【003】手抜き手打ちうどん

“自宅で手打ちうどん”と聞くと、相当時間の余っているお父さんの趣味みたいなイメージになりがちですが、極限まで手を抜くと、実はめちゃくちゃ気軽にできます。

生地を袋に入れて足で踏んだりとか、何度も寝かせたりとかの必要もありません。
なんなら、出社前の朝の小一時間でもできます。
現に今日も打って朝ご飯に食べてきました。

こだわっている人が見たら憤慨してしまいそうなレシピですが、気軽にそれっぽいものを食べたい人は試してみてください。
実際、一応ちゃんと美味しいし。

■材料(2人前)

・小麦粉(薄力粉)(200g)
・塩(10g)
・水(90g)

これだけです!

本来うどんには中力粉や専用のものを使うのがいいらしいんですが、一番身近で扱いやすい薄力粉でやっちゃいます。
ちゃんと形になるんで大丈夫です。

上の材料を全部ボールに入れて下さい。

「こんなに塩入れるの?」って不安になるかもしれませんが、塩分は茹でる時にほとんどお湯の方に出てってしまうので安心して下さい。

途中まではピザの時とほとんど同じなんですが、サーッと菜箸かなんかで混ぜていくと、すぐ全体がポロポロになってきます。

そうしたら手でこねながらひとまとまりにして下さい。

ここまで、慣れれば3分もかからないと思います。

こうなったら、ぴっちりラップして1時間くらい放置して下さい。
この1時間だけは省けないんで、我慢して待って下さい。

うどん作りの行程には、本来数度の寝かせ行程が必要で、時間ももっとかけた方がいいっぽいんですが、今回の作り方ではここ1回だけなんで、勘弁して下さい。

1時間後に触ってみると、粉に水が回って、驚くほどもっちりしていると思います。
そしたら何度か折り畳んでは体重をかけ、折り畳んでは体重をかけ、2、3分かな?もういいだろってあたりで丸い形にまとめます。

今度はまな板に打ち粉(片栗粉/分量外)をよく振って、延ばしていきましょう。
途中までは、これまたピザの時と同じように、手で広げていった方が効率がいいでしょう。

これね。

ある程度広がったら麺棒を使いましょう。
麺棒は百均とかでも売ってるんじゃないかな?

まな板ギリギリまで広がったら生地の上にも打ち粉をよく振って折曲げ、四層くらいになればオーケーです。

横から見るとこう。

そしたら切っていきます。

茹でるとけっこう太くなるので、「なるべく細く」を意識した方がいいと思います。
まぁ、できてないけどね。

これで完成!

良くほぐしながらたっぷりのお湯で茹でて下さい。
茹で時間は様子を見ながら、7、8分とか、なんならそれ以上とか、長めの方がいいです。
芯まで火が通るのに割と時間がかかるので。


市販品と比べるとだいぶ不格好ですが、当然のように小麦の味がしっかりとするし、自分で打った打ち立てなのでそりゃうまいですよ。

それに正真正銘この材料しか使ってないので、とっても安上がり!

■おまけ

最近お気に入りの食べ方は、「冷やし豆乳豚キムチうどん」です。

めんつゆか白だしを通常のかけつゆの倍率よりも薄味になるよう豆乳で延ばし、茹でたうどんを入れ、ごま油で炒めた豚肉とキムチを乗せるだけ。

といいつつ、豚肉を切らしてて写真は牛肉なんですけど、こちらもまたうまいです。
見た目的に、出来れば小ネギなどの青物を散らしたいところですね。

ラー油を足すとヤバさが倍増。


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