『機動戦士ガンダムF91』を観た

富野ガンダムの中でなんとなくずっと観そびれていた『機動戦士ガンダムF91』がYou Tubeのガンダムチャンネルさんで無料公開してたので観ました。

ゲームとかネットミームとかで鉄仮面さんとか”質量を持った残像”とかはなんとなく聞いたことあったけど、あまり良くは知らなかったんですよね。逆シャアとVガンダムの真ん中くらいの時代の話なんだっけ?(調べた → 逆シャアから30年後)あとこの映画版は序章のつもりで作ってたけど結局その後の作品に続かなかったのでF91シリーズはこれ1作になったとか。(一応クロスボーンガンダムが変則的な続編っちゃ続編らしいけど)

ということで視聴しました。

F91面白かったです!やっぱり富野アニメは密度が濃いのがいいよなー。F91は総集編じゃないけど他の富野ガンダムの映画版みたいにガンガン話が飛んでくのでいつもの富野映画感がめっちゃあります。あとやっぱりこれくらいの時代のアニメ絵ってめっちゃカッコいい!

序盤の戦闘に巻き込まれる一般人達の描写とかすごく良いよね。ああいう描写がちゃんとあるから富野ガンダムは信用できる。(まぁそれをやり過ぎたのが次のVガンなんだろうけど…)

主人公のシーブックとその家族の話も面白くて、とくにお母さんの活躍が面白い。シーブックの仲間たちも面白そうな連中なんだけど序盤以降はあまり活躍の場面が少なくて、あれをもう一度やり直したのがVガンダムのウッソの仲間たちなのかな?とか思ったり。ヒロインのセシリーはちょっとイデオンのハルルさんっぽくて、気丈に振る舞ってるけどホントはいっぱいいっぱいなヒロインでめっちゃ富野ヒロイン感がすごいあるわー。

そしてセシリーのパパの鉄仮面さん!とにかく見た目も言動もヤヴァいお父さん!しかも脳波コントロールできる!

でもあれ鉄仮面さんより一見いいこと言ってる風のおじいちゃんが超絶クソ野郎だよな…。鉄仮面さん完全に都合のいいスケープゴートで可哀相…。てか言動がヤヴァイのは強化人間にされて洗脳されてる面もありそうよね。

あと時代が進むにつれて薄くなってくニュータイプ論とか、そういいつつも終盤でしっかり超能力もでてくるけど、かなり控えめな描写でどっちにも受け取れるようになってるのが良い。

後のターンエーに繋がるような要素もこの時点で入ってたりとか、わりとこのF91もターニングポイントになってる気がする。F91の怖い部分がVガンダムに優しい部分がターンエーになったのかも?

あとそれこそ曲は有名なので聞いたことあった森口博子さんの『ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~』も最後にいい感じで流れて良いエンディングでした。

ずっと観そびれてたんだけど色々なガンダムを観てからのF91の視聴はむしろ理解しやすくてちょうど良かったかもです。序章とはいえこの1作でも十分楽しめたし『機動戦士ガンダムF91』面白かったよ~。

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