「ちはやぶる」①
å娘(小6)がすっかり山に付いて来なくなりました。
家で黙々と読書したり、ピアノをポロンポロン弾いたり、まったく外に遊びに行かないインドア女子になってしまいました。
最近は「ちはやふる」という漫画の影響で、百人一首を一生懸命覚えています。
まわりに百人一首を覚えている人間がまったくいないので、30首ほど覚えている私が唯一の対戦相手。
「お父さん、今日休みなん?学校1時に終わるから、かるたしよっさ(ちはやふるのマネ)」
1人で山に行こうと思っていたけれど、キラキラした目で誘う娘の願いを断る訳にもいかず
山へは行くのはやめて、娘が帰ってくるまで必死で百人一首を暗記。
その日の結果は私の2戦2敗。
((((;゚Д゚)))))))アワワワワ…
「お父さん、もうちょっとちゃんと覚えなアカンで」
「エラそうに…」
「あのさ、競技用のかるた買ってや」
「でも奥さん、お高いんでしょう?」
「5000円くらい」
∑(゚Д゚)ゴシェンエーン!!
「自分のお年玉で買ったらええやん」
「ええええ…買ってやぁ」
「まだお年玉残ってるんやろ。自分の本当に欲しいモンは自分のお金で買い」
「ええええ…
∑(゚Д゚)ハッ!!
そうや!!お父さん、勝負しようや」
「え?」
「かるたで勝負!!負けたほうが相手の言うことをきくねん。私が勝ったら競技用かるた買ってもらう。お父さんが勝ったら…一緒に山に行ったるわ」
┣¨┣¨┣¨┣¨(゚Д゚;)┣¨┣¨┣¨┣¨
「おいおい、なんで山に行くのが罰ゲームみたいになってるねん!!」
「いいやん、あ!そっかぁ、負けるの怖いんやぁ」
∑(゚Д゚)カッチーン!!
「わかった!!やったらぁ!!コテンパにしてやっからな!!」
「オッケー!!明日の学校3時で終わるから4時に勝負な!!」
「逃げんなや!!」
「お父さんこそな!!」
┣¨┣¨┣¨┣¨(゚Д゚;)┣¨┣¨┣¨┣¨
…
勝ったら容赦なく、今年の夏に剱岳へ連れてっちゃる!!
つづく
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