SlipknotやMushroomHeadの衣装の元ネタとなったバンド、GWAR（グワァー）というバンドはご存じでしょうか。どのバンドよりもデカい衣装と「地球を征服しに来た宇宙人」というコンセプトに恥じぬ2本生えた男性器。そこから迸る血尿・・。どうです、興味が湧いてきたでしょう。

1980年から活動するGWARはデビューした時からやたらデカい衣装が特徴的なバンド。衣装もさることながら、バイオレンスなパフォーマンスに定評がありました。その内容は、地球を守るべく立ち向かう著名人をステージ上で惨殺して観客に鮮血をまき散らして真っ赤に染めるというもの。更にボーカルは宇宙人らしく男根が2本生えており、（なんと稀有な！）観客に向けて元気よく血尿をぶちまけるというおそらくクラウザーさんもやらなそうなパフォーマンスとインパクトのあるバンドです。

しかもこのバンド衣装、何故か巨大化したんです。2017年くらいまでMushroomHeadくらいのサイズ感だったのにあるMVから明らかにパーツが巨大化してます。デビルガンダムみたいに地球のエネルギーを吸収して大きくなったのかもしれません。

ここまでイカれたパフォーマンスを見せるんだもの、音楽性もかなりやばいのでは？と思うでしょう。それが、音楽は意外とまともです。

歌詞はハードコアなものの、曲調は80年代のスクールロックのようなクールなリフとKISSを踏襲したようなシンプルながら要点を捉えたメロディライン。サブスクからGWARを聴き始めた方はYouTubeでライブを観たら２本生えた息子と飛び散る鮮血に驚いて気絶するかもしれません。

圧倒的なライブパフォーマンスとデカい衣装のGWAR。2015年には来日もしてるので、ひょっとしたら生で観られる機会が来るかも。