参列

人生の答えあわせ、いつ?というような話をしたことがあるが、今日結婚式に行って、これが答えあわせなのかもしれないと思った。

結婚式でのアウトプットというのは、日ごろの人間関係のアウトプットの総集である。コミュニケーションをインプットしてきた「親族」と、今まで自分が重要だと考えたコミュニケーションのアウトプットが集積された「友人」という存在、自分が選んだ職場の「同僚」に囲まれながら、自分たちが選び、構成を練ったプログラムを進行し、然るべき人物にもスピーチを依頼し、そして言葉でも自らの所感・信念を述べる。

そして、結婚式は今まで生きてきた中のどの決断よりも厳格であり、披露宴は生い立ちから現在までの人生を辿る構成となっている。

あたりまえのことであるが、特に披露宴はもろ人生の答え合わせであり、自信を持って人にみせることができる人生を歩んでいるかいないかで、披露宴でのコンテンツの量が明確に変わるだろう。

また、ある意味、親にとっても人生の答え合わせである。自分の息子が誇らしく思えるかどうかは、新郎新婦の友人、娘息子の(人生≒結婚式、披露宴の)オーガナイザーとしての身振り、口ぶりで、明らかになる。

日ごろ、自分がやっていることの延長線上に結婚式の満足度がある。そして結婚式の満足度というのは、ある種の通過点にすぎないが、儀式的で、人間としての豊かさ、神秘さ、尊さを感じられる機会である。結局のところ何が言いたいかと言えば、結婚式というのは尊いものであり、そしてその尊さは突然拵えたものではなく、それまでの日々が形を変えて現れたものにすぎない。ゆえに、毎日を正直に、素直に、自分のするべきだと思ったことをし、優しく、恥ずかしいことをせず、まじめに続けていくことが、豊かさに通ずる。

箇条書きで

・人間の豊かさってなんだ?という問題意識
・豊かに生きたいという前提からスタート

以下、本日の気づき

①結婚式でものすごい豊かな感覚を得ることができる
②結婚式の豊かさが大きいということは、結婚式の満足度が高いということである
③結婚式というプロジェクトは、それまでの人生というプロジェクトの縮図である

③⇒
④結婚式の満足度を高めるには、人生の満足度を高める必要がある。

⑤逆に、どのような結婚式が満足度が高いかということを考えると、人生の指針が見えてくる。
⑥私にとっての満足度は、結婚式が、正直で、素直で、自分のするべきだと思ったことをし、優しく、どこに見せても恥ずかしくなく、まじめであるということに満ちているということ等が重要だという気付きを得た。

②③④⑥⇒
⑦豊かでいるためには、正直で、素直で、自分のするべきだと思ったことをし、優しく、どこに見せても恥ずかしくなく、まじめである、ということ等を心がけて生きることが必要がある。



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