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調停における弁護士と当事者の役割

個人的な所感です

 とある法律事務所に相談に行ったとき、そこの弁護士さんと話していて、すごく合点がいった話。
 私は子の引き渡しを求める審判からこの世界に身を投じる事になったので、調停については分からない事も多かったのです。でも、ここの弁護士さんの話と彼らがとっている戦略はとても理に適うものに思えました。

有料の扱いについて

 今回の記事については、有料の扱いとさせて頂きたいと思います。弁護士に助言をいただき、自ら3つの裁判所で調停を経験して感じた所見を書いて行くつもりです。
 調停が得意であろう先生の特徴やそうではない先生の特徴などもあくまで個人的な意見ですが、書いて行きます。

役割分担について

 調停と審判の大きな違いは直接裁判所と交渉ができるかどうかだと思います。そう、調停は「交渉の場」なのだと思う。しかし、審判は家裁の職権探知主義において命じられた調査と裁判所の求めるもの、争点に対して明確に説得力を持って主張立証する力が求められます。「争点がどこにあるのか」「裁判所がなにを求めているのか」は調停より分かりにくい。
 そして調停では当事者の役割と弁護士の役割は明確に異なる。一人二役をする当事者訴訟が調停で厳しいのはそこに理由があるのではないでしょうか。対して審判は弁護士並みの論理構成、きちんとした文書を書けるのであれば自分が信頼できない弁護士に依頼するよりかは当事者訴訟の方がいいのかも知れない。弁護士を付ける事を基本的にはお勧めするけれど、どうしてもいなければやむを得ないのかもしれない。

調停の理不尽さ

 審判はお互い書面でのやり取りです。文書をみて裁判所が判断をしていくわけだけれど、調停はその場で人と人とのやり取り。私が経験してきたのは、声が強い、声が大きい人の主張が通りやすいような場面だった。特に当事者だけで調停に臨むと、裁判所から言いくるめやすいと思われがちです。それに逆らえば生意気だと思われる。でも、確かに正直なところ、当事者と弁護士2人がかりで来る人よりも、当事者だけ当事者訴訟の方が裁判所も説得が楽なのは間違いない。だから当事者訴訟はどうしても理不尽な運びになりやすい。

調停におけるお勧めの弁護士

ここから先は、有料記事の扱いにさせていただこうと思います。自分の経験、弁護士相談に基づく所感でしかないものですが、知っておいて頂いて損はない内容ではないかと思います。


これからも記事を追加していきます。感想やリクエストなどありましたらTwitterでお知らせいただけると大変励みになります。
よろしくお願いします。


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