体験として楔を打たれているような気がしています。
「自分が永田町に染まるのか、それとも永田町を染め返すくらいの闘いをさせて欲しいと死んでも死に切れない」と言った嫁さんとの間のある種約束というのか言葉というのかその責任と、それから「お前の初心がずれてきたと思ったら俺が先頭に立って引きずり降ろす」と宣言したあの父親の言葉と、これは私は今でも胸に刻まなきゃいけない、あの2大、大きな心の中の楔なんです。もちろんいろんなことがありながらなんですが間違いなくそこが原点でこの世界に飛び込んだということです。

00:21:02〜国会で見てきたこと・感じたこと(第2部)

野党としての小泉政権、第1次安倍政権、福田政権、麻生政権、政権交代後の民主党政権、下野した第2次安倍政権までの活動。民主党政権時代の反省点。

00:38:15〜今の政治状況とこれからの社会(第3部)

これまでの政治が行き詰まっている根本原因を人口問題と捉えて日本の人口の長期的推移と現在の政治の課題、そして国際社会の問題に対して日本が世界をリードするビジョンまで。

01:01:35〜 #小川に聞きたい (第4部)

01:03:39〜Q:都知事選

01:04:07〜Q:一匹狼っぽいイメージ

自己犠牲その社会のために国のために国民のためにやっぱり自分の人生とか自分の時間とか自分のエネルギーとかを直接の見返りがないかもしれないけどそこに投入するんだとやっぱりそれは何のためなんだというこの自己実現もあっていんですが同じくらい自己犠牲でこの人は政治をやってるなやろうとしてるなと思わせてくれる人が一番信用できるなと思っているんです。

01:10:42〜Q:地球温暖化に対する考え方を教えてください。原発ゼロにはしないんですか?

01:14:14〜Q:誰と一緒に内閣を作りたいか?

01:16:09〜Q:TPP

01:18:07〜Q:希望の党の比例当選じゃないですか。有権者の気持ちを裏切っていませんか?

01:20:45〜Q:国旗国歌法についてどう思うか?

01:21:47〜Q:政府が悪い助けてくれるのは政府じゃないでしょ。主権者は私達のはず。選ぶのも私達の責任。小川さんの言うことは素直に聞けない。

私達の一票って一億分の一でしかないんですよ。一億分の一でしかない。でも確実に一億分の一の決定権者なんです。だからその一億分の一の当事者感覚に多くの方が気づいたとき、行き着いたときにほんとにこの国は変わる。

01:28:48〜Q:まず大臣になるなら何大臣?

01:29:13〜Q:結局、小川さんは増税派なの?

01:35:56〜Q:野党共闘

01:36:48〜Q:スーパーシティ法案

01:37:32〜Q:小選挙区において2大政党が理想だけど今の力関係与野党どうですか?

01:38:25〜Q:新党を立ち上げる志はありますか?

01:40:36〜Q:話のわかる与党議員、仲のいい野党議員

01:40:58〜Q:有権者教育大事ですよね

北欧は義務化もされていないのに投票率90%を超えているんですよ。で、なんと10代20代も90%を超えてるんですね、投票率が。これだけの当事者感覚を持つ国民を育てるというのはやっぱり学校でもそうだし、家庭でも例えばヨーロッパだと小さい頃から「あんた、支持政党を持ちなさい。それがなぜなのか、きちんと説明できるようになりなさい。」と親が小さいときから子供に教育するという話を聞いたことがあります。

01:45:36〜Q:野党共闘がうまくいかないのはどうして?

01:45:49〜Q:小川さん今の最優先順位は何ですか?

01:49:53〜Q:官僚はなぜ違法なことをする政府にこれほど従うのですか?

01:55:06〜Q:本来実現したかった政治主導とはどういう形ですか?その理想と安倍政権が進めている政治主導との根本的な違い

01:59:12〜Q:都知事選挙に出ようと考えたことはありますか?

02:00:33〜Q:財政政策やプライマリーバランス重視、緊縮のお考えを持ってるんですか?

02:04:29〜Q:細野さんや前原さんを押さえれていたと思います。現在は両者とは距離を置かれているのでしょうか?

02:08:32〜Q:印象に残っている国会質疑

02:11:49〜Q:総理に求められる資質とは何でしょう?

02:14:32〜Q:経済格差の広がり

02:21:56〜Q:山本太郎さんをどのように思いますか?

02:24:59〜Q:ネットでの誹謗中傷を苦にして亡くなられた方に対して一言

02:32:33〜Q:薄っぺらで聞いてられないのでもう帰る、でもほかに期待できる可能性のある政治家がいない、だから、これからも徹底的に声を上げ続ける、小川甘えるな思い上るな、貴様を叩きのめして本物にする

02:35:17〜Q:野党が自民党に勝つためには?

02:39:29〜Q:立憲の支持が伸び悩んでいる理由は何だとお考えですか?

02:44:09〜Q:前原さんはなぜ小池さんと合流?

02:44:56〜Q:消費税以外に財源はないの?

02:49:05〜Q:今後もこのような配信

02:49:50〜Q:家族のこと

02:50:10〜Q:国会質疑

02:54:14〜Q:映画のこと

03:01:58〜Q:愛読書

03:03:03〜Q:不正統計の質疑

03:05:35〜Q:次の選挙は立憲から立候補されますか?

03:08:22〜Q:コロナの死者数に隠れた数字はないか?

03:10:52〜挨拶


鎌倉時代から高度成長期そして現在までの人口増減の歴史、少子高齢化、財源、(MMTは勉強中とのことでしたが)、北欧の政治、政治の語源にソクラテスまで、分かりやすい言葉で真っ直ぐに教えてくれます。小学校で社会の授業に使ってくれたらいい教材になるのに!(残念ながら日本の教育現場ではムリでしょうが・・・)

さいごに、日本の子ども達に足りない教育のひとつが政治だと強く思いました。この国では政治を語ることがどこかタブー視されている。そんなことを感じますが、子ども達自身の将来の生活に直接関わるものがまさに政治なのです。投票権をもつ一国民として、正しい知識を持ち、建設的な議論と判断ができるように教育することも大人の義務なのではないかと思うのです。「一億分の一の責任を持つ」大人として、これから「一億分の一の責任を持つ」子ども達にいま何ができるのか。

#子どもと政治


男の子の大好きなチョコビーを購入させていただきます!