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メイン楽器を通販で買った話

では早速動画を見ていただきたいと思います。

Aram Bedrosian -Fly-

私はこの方を見て再びエレキベースを始めようと思いました。(カッコいい言い方ですが、中1の夏休みに初めて、夏休み中にやめております)
ベースというとバンドの中では低音を担当し、目立たない楽器のように思われがち(と思い辞めた者です)ですが、ソロでも演奏しようと思えばできるんだ!と、この動画から学ぶことができました。
 
 しかし、私は指弾きしかできなかったので、この後から様々なテクニックを学ぶことになったのですが、特に教則本などは見ずに、YoutubeやMVから学びました。
 要は昭和の「見て盗め」方式ですね。(ただベースマガジンは購読しております)
 
 そして昨今のインターネットの世界では、様々なアーティストの「機材」を見る機会がこのYoutubeやMVの中には詰まっているわけでして、機材オタクになり、「こだわり」が生まれるわけです。
 
 中でも最初はエレキベース本体を購入するにあたり、様々なアーティストの機材を調べまくりました。(IKUO,MASAKIなどスーパースターばっかりですがwww)
もちろんAram Bedrosianのベースも調べました。
ドイツのRitter社製の物でお値段は車級でしたwww
 
 そこでたまたまカッコいいエレキベースに出会うわけです。
それと同時にサウンドハウスさんを知るきっかけになったベースがこちらでございます。
木材をはじめ、植物が好きな私にとって、木工作品のベースは見て弾いて、触って楽しいがテーマでしたので、それにぴったりなベースでした。
その中でもっともこだわった部分は以下の通りです。
 
①「サテン仕上げ」(ネックがサラサラしているのが良いと思って)
②「緑(Green)」(緑色ですが、木目が見えている事が条件です。そして、緑を選んだ理由は、私が最初に選んだポケモンがフシギダネだったからです。w)
③トップ材が「スポルテッド」(カビ柄です。木工作品を買うからには木目にこだわりたいと考えていました。)
④4弦ベース(当時5、6弦=上級者と思っていたからです)
⑤アクティブ/パッシブの切り替え可能(なんだか便利そうで、上級者っぽく見えるから)
 
というこだわり使用にジャストフィット!(今考えたらよくあったなと思うほど。)そこからの即購入!っとはいかなかったのが以下の理由になります。
それではどうぞ。

【購入編】

CARVIN V49K(現物画像)


当時ネットで見ていた画像 その1
その2


その3

メーカーレビュー動画

↑唯一当時見れたCARVIN Vanquish V49Kの動画(Anna Sentinaさん)

このベースは現在も私のメイン機である「CARVIN Vanquish V49K」ですが、当時サウンドハウスさんが正規代理店として取り扱っていたCARVINというメーカーになります。
(オーダーメイドが基本となるメーカーです。残念ながら数年前に会社は解散し、ギター製造部門は「Kiesel guitars」として継続されているようです。)
80年代にアメリカで爆発的に売れたメーカーとして知られています。
見つけた時は大喜びでしたね、カッコいい!どこの楽器屋だろう?って。
この後、人生初のベースを通販で買うというドキドキワクワクな体験をすることになるのです。
皆さんは通販で高額な楽器を買うってどういった印象を受けるでしょうか?
私が体験した購入の履歴をここで共有したいと思います。参考になれば嬉しいです。

1.先ずスペックシートと掲載画像の確認です。(掲載の通りです)
 
 種類:エレキベース, V49K
 カラー:エメラルドグリーン、サテンマット
 ボディ:フレイムスポルテッドメイプルトップ、アルダー
 ネック:メイプル/ウォルナットストライプ、サテンフィニッシュ
 指板:ブラックエボニー、アバロンドットインレイ
 ピックアップ:RADHV radius top alnico humbucker pickup in the neck and bridge
 コントロール:ボリューム、バランサー、プッシュ/プルアクティブトーン、トレブル/ベース
 付属品:ハードケース付

