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東京外国語大学・3年次編入試験について①

Bonjour! ぱれすぅ〜です。
今回は東京外国語大学の編入試験について第一弾を書いていこうと思います。
毎年合格者全学部全言語合わせて30人ほどのマイノリティー。情報も中々手に入らない。
試験方法に関しては大学入試以上に流動的なので多少異なる点があるかもしれませんが、この記事を通して考えるべき点などを伝えられたらなぁと思います。

まず、大学を編入する理由。

受験していた高校生の自分と、大学生・専門学生・社会人の自分。それぞれ見えてくる世界は変わってくるもの。ぱれすぅ〜自身もその一人でした。

私は元々外大に入学したい受験生の一人でしたが、一度挫折。外国語学部のある他大学に入学しました。桜満開のキャンパスと一人暮らしの準備、本当は楽しいはずなのに沈んだ心。わかりやすく髪色を明るくして、リクルートスーツを着て参加した入学式、、、。

最初に入った大学も今となって思えばとてもいい大学で、「語学」を実践的に使うために必要なカリキュラムが充実していたり友達から教授までとの繋がりが作りやすかったりとアットホームな感じの大学でした。私はその大学での2年間を通して、自分とは異なる価値観を持った人たちと交流し新たなことに挑戦していました。結果、高校生時よりも視界が広がり、英気を養った自分から「編入」を考えるようになりました。

大学編入をする理由は十人十色だと思います。しかし、ここでは忘れてはいけないのはその理由が「後悔」や「大学のネームバリュー」だけではダメで、「将来のヴィジョン」を見据えて、自分にとって必要な学び・環境であるか、ということ。

ぱれすぅ〜自身は大学ではフランス語を専門としてやってきましたが、残りの2年より深掘りするならば何をしたいのかをまず深く考えました。すると、フランス語という枠組みに囚われない「舞踊」をやりたいと思い、そのために言語・文化を網羅できる外大のカリキュラムに興味をもって…みたいな感じが志望動機だったと思います。この部分は文字で表現しきれなかったこともあり、面接では鋭い質問が飛び交い、答えるのに必死だったのを覚えています。例えば、「舞踊」を社会学・文化学・歴史学的にはどう研究するかについて聞かれて、研究のヴィジョンがまだ定かでなかったぱれすぅ〜はそれまで見てきた振付作品と歴史の関連性や「映像の世紀」のようなNHKのドキュメンタリーでの記憶について話して、曖昧ながらもやりたいことを説明してました。今思えば穴だらけですが、当時面接官だった先生の一人が最終的にゼミに入れてくださり編入学できたので、完璧な回答を求めすぎず自分がしたいことを情熱をもって伝えることが一番大切なように思います。

編入試験と一般選抜(大学入試)の違い

編入試験は、一般受験とは異なる点が主に2つあります。
※私が入学したのは2019年度ですが、本記事では2021年度の募集要項を参照しつつ書いていきます。

一つは、試験の判定基準が学力だけではありません。

外大の編入試験は、
①書類選考、
②筆答試験と面接 
と、選抜が2度行われます。

学力面では一次選抜で大学の成績や語学試験の結果、
二次選抜では筆記にて語学と専門科目が問われます。

しかし、編入の醍醐味としてあるのが志望動機。面接では志望理由を中心とした口頭諮問が繰り広げられます。

二つ目は、試験時期が一般的な受験期よりも少し早く行われます↓

編入試験のスケジュール

  1. 編入試験要項を取り寄せ

  2. 一次選抜(提出期間:8月上旬〜下旬) 書類を一式揃えて外大事務所まで郵送で提出

  3. 受験票受け取り(9月末) 郵送にて受け取り

  4. 一次選抜結果発表(10月上旬) 合格通知が郵送にて送られてくるほか、外大掲示板やホームページにて発表

  5. 二次選抜(11月初め) 午前中に筆答試験、午後に個別の面接

  6. 二次選抜結果(11月末) 合格通知が郵送にて送られてくるほか、外大掲示板やホームページにて発表、合格通知とともに入学手続き書類が送られてくる

  7. 入学手続き提出書類提出日(1月末の数日間) 提出日が定められているため、日時を指定した上で書留で郵送する必要がある

などなど。

第一弾の締め

外大の編入試験は、在籍していた大学の専門や大学生・社会人などの社会的身分に関係なく、募集要項の入学資格が満たされていれば誰でもチャレンジできます!実際に私と同期の編入生は外国語とは縁のない学部から、海外の大学から、一度社会人経験を積んでから、などさまざまなバックグラウンドを持った人たちでした。

また外大の校風は自由度が高く、「言語」と「専門」を両立でき、学生の行動範囲も一高校生・一大学生が想像できる範囲を超えていてとても面白いです。(編入生から見た外大の魅力については他の記事にて紹介)

「外国語を使ってより専門的な学びをしたい」人にとてもおすすめです!


※本ブログは個人的見解のもと書いたものです。一参考としてお使いください。

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