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巷に舞うは花か嵐か音楽か ~ブルーノート名古屋の思い出 其の三~


ライブクライマックス

自身の持ち曲が来たから

動くだろうと

目の前で観ながら予想はしていたが

この夜はブルーノートの低いステージから

素直に床に降り

自分の席の後ろを

客席の間を弾きながら抜けていった

-場合によっては間近のテーブルに上がり

    そこで一暴れするので

しかし 自分の後ろにあったケーブルが

目の前に移動してきて

同じテーブルのお客さんと共に持っていたら

当人がステージ上のスタッフさんに

目と手振りで指示をし

エフェクターがいそいそと

ステージから離され

ケーブルは延ばされ他の客に委ね

客やライブスタッフや会場スタッフ等と

エフェクターを持ち支える事態に

内心焦る

持ち主はといえば機材とケーブルの長さの

限界辺りのテーブルで盛り上がる客の中

ガンガンに爆音を轟かせていて

やれやれと呆れたくなったが

嬉々と人の輪の中でベースをかき鳴らす姿に

人が好き

音楽が好きな人が大好きなんだなと

爆音を聴きながらしみじみ見た

テーブルから降りる時

椅子を差し出し降りやすくしてくれた

会場スタッフさんにありがとうの笑顔を

向けていたのが微笑ましくもあった

頭もがしがし撫でてたかな



どこまでもプレイヤーとして

ベースと共にライブの現場やスタジオを

渡り歩いてきた

バンドでも セッションでも 劇伴でも

メロディを支えリズムを刻む

自分のコーナーになるや前に出て

あわよくばステージを飛び出し

観客の中で奏でまくる

子どもを見つけたら楽器を触らせ

音を出す 奏でる楽しさを教える

ライブが生き甲斐

嵐のような 年甲斐無き古希

ともかく

ここに集まった人が笑顔であるように

自分のパフォーマンスで

みんなが楽しんでもらえるよう

その中に自身が居られるよう



満足してステージに戻るその背に

今夜も楽しい客席乱入でよかったねと

心で花をおくる



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久し振りの詩形態。ライブの時期は今年1月後半、新型ウィルスが“対岸の火事”じゃなくなってきてマスクをはめる人が目立ち出した頃。私も不安を感じはめて先にタワレコやら丸善と行きたい所に寄りながらも、ライブを楽しみにしていました。よもやこの時がリアルの、ブルーノート名古屋で観た最後の、ライブになるとは。そーいやツイッターで丸善栄店も消えたとかいう呟きありましたが、以前の場所から移動してロフトに近い所に去年かな大体同じ規模で営業してます。今年から遂にコミックスを置くようになりました。以前の場所の頃から待ち時間に店内をうろうろして買ったりもしてました。この時はジャズライフの最新号を。
チョッパーズレボリューション、というベース3人がメインのインストユニットが、ジャズクラブであるブルーノートでのライブをしてきてこの時で6年目なんす。今回のMCでも触れました2014年の年越しライブも参加したりと私も何回か観ました。地下に作られた場所もあって低音×3がより響くったらありゃしないわ、長老←オイ(笑)がテーブルの上を歩きだすと一斉にグラスやら食器は片さなかんわ、お付きの会場-ブルーノートのスタッフさんは大変だろうなぁと思いながらも、名古屋のチョッパレボライブはブルーノート名古屋で、が定着してきました。この辺りはもういい格好での参加はしなくなりラフな服で来てましたわ。どんな音かは下の最新アルバムのプロモーション動画を見て、納得してくらはい。



今回は自分が犬さんに長く付いていたのもありほぼ三年振りのトリオ重低音、取った2ndライブの席位置が長老の真ん前。ありがとうと勘弁してをセットで味わう事態。川口千里嬢のドラムも至近距離で直浴びしましたわ(三重は東海三県ではあるんだけど、方言とかは関西寄りなんだよね)喋りのドサクサみたいに鳴瀬氏の語りというかラップの『Travels』が始まり歌詞の怪しさに笑い転げそうに。其処からの『AKAPPACHI-ISM』での光景が、この詩なんす。某公式Facebookにアップされているその場面を撮った動画に一瞬わしが~。アンコールで差し出されたんで、村田さんのベース触ったのも嬉しい思い出。しかし写真のスペシャルドリンクはウォッカ率が高かった、それを飲んでもうたわし。以前ブラックウォッカを使ったドリンクもあり、結構美味しかったなぁ。きたけど(笑)
詩は3月中旬にラフを書き、これから煮詰め秋どこかの公募にトライします。これは前から決めていて変わらずなんだけど、よもやの件で最新にしてラストの思い出をある程度固めたものを今回アップしました。コレをもうちょい整理して送りますんで。急にコレが読めなくなったら出した(盗作とかに思われたくない為)と思い、復活したら玉砕したってコトで。タイトルも整理した方がいいな、こりゃ。因みに長老に絞った詩は他にもあるんですが、コレと似た感じでね。複数投稿化にまとめて出そうかな。今ここで進めてる二つのシリーズとは又違いますが、ちょっと読みたい人居ます?(笑)