【021】手抜きワンタン
僕は、自分内点心ランキングにおいて、1位は世間的に最もメジャーな「ギョウザ」ではなく「シュウマイ」であるというスタンスをとっています。
ではギョウザは2位なのか? 否。
ギョウザは3位です。
2位? 「ワンタン」です。
ワンタンは美味しい。
街の中華屋でメニューを眺めた時の、「ワンタン麺」も好きだけど、さらにシンプルな「ワンタン」という存在の好ましさ。
家で作るのも簡単です。
シュウマイのように一生懸命包んで蒸しあげなくても、ギョウザのように焼き加減に気をつけなくても、かな〜りラフにやって大丈夫。
なのでたまに自分でも作るんですが、ふと「これ、もっと簡単に作れないだろうか? 」と思いました。
普段ひき肉を切らさず買い置いているわけではないので、基本常備している豚コマを細切れにしていくところから始めるわけですが、ふと「これ、ミンチにする必要あるんだろうか?」と思いました。
試してみたら、何の問題もありませんでした。
■材料
・豚コマ(好きなだけ)
・ワンタンの皮
・醤油
・酒
・お好きなスープ
■作り方
■1 豚コマに醤油と酒を適量もみこむ。
目分量で。
■2 市販のワンタンの皮に、豚肉を一切れずつ乗せる。
■3 包む。
皮の片方をちょっと水で濡らして、適当な形に包みます。
「きれいなひだを作らなきゃ」とか、めんどうなことは意識せず、ただぎゅって包めば大丈夫です。
中身、肉だけ。
もはやうまそう。
ちなみにこの作り方唯一のデメリットは、ひき肉の餡と違い中身の量の微調整がきかないので皮が余りがちというところなのですが、ワンタンって別に中身が入ってなくても美味しいので、このように、
餡なしの皮もぎゅっとやってそのまま使ってしまいましょう。
中身なしの場合は、形なんかさっきよりもいい加減で大丈夫。
水に濡れた手でただ握り込むくらいの感覚でいいと思います。
■5 中華スープで茹でる。
お好きな中華スープを煮立たせてワンタンをポチャポチャと投入し、「火が通ったに違いない」と虫の知らせがあるまで、グツグツ茹でていきましょう。
ちなみに僕の定番手抜きスープは、熱湯にネギ、創味シャンタンDX、醤油、味の素をそれぞれ目分量で入れるだけ。
これもそれです。
っていうか、うまそ〜!
■6 完成。
できあがりです。
道中あんなに手抜きをしたとは思えない、トロトロの皮に包まれた豚肉の、完璧な美味しさ!
ミンチにしてないので肉々しさがダイレクトに感じられ、とはいえ食べづらさは全然ありません。
むしろこの方がうまいのでは?
ギョウザと違って、シュウマイやワンタンって肉々しくてなんぼだと思ってるので、中身によけいな野菜とかも入れない方が正解な気がします。
こんなに安上がりで満足度の高いメニューはなかなかないぜ!
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