情報少なっ!
っというか、そのメーカーオリジナルの部分は比較しようもないですしね。
ってことでもう直接質問しまくることになりました。

2.メールや電話で質問する。
 
 最初に状態を見たいと連絡したところすぐに返信がりました。
とても親切な会社だなぁというのが第一印象でした。
 しかも一番上の写真は私が撮影したのではなく、当時のサウンドハウス営業部の方かわざわざ撮影して送って下さった画像です。(他にも数枚)
感激しましたね。(なので今回掲載しております)
 何故って通販会社が親切にここまで対応して下さるなど当時は考えられなかったからです。
 詳しい状態の解説、出荷時にセッティングしてからお渡し等の細かい話まで。
 
 私が購入するにあたって沢山の質問をサウンドハウスさんに投げかけました。
今でもそのメールのやり取りで皆さんの参考になるであろう事をピックアップしました。
 
①購入後の保証は?
②出荷時にできる調整は?
③代理店でなくなるということで、パーツの入手等は?
④試奏できますか?
⑤現状おかしいところありますか?
 
 これらについて真摯にお答えいただけました。
サウンドハウスさんの答えは以下の通りです。
 
①「1年保障です。」
 実際に1年点検を受けました。ありがとうございました。
 
②「出荷前に隈なく点検し、すぐに弾ける状態でお届けします。」
 実際その通りでした。
 
③「そのベースにあった部品をご案内いたします」
 豊富なパーツを取り扱うサウンドハウスさんなので安心でしょう。
 
④「当社ショールームにて可能でございます(成田市)」
 私、関西在住・・・。
 
⑤「メッキパーツの一部に錆が出ております。」
 まぁ長期保管されていたであろう事は予想していたのでそこは目をつぶります。
私にとってこれ以上の物件があるかと思うほどでしたので、消耗品に関しては後に交換すればよいとしました。(交換できない部分もあり、現在も錆びたまま)
何より正直にお答えいただけたことで納得したうえで購入できました。
 
単純に2Stepしかないですが、納得いくまで質問をさせていただきました。(最終段階では電話で連絡までいただきました。その節はありがとうございました。)
 
【購入にあたり、当時の周りの反応】
 
 今では当たり前ですが、当時友人や同僚が通販でベース/ギターを買うなんて信じられないとまで言っていました。
理由は以下の通りです。
 
「通販=安い&アフターなし」
「通販は売りつけたらその後何もない(売りっぱなしだ)」
「高額なベース/ギターは試奏して購入するものだ!」
「音確認せずに買ってはいけない」
 
 実際、当時は通販とはそういうものでしたし、楽器は触ってから買うものだと言われていました。(今でも基本はそうです)
 
 様々な意見はありましたが、サウンドハウスさんで購入することにしました。
やはり気に入った物を買わずに逃すというのは、後にも先にも後悔すると思ったのと、こいつなら一生共にできると(勘違い?)考えたからです。
ちなみに悩んだ期間は約1年、相談して半年目の購入でした。(良く残っていたなと思います)
 
 音の確認はさすがに届いてからとなりましたが、PUの仕様、アクティブサーキットの仕様もわからないまま購入した訳ですから、待っている間はホントにドキドキワクワクな日々を送っておりました。(良い意味です)
 
 届いた日は嬉しかったですね。いやー、写真よりカッコいい。(実際深みがあっていい色、柄なんです)
 サテン仕上げのこのサラサラ感がたまらない・・・。
 
 好みの問題ですが、良い音が鳴ると思いますし、当時はうれしくて毎日触って拭いて、酒の肴にしておりました。
 今回の経験が皆様のお役に立てればと思います。

【最後に】
近年の通販で買うという風習が広がった背景には、『品質の安定化』という条件がしっかり市場に根付いたから成立しているのだと思います。
昔、雑誌の最後のページに怪しい楽器を売るページなんかがあって、それもよく眺めていました。
大人になったらそれがただインターネットに変わり、今日にいたっております。
なので、通販で購入される方、ぜひお店に訪ねてみてください。
きっと親切にお答えただけるものと思います。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
ではまた。

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