12段の九九

日本の小学校では九九を習います。

おなじみの1x1から9x9まで81個の掛け算です。

インドの小学生は2桁(1x1から20x20まで)の掛け算を習うそうです。

数学に強いといわれるインド人の教育がよく分かります。

イギリスの小学校でも2桁の掛け算表(1x1から12x12まで)を習うということです。

そろそろ日本の子ども達にも算数の基礎として2桁の九九を教えてもよいのではないでしょうか。


我が家のかわいい男の子の小学校で休校措置がとられて1ヶ月半が経ちます。

学校からは国語・算数・理解・社会・英語・音楽の課題プリントが配られました。

今日は算数の割り算に取り組む男の子でしたがプリント一面にズラーっと並ぶ「余りのある割り算」に大苦戦。

パパッと計算できない自分にイライラ。

ついには不貞腐れてあきらめてしまいました。


割り算が苦手ということは掛け算が苦手ということですね。

そこで12段の九九表を作りました。

縦に1から12、横に1から12、合計144マスをマジックで書いただけの簡単な表です。

ストップウォッチを用意して男の子を呼んだらゲーム開始です。

1の段(1x1から1x12まで)の答えを声に出して計算する時間を測ります。

1の段は4.04秒。

さすがに簡単でした。

これで男の子は調子に乗ります。

次は2の段。

ストップウォッチの効果でしょうか。男の子のヤル気がメラメラと湧き上がってきます。

2の段は10.70秒。

3の段は11.29秒。

4の段は10.71秒。

5の段は7.11秒。

いつもの九九より3段多い12段の掛け算ですが順調です。

6の段は17.02秒。

ちょっと引っかかり出しました。

7の段は15.77秒。

8の段は23.82秒。

はじめての20秒台。

やはり掛け算がちょっと苦手なようです。

9の段は20.20秒。

10の段は5.62秒。

計算する前からニヤニヤしていた男の子。さすがに10の段は早いです。

11の段は13.99秒。

意外と早い。6、7、8、9の段よりも早いです。

そして、いよいよ難関の12の段です。

12の段は1分1.01秒。

やはり大苦戦。それでもしっかりとやり遂げました。

面倒な計算もストップウォッチで男の子の闘争心に火を付けると楽しいゲームに早変わりです。


いちどは投げ出した割り算のプリントですが、掛け算ゲームの後はいつも簡単に解けましたとさ。

男の子の大好きなチョコビーを購入させていただきます!