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【033】Kei楽風醤油ニンニク

西武池袋線沿線の清瀬という街に、「レバニラ定食 Kei楽」という大好きなお店があります。
ここの魅力に関しては、これまでに何度か取材をさせてもらってるので、ご興味あればご覧ください。

日本唯一のレバニラ専門店が飲み屋として超進化していた(デイリーポータルZ)
清瀬市松山「レバニラ定食 Kei楽」秋元修さんの「レバニラ炒め定食」(ヒトトヒトサラ)

レバニラをはじめとする様々なレバー料理が美味しいKei楽なのですが、実はここに行く時のひそかな楽しみがもうひとつあります。
それがこちらの、

お通しの「醤油ニンニク」!

店主の秋元さんいわく、「レバニラ用の自家製ダレを作る時にできる、いわばダシがら」だそうなんですが、これが、適度な歯ごたえを残しながらもムッチリネットリとしていて、醤油とダシの香りが濃厚で、お酒も白米もめちゃくちゃ進みすぎてしまう絶品なのです!

普通、鍋なんかにニンニクをゴロゴロと入れておいても、最後はムニャムニャになっちゃって、食感なんて残らないじゃないですか?
それはそれで美味しかったりするんですが、この醤油ニンニクの“つまみ力”はちょっと高すぎる!

一体どんな作り方をしているのか? コツだけでも教えてもらえないかなぁ? と、ある時秋元さんに聞いてみたんですね。
そしたらなんと、企業秘密ともいえるタレの作り方を細かい材料の分量まで含めてぜ〜んぶ教えてくださいました!(笑)
「別に難しいことしてるわけじゃないし、誰に教えても、どこに発表しても大丈夫ですよ〜」なんて言われていましたが、さすがにそういうわけにはいきませんよ。
そもそも、一般家庭で、しかもタレじゃなくて、このニンニクを食べたいという目的で作るには、さすがに時間も手間もかかりすぎます。

そこで、教わった作り方を究〜極に簡略化し、時間も大幅に短く、それでいてきちんとおつまみとして成立する「醤油ニンニク」が家でできないか? 研究してみました。
そして現段階で、「これなら合格!」というレシピが完成したっす。


■材料

・ニンニク
・醤油
・昆布
・カツオ節


■作り方

1)
ニンニクを好きな量むく(今回は丸々1個分)。

このように頭とお尻をカットして、水道の流水に当てながらやると、スルスルと気持ちよくむけます。


2)

小鍋にニンニク、ダシ昆布、カツオ節適量を入れる。



3)
そこに醤油と水を注ぎ、火にかける。

醤油と水の割合は、2:1。
作る量によって調整すれば良いのですが、ニンニク1個分ならば、蕎麦猪口くらいの大きさの器に醤油を1杯分、水を半分、くらいでいいかと思います。

はじめは強火で、沸騰したら弱火にし、そのまま10分くらいゆでたら火を止めましょう。


4)
冷まし、置く。

火を止めたら、冷めるまで放置。

すでに透明感が出ててきていますね。

冷めたら蓋付きの容器に移し、冷蔵庫で一晩くらい寝かせれば完成です。

見た目からしてKei楽の深みには遠く及びませんが、硬くもなく、かといってムニャムニャでもなく、適度にシャキシャキとした歯ごたえがありつつ、プルーンなどのフルーツのようなネットリ感もあり。
家で食べるならこれでじゅうぶんにうまいです。

というか僕、今日の朝ごはん、上の3粒でご飯一膳いってしまいました。
味が濃いのでね。
もちろん酒のつまみにも最高!


容器に残った醤油も、もちろん宝。
捨てるなんてことはせず、もやし炒めなどの味付けに使いましょうね。

あ、あと、気になった方は本家のお店にもぜひ行ってみてくださいね。
ていうか、Kei楽の看板メニューはレバニラだし、超〜絶品なので!


